神奈川県相模原市に実家を持ちながら遠方に暮らしていて、空き家の管理に頭を抱えている——そんな相談が年々増えています。空き家は放置するほど倒壊や不法侵入のリスクが高まり、近隣トラブルの原因にもなりかねません。
とはいえ、いざ解体工事を検討しても「相模原市でも補助金は使えるのか」「費用がどれくらいかかるのか」という不安を抱える方がほとんどではないでしょうか。
この記事では、相模原市で解体工事を依頼できるおすすめ業者7選に加え、築年数と状態の両方に条件がある相模原市独自の空き家解体補助金の仕組みと、見落としがちな法的手続きまで、実家じまいを控えた方向けにまとめて解説します。
この記事のポイント
- 相模原市の木造解体の実勢坪単価は約35,381円(変動幅32,128〜37,033円)が目安
- 相模原市の補助金「危険な老朽空き家等除却費補助金」は補助率1/2・上限50万円(世帯全員非課税の場合は80万円)
- 対象は2000年5月31日以前建築確認の空き家で、外観目視判定100点以上または未接道が条件
- 申請スケジュールは事前調査申込が10月末、交付申請が11月末と年内に集中
実家じまいならこの順番で進めるのがおすすめです
- 空き家が補助金の対象要件(築年数・老朽度・接道状況)を満たすか相模原市に確認する
- 解体せず売却する場合の査定額も調べておく
- 3社程度から解体の見積もりを取る
- 税制優遇(3,000万円特別控除など)の適用要件と期限を確認する
- 解体するか、現状のまま売却するかを決める
相模原市の解体業者 比較早見表
| サービス名 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| 解体無料見積ガイド | 一括見積もり | 2011年運営開始の老舗サービス |
| 解体工事110番 | 一括見積もり | 比較のプロが選んで紹介 |
| 解体工事一括net | 一括見積もり | 複数業者へ一括で見積もり依頼が可能 |
| 解体工事比較ナビ | 一括見積もり | 比較しやすいポータル画面 |
| 解体の窓口 | 一括見積もり | 東証グロース上場企業運営 |
| 解体相談所 | 一括見積もり | ポータル型、比較がしやすい |
| 株式会社プラスト | 直接依頼 | 相模原市中央区の地元業者、2016年創業 |
【7選】相模原市の解体工事業者を徹底比較
まずは複数社を比較したい方向け|一括見積もりサービス6選
1. 解体無料見積ガイド

2011年から運営を続ける老舗サービスです。公式サイトでは「累計契約成立件数No.1」と案内されています。全国1,000社以上の中から独自審査をクリアした優良業者のみを紹介しており、補助金申請のサポートも無償で受けられます。
| 運営会社 | 一般社団法人あんしん解体業者認定協会 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(相模原市含む) |
| 特徴 | 2011年運営開始の老舗サービス、補助金申請サポート無償 |
2. 解体工事110番

条件に合った解体業者を、比較のプロが選んで紹介してくれるサービスです。24時間365日受付対応なので、急いで見積もりを取りたい方にも向いています。
| 運営会社 | シェアリングテクノロジー株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(相模原市含む) |
| 特徴 | 比較のプロが選んで紹介、24時間365日受付 |
3. 解体工事一括net

複数の解体業者へ同時に見積もり依頼ができる比較サービスです。一度の依頼で複数社の相場を把握でき、業者ごとに個別連絡する手間を省けます。
| 運営会社 | サンライフ株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(相模原市含む) |
| 特徴 | 複数業者へ一括で見積もり依頼が可能 |
4. 解体工事比較ナビ

見積もり内容を比較しながら業者を選べるポータルサイトです。比較画面がシンプルなので、初めて解体業者を探す方でも検討しやすい設計になっています。
| 運営会社 | 株式会社サフタ |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(相模原市含む) |
| 特徴 | 比較しやすいポータル画面 |
5. 解体の窓口

東証グロース市場に上場するバリュークリエーション株式会社が運営するマッチングサービスです。全国2.2万人以上の利用実績があり、解体後の土地活用や売却まで一貫してサポートしてもらえるのが強みです。
| 運営会社 | バリュークリエーション株式会社(東証グロース上場) |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(相模原市含む) |
| 特徴 | 利用実績2.2万人超、解体後の土地活用まで対応 |
6. 解体相談所

複数の解体業者へ一度に見積もり依頼・比較ができるポータルサイトです。シンプルな比較画面で、初めて解体工事を検討する方でも直感的に使えます。
| 運営会社 | madoguchi株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(相模原市含む) |
| 特徴 | シンプルな比較画面、複数業者へ一度に依頼可能 |
地元業者に直接依頼したい方向け|相模原市の解体会社
7. 株式会社プラスト
相模原市中央区鹿沼台に本社を構える地元業者で、2016年の創業以来、解体工事と残置物撤去を中心に手掛けています。一般建設業許可(神奈川県知事許可)を取得しており、神奈川・東京・埼玉を主要エリアとして対応しています。産業廃棄物収集運搬業許可も神奈川・東京・千葉・静岡・山梨・埼玉の6都県で取得済みで、電子マニフェストにも対応しています。
| 所在地 | 神奈川県相模原市中央区鹿沼台1-15-9 センチュリー鹿沼1201 |
|---|---|
| 電話番号 | 042-719-5581 |
| 特徴 | 建設業許可(神奈川県知事許可(般-5)第90847号)、産業廃棄物収集運搬業許可(神奈川・東京など6都県)、電子マニフェスト対応 |
相模原市の解体工事費用相場
相模原市の実勢坪単価(解体無料見積ガイドの実績データ)
一般的な相場表ではなく、相模原市で実際に行われた解体工事の実績データを見てみましょう。
| 建物構造・工事種別 | 坪単価(実勢価格) | 現場状況による変動幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 35,381円 | 32,128円〜37,033円 |
| 鉄骨造 | 40,975円 | 38,313円〜38,313円 |
| RC造 | 87,746円 | 65,000円〜120,000円 |
| 内装解体 | 42,431円 | 15,000円〜80,000円 |
※出典:解体無料見積ガイド「神奈川県相模原市の解体費用相場」
例えば木造30坪の住宅を解体する場合、本体工事費の目安は106万1,430円です。加えて、残置ゴミ・樹木・ブロック塀などの撤去を含む付帯工事費は平均31万5,803円かかったというデータもあります。複数社から見積もりを取って比較することで、費用を抑えられる可能性があります。
相模原市で使える解体工事の補助金・助成金
相模原市には「危険な老朽空き家等除却費補助金」という制度があり、老朽化した空き家の解体工事に対して費用の1/2・最大50万円(世帯全員が非課税の場合は80万円)の補助が受けられます。ただし、対象となるのは一定の築年数と老朽度の要件を両方満たす空き家に限られます。
相模原市 危険な老朽空き家等除却費補助金
- 補助率・上限:補助対象経費の1/2、または床面積×標準除却費(木造36,000円/㎡・非木造51,000円/㎡)のいずれか低い額。上限は50万円(世帯全員が市民税非課税の場合は80万円)
- 対象となる空き家:平成12年5月31日(2000年5月31日)以前に建築確認済証を取得した空き家が対象。さらに、①外観目視判定で100点以上の老朽空家等、または②建築基準法第43条に定める接道要件を満たさない未接道空家等のいずれかに該当することが必要
- 申請スケジュール:事前調査申込は10月末まで、交付申請は11月末まで。年内に手続きが集中するため、早めの問い合わせが不可欠
- 手続きの流れ:事前調査の申込→市による現地調査→交付申請→工事着手→工事完了・実績報告→補助金交付
この制度で特に注意したいのは、築年数(2000年5月31日以前)と老朽度(100点以上)の両方を満たす必要がある点です。築年数が古くても、外観目視判定で100点に届かない場合は対象外になります。また、補助額の計算式が「工事費の1/2」と「床面積×単価」のいずれか低い方となるため、実際に受け取れる金額は現地確認後でなければ確定しません。事前に市の担当窓口(相模原市 都市建設局 住宅課)へ相談することをおすすめします。

業者選び以前に知っておきたい2つの法的手続き
アスベスト事前調査の掲示義務
2022年の法改正により、解体工事を行う際は石綿(アスベスト)の有無にかかわらず事前調査が義務付けられています。相模原市でも、元請業者は調査結果を現場に掲示し、届出時に石綿有無を報告する必要があります。この手続きを省略する業者は法令違反の可能性があるため注意してください。
特定建設作業の届出
騒音規制法・振動規制法などで定める「特定建設作業」に該当する解体工事では、原則として作業開始日の7日前までに市への届出が必要です。届出は業者が行うのが一般的ですが、近隣への説明が不十分だとトラブルの原因になります。契約前に「近隣挨拶をいつ・誰が行うか」「重機の搬入経路」を確認しておきましょう。
実家じまいを考えるなら知っておきたい「解体後」の話
解体工事は「壊して終わり」ではありません。実家じまいを見据えるなら、次の2点も押さえておく必要があります。
固定資産税が上がる可能性がある
建物を解体して更地にすると、住宅用地の軽減特例(200㎡までの部分は課税標準が評価額の1/6、200㎡を超える部分は1/3に軽減される制度)が適用されなくなります。解体すると原則としてこの特例が外れ、土地の固定資産税・都市計画税が上がる可能性があります。実際の税額は土地の評価額や面積、負担調整措置などによって異なるため、一概に「何倍になる」とは言えません。売却や活用の予定が固まっていない場合は、解体のタイミングを慎重に検討しましょう。
相続空き家の3,000万円特別控除
相続した空き家を売却する場合、一定の要件を満たせば譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例があります。ただし2024年以降の譲渡で相続人が3人以上の場合は最高2,000万円になります。適用には「相続開始の日から3年を経過する日の属する年の12月31日まで」という期限があるため、解体・売却のスケジュールは早めに逆算しておくことが重要です。

業者選びの最終チェックリスト
比較サービスや業者一覧を見た上で、最後に契約前に確認すべき5つのポイントです。
- 建設業許可または解体工事業登録の有無:無許可・無登録の業者は法律違反です。国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で登録番号を照合しましょう。
- 見積書に内訳が明記されているか:「一式」とだけ記載された見積書は要注意です。仮設工事費・解体工事費・廃棄物処理費・付帯工事費が項目ごとに分かれているかを確認しましょう。
- 産業廃棄物のマニフェストを発行しているか:発行に応じない業者は不法投棄のリスクがあるため避けたほうが無難です。
- 損害賠償保険に加入しているか:重機作業中に隣家を傷つけるなどのトラブルは珍しくありません。工事賠償責任保険への加入有無は契約前に必ず確認してください。
- 補助金を使う場合は対象要件を満たすか:相模原市の補助金は築年数(2000年5月31日以前)と老朽度(100点以上)または未接道という条件が重なります。事前に市窓口で確認しましょう。
相模原市の解体工事の流れ

- 業者選定・現地調査・見積もり比較
- 契約・自治体への届出(特定建設作業届、石綿事前調査結果の報告)
- ライフライン停止・近隣挨拶・残置物撤去
- 足場養生→内装・屋根解体→本体解体→基礎撤去
- 清掃・整地・建物滅失登記(解体後1ヶ月以内に法務局へ申請義務あり)
解体前に家財道具が残っている場合
解体業者によっては残置物撤去も対応してもらえますが、別途費用がかかることが多く、量が多いと解体費用より高くつくこともあります。先に不用品だけ片付けておきたい場合は、不用品回収専門の一括見積もりサービスを使うと比較検討がしやすくなります。

| サービス名 | 不用品回収無料一括見積もり「ぽいみつ」 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(相模原市含む) |
| 特徴 | 不用品回収・空き家片付け・遺品整理・ゴミ屋敷清掃の一括見積もりに対応、利用は完全無料 |
よくある質問
Q. 相模原市の補助金はどんな空き家でも使えますか?
いいえ。「危険な老朽空き家等除却費補助金」の対象は、2000年5月31日以前に建築確認を受けた空き家で、かつ外観目視判定で100点以上の老朽状態または未接道という条件を満たすものに限られます。まず相模原市住宅課へ問い合わせ、要件を確認しましょう。
Q. 補助額の上限はいくらですか?
原則50万円ですが、申請者の世帯全員が市民税非課税の場合は80万円に引き上げられます。ただし、補助額は「工事費の1/2」と「床面積×標準除却費(木造36,000円/㎡・非木造51,000円/㎡)のいずれか低い額」で算出されるため、事前に概算を確認しておきましょう。
Q. 相見積もりは何社くらい取るべきですか?
3社程度を目安に比較すると、極端な高額請求や不当な低価格を見抜きやすくなります。
Q. 建物滅失登記は自分でもできますか?
可能です。ただし、業者から交付される「建物滅失証明書」が必要になるため、工事完了後に必ず受け取っておきましょう。
まとめ
相模原市の解体工事は、「危険な老朽空き家等除却費補助金」(補助率1/2・上限50万円、非課税世帯は80万円)という制度が用意されています。ただし、対象は2000年5月31日以前築かつ外観目視判定100点以上または未接道という条件を満たす空き家に限られます。また申請スケジュールは事前調査申込が10月末・交付申請が11月末と年内に集中するため、早めに市窓口へ相談することが重要です。複数の一括見積もりサービスで相場を把握し、地元業者への直接依頼も含めて比較検討してみてください。
