実家が厚木市にあるものの遠方に住んでいて、空き家の管理に困っている——そんな相談が年々増えています。空き家は放置するほど倒壊や不法侵入のリスクが高まり、近隣トラブルの原因にもなりかねません。
とはいえ、いざ解体工事を検討しても「厚木市でも補助金は使えるのか」「費用がどれくらいかかるのか」という不安を抱える方がほとんどではないでしょうか。
この記事では、厚木市で解体工事を依頼できるおすすめ業者7選に加え、上限50万円まで使える厚木市の解体補助金の仕組みと対象条件、見落としがちな法的手続きまで、実家じまいを控えた方向けにまとめて解説します。
この記事のポイント
- 厚木市の木造解体の実勢坪単価は約33,567円(変動幅26,586〜48,200円)が目安
- 厚木市の解体補助金(老朽空き家解体工事補助金)は補助率1/2・上限50万円
- 対象は「国の不良度評点100点以上」または「昭和56年5月31日以前築+市の老朽度評点100点以上」のどちらかを満たす空き家
- 解体するだけでなく、「空き家を買って耐震改修する人」向けの別の補助金(上限90万円)も用意されている
実家じまいならこの順番で進めるのがおすすめです
- 厚木市住宅課に問い合わせ、対象となる評点基準を満たすか確認する
- 解体せず売却する場合の査定額も調べておく
- 3社以上から解体の見積もりを取り、相場と内訳を比較する
- 税制優遇(3,000万円特別控除など)の適用要件と期限を確認する
- 補助金の交付決定を受けてから契約・着工する
厚木市の解体業者 比較早見表
| サービス名 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| 解体無料見積ガイド | 一括見積もり | 2011年運営開始の老舗サービス |
| 解体工事110番 | 一括見積もり | 比較のプロが選んで紹介 |
| 解体工事一括net | 一括見積もり | 複数業者へ一括で見積もり依頼が可能 |
| 解体工事比較ナビ | 一括見積もり | 比較しやすいポータル画面 |
| 解体の窓口 | 一括見積もり | 東証グロース上場企業運営 |
| 解体相談所 | 一括見積もり | ポータル型、比較がしやすい |
| 富国産業株式会社 | 直接依頼 | 厚木市の地元業者 |
【7選】厚木市の解体工事業者を徹底比較
まずは複数社を比較したい方向け|一括見積もりサービス6選
1. 解体無料見積ガイド

2011年から運営を続ける老舗サービスです。公式サイトでは「累計契約成立件数No.1」と案内されています。全国1,000社以上の中から独自審査をクリアした優良業者のみを紹介しており、地域の相場感を把握するのに役立ちます。
| 運営会社 | 一般社団法人あんしん解体業者認定協会 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(厚木市含む) |
| 特徴 | 2011年運営開始の老舗サービス、補助金申請サポート無償 |
2. 解体工事110番

条件に合った解体業者を、比較のプロが選んで紹介してくれるサービスです。24時間365日受付対応なので、急いで見積もりを取りたい方にも向いています。
| 運営会社 | シェアリングテクノロジー株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(厚木市含む) |
| 特徴 | 比較のプロが選んで紹介、24時間365日受付 |
3. 解体工事一括net

複数の解体業者へ同時に見積もり依頼ができる比較サービスです。一度の依頼で複数社の相場を把握でき、業者ごとに個別連絡する手間を省けます。
| 運営会社 | サンライフ株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(厚木市含む) |
| 特徴 | 複数業者へ一括で見積もり依頼が可能 |
4. 解体工事比較ナビ

見積もり内容を比較しながら業者を選べるポータルサイトです。比較画面がシンプルなので、初めて解体業者を探す方でも検討しやすい設計になっています。
| 運営会社 | 株式会社サフタ |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(厚木市含む) |
| 特徴 | 比較しやすいポータル画面 |
5. 解体の窓口

東証グロース市場に上場するバリュークリエーション株式会社が運営するマッチングサービスです。全国2.2万人以上の利用実績があり、解体後の土地活用や売却まで一貫してサポートしてもらえるのが強みです。
| 運営会社 | バリュークリエーション株式会社(東証グロース上場) |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(厚木市含む) |
| 特徴 | 利用実績2.2万人超、解体後の土地活用まで対応 |
6. 解体相談所

複数の解体業者へ一度に見積もり依頼・比較ができるポータルサイトです。シンプルな比較画面で、初めて解体工事を検討する方でも直感的に使えます。
| 運営会社 | madoguchi株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(厚木市含む) |
| 特徴 | シンプルな比較画面、複数業者へ一度に依頼可能 |
地元業者に直接依頼したい方向け|厚木市の解体会社
7. 富国産業株式会社
厚木市上依知に本社を構える地元業者で、家屋建物・各種建築物の解体工事から一般土木工事、産業廃棄物収集運搬処理まで幅広く手掛けています。神奈川県だけでなく東京都の産業廃棄物収集運搬業許可も取得しており、広域での廃棄物処理体制が整っているのが特徴です。
| 所在地 | 神奈川県厚木市上依知270-10 |
|---|---|
| 電話番号 | 046-245-3968 |
| 特徴 | 建設業許可(神奈川県知事許可(般-24)第60648号)、家屋建物解体〜産業廃棄物収集運搬まで自社対応 |
厚木市の解体工事費用相場
厚木市の実勢坪単価(解体無料見積ガイドの実績データ)
一般的な相場表ではなく、厚木市で実際に行われた解体工事の実績データを見てみましょう。
| 建物構造・工事種別 | 坪単価(実勢価格) | 現場状況による変動幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 33,567円 | 26,586円〜48,200円 |
| 鉄骨造 | 33,197円 | 29,040円〜38,000円 |
| RC造 | 79,292円 | 65,967円〜109,689円 |
| 内装解体 | 32,283円 | 21,425円〜41,212円 |

例えば木造30坪の住宅を解体する場合、本体工事費の目安は100万7,010円です。実際の総額は、残置ゴミ・樹木・ブロック塀などの撤去を含む付帯工事費が加わることで変わってくるため、複数社から見積もりを取って比較することをおすすめします。
厚木市で使える解体工事の補助金・助成金
厚木市には「老朽空き家解体工事補助金」という制度があり、解体工事費の1/2(上限50万円)が交付されます。市内業者限定の指定はありません。
対象になるかは「2つの経路」のどちらかで判定される
- 経路1:国が定める住宅の不良度の測定基準で評点100点以上
- 経路2:昭和56年5月31日以前に建築され、かつ市が定める空き家の老朽度の測定基準で評点100点以上
- 共通条件:1年以上空き家になっている市内の戸建て住宅であること
- 補助額の計算:解体工事費が100万円以上なら一律50万円、100万円未満ならその1/2(千円未満切り捨て)
築年数だけで判定する都市が多いなか、厚木市は「国の基準」と「市独自の基準+築年数」という2つの経路のどちらかを満たせば対象になる点が特徴です。どちらの評点に該当するかは、住宅課が公開している判定基準の資料で確認するか、窓口に相談するのが確実です。また厚木市には解体とは別に、「要耐震改修空き家取得事業補助金」という制度もあり、旧耐震基準の空き家を購入して耐震改修し居住する人には基本50万円(市外転入・親子近居・40歳未満・中学生以下の子ありの各条件で10万円ずつ加算、最大90万円)が交付されます。解体して更地にする以外に、耐震改修して住んでもらう買い手を探すという選択肢もあることは覚えておくとよいでしょう。制度の最新状況は厚木市 都市みらい部住宅課(046-225-2330)へご確認ください(参照:厚木市公式サイト「老朽空き家解体工事補助金」)。

業者選び以前に知っておきたい2つの法的手続き
アスベスト事前調査の掲示義務
2022年の法改正により、解体工事を行う際は石綿(アスベスト)の有無にかかわらず事前調査が義務付けられています。厚木市でも、元請業者は調査結果を現場に掲示し、届出時に石綿有無を報告する必要があります。この手続きを省略する業者は法令違反の可能性があるため注意してください。
特定建設作業の届出
騒音規制法・振動規制法などで定める「特定建設作業」に該当する解体工事では、原則として作業開始日の7日前までに市への届出が必要です。届出は業者が行うのが一般的ですが、近隣への説明が不十分だとトラブルの原因になります。契約前に「近隣挨拶をいつ・誰が行うか」「重機の搬入経路」を確認しておきましょう。
実家じまいを考えるなら知っておきたい「解体後」の話
解体工事は「壊して終わり」ではありません。実家じまいを見据えるなら、次の2点も押さえておく必要があります。
固定資産税が上がる可能性がある
建物を解体して更地にすると、住宅用地の軽減特例(200㎡までの部分は課税標準が評価額の1/6、200㎡を超える部分は1/3に軽減される制度)が適用されなくなります。解体すると原則としてこの特例が外れ、土地の固定資産税・都市計画税が上がる可能性があります。実際の税額は土地の評価額や面積、負担調整措置などによって異なるため、一概に「何倍になる」とは言えません。売却や活用の予定が固まっていない場合は、解体のタイミングを慎重に検討しましょう。
相続空き家の3,000万円特別控除
相続した空き家を売却する場合、一定の要件を満たせば譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例があります。ただし2024年以降の譲渡で相続人が3人以上の場合は最高2,000万円になります。適用には「相続開始の日から3年を経過する日の属する年の12月31日まで」という期限があるため、解体・売却のスケジュールは早めに逆算しておくことが重要です。補助金の対象になるかどうかとあわせて、早めにスケジュールを組み立てておきましょう。

業者選びの最終チェックリスト
比較サービスや業者一覧を見た上で、最後に契約前に確認すべき5つのポイントです。
- 建設業許可または解体工事業登録の有無:無許可・無登録の業者は法律違反です。国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で登録番号を照合しましょう。
- 見積書に内訳が明記されているか:「一式」とだけ記載された見積書は要注意です。仮設工事費・解体工事費・廃棄物処理費・付帯工事費が項目ごとに分かれているかを確認しましょう。
- 産業廃棄物のマニフェストを発行しているか:発行に応じない業者は不法投棄のリスクがあるため避けたほうが無難です。
- 損害賠償保険に加入しているか:重機作業中に隣家を傷つけるなどのトラブルは珍しくありません。工事賠償責任保険への加入有無は契約前に必ず確認してください。
- 補助金の交付決定前に着工していないか:厚木市の補助金は交付決定前の着工が対象外になるケースが一般的です。業者と契約するタイミングも必ず窓口に確認しましょう。
厚木市の解体工事の流れ

- 業者選定・現地調査・見積もり比較
- 補助金の事前相談・交付申請(市への届出も含む)
- ライフライン停止・近隣挨拶・残置物撤去
- 足場養生→内装・屋根解体→本体解体→基礎撤去
- 清掃・整地・建物滅失登記(解体後1ヶ月以内に法務局へ申請義務あり)
解体前に家財道具が残っている場合
解体業者によっては残置物撤去も対応してもらえますが、別途費用がかかることが多く、量が多いと解体費用より高くつくこともあります。先に不用品だけ片付けておきたい場合は、不用品回収専門の一括見積もりサービスを使うと比較検討がしやすくなります。

| サービス名 | 不用品回収無料一括見積もり「ぽいみつ」 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(厚木市含む) |
| 特徴 | 不用品回収・空き家片付け・遺品整理・ゴミ屋敷清掃の一括見積もりに対応、利用は完全無料 |
よくある質問
Q. 厚木市の解体補助金はどんな空き家でも使えますか?
いいえ。1年以上空き家であることに加え、「国の不良度評点100点以上」または「昭和56年5月31日以前築+市の老朽度評点100点以上」のいずれかを満たす必要があります。
Q. 評点はどうやって確認すればいいですか?
厚木市が公開している「住宅の不良度の測定基準」「空き家の老朽度の測定基準」の資料で確認できます。判断が難しい場合は住宅課に直接相談しましょう。
Q. 相見積もりは何社くらい取るべきですか?
3社程度を目安に比較すると、極端な高額請求や不当な低価格を見抜きやすくなります。補助金の上限が50万円であることを踏まえ、総額を早めに把握しておきましょう。
Q. 建物滅失登記は自分でもできますか?
可能です。ただし、業者から交付される「建物滅失証明書」が必要になるため、工事完了後に必ず受け取っておきましょう。
まとめ
厚木市の解体工事は、国基準または市基準のいずれかを満たす老朽空き家であれば上限50万円の補助金が使えるのが特徴です。自分のケースが対象になるか早めに確認しながら、複数の一括見積もりサービスや地元業者への直接依頼も含めて比較検討することが、費用を抑えながら納得のいく実家じまいにつながります。
