実家を相続したものの鳥取市外に住んでいて、管理が難しい——そんな悩みを抱える方が増えています。空き家は放置するほど倒壊や不法侵入のリスクが高まり、近隣トラブルの原因にもなりかねません。
とはいえ、いざ解体工事を検討しても「鳥取市はどんな補助金が使えるのか」「費用がいくらかかるか不安」という方がほとんどではないでしょうか。
この記事では、鳥取市で解体工事を依頼できるおすすめ業者7選に加え、除却工事費と残置物処分費が別枠で補助される鳥取市独自の制度と、見落としがちな注意点まで、実家じまいを控えた方向けにまとめて解説します。
この記事のポイント
- 鳥取市の木造解体の実勢坪単価は約38,820円(変動幅28,824〜75,000円)が目安
- 鳥取市独自の補助金「空家等除却事業」は除却工事費(1/2・上限60万円)と残置物処分費(1/2・上限20万円)の合計で最大80万円
- 対象は「特定空家等」として法に基づく指導・勧告を受けた木造・軽量鉄骨造の建物に限られ、RC造・重量鉄骨造は対象外
- 先着順・定員15件のため、活用したい場合は早めの相談が必須
実家じまいならこの順番で進めるのがおすすめです
- 鳥取市の担当窓口に相談し、対象要件(特定空家等の指定状況・構造)を満たすか確認する
- 解体せず売却する場合の査定額も調べておく
- 3社程度から解体の見積もりを取る
- 定員枠の状況を確認し、交付決定を待ってから工事契約・着工する
- 解体するか、現状のまま売却するかを決める
鳥取市の解体業者 比較早見表
| サービス名 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| 解体無料見積ガイド | 一括見積もり | 2011年運営開始の老舗サービス |
| 解体工事110番 | 一括見積もり | 比較のプロが選んで紹介 |
| 解体工事一括net | 一括見積もり | 複数業者へ一括で見積もり依頼が可能 |
| 解体工事比較ナビ | 一括見積もり | 比較しやすいポータル画面 |
| 解体の窓口 | 一括見積もり | 東証グロース上場企業運営 |
| 解体相談所 | 一括見積もり | ポータル型、比較がしやすい |
| 有限会社カワケン工業 | 直接依頼 | 鳥取市の地元業者、一般住宅解体に強み |
【7選】鳥取市の解体工事業者を徹底比較
まずは複数社を比較したい方向け|一括見積もりサービス6選
1. 解体無料見積ガイド

2011年から運営を続ける老舗サービスです。公式サイトでは「累計契約成立件数No.1」と案内されています。全国1,000社以上の中から独自審査をクリアした優良業者のみを紹介しており、補助金申請のサポートも無償で受けられます。
| 運営会社 | 一般社団法人あんしん解体業者認定協会 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(鳥取市含む) |
| 特徴 | 2011年運営開始の老舗サービス、補助金申請サポート無償 |
2. 解体工事110番

条件に合った解体業者を、比較のプロが選んで紹介してくれるサービスです。24時間365日受付対応なので、急いで見積もりを取りたい方にも向いています。
| 運営会社 | シェアリングテクノロジー株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(鳥取市含む) |
| 特徴 | 比較のプロが選んで紹介、24時間365日受付 |
3. 解体工事一括net

複数の解体業者へ同時に見積もり依頼ができる比較サービスです。一度の依頼で複数社の相場を把握でき、業者ごとに個別連絡する手間を省けます。
| 運営会社 | サンライフ株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(鳥取市含む) |
| 特徴 | 複数業者へ一括で見積もり依頼が可能 |
4. 解体工事比較ナビ

見積もり内容を比較しながら業者を選べるポータルサイトです。比較画面がシンプルなので、初めて解体業者を探す方でも検討しやすい設計になっています。
| 運営会社 | 株式会社サフタ |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(鳥取市含む) |
| 特徴 | 比較しやすいポータル画面 |
5. 解体の窓口

東証グロース市場に上場するバリュークリエーション株式会社が運営するマッチングサービスです。全国2.2万人以上の利用実績があり、解体後の土地活用や売却まで一貫してサポートしてもらえるのが強みです。
| 運営会社 | バリュークリエーション株式会社(東証グロース上場) |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(鳥取市含む) |
| 特徴 | 利用実績2.2万人超、解体後の土地活用まで対応 |
6. 解体相談所

複数の解体業者へ一度に見積もり依頼・比較ができるポータルサイトです。シンプルな比較画面で、初めて解体工事を検討する方でも直感的に使えます。
| 運営会社 | madoguchi株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(鳥取市含む) |
| 特徴 | シンプルな比較画面、複数業者へ一度に依頼可能 |
地元業者に直接依頼したい方向け|鳥取市の解体会社
7. 有限会社カワケン工業
鳥取市千代水に本社を構える地元業者です。一般住宅を中心に解体工事を行っており、木造住宅の解体実績も豊富です。建設業許可を保有しており、鳥取市・兵庫県エリアで実績多数の地域密着型業者として相談しやすいのが特徴です。
| 所在地 | 鳥取市千代水1-50 |
|---|---|
| 電話番号 | 0857-23-3317 |
| 資本金 | 800万円 |
| 特徴 | 建設業許可(鳥取県知事許可・般-3・第5439号)を保有、一般住宅の解体に対応 |
鳥取市の解体工事費用相場
鳥取市の実勢坪単価(解体無料見積ガイドの実績データ)
一般的な相場表ではなく、鳥取市で実際に行われた解体工事の実績データを見てみましょう。
| 建物構造・工事種別 | 坪単価(実勢価格) | 現場状況による変動幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 38,820円 | 28,824円〜75,000円 |
| 鉄骨造 | 58,000円 | 26,000円〜90,000円 |
| RC造 | 62,795円 | データなし |
| 内装解体 | 24,115円 | データなし |
※出典:解体無料見積ガイド「鳥取県鳥取市の解体費用相場」(RC造・内装解体はサンプル数が単一のため変動幅データが公開されていません)

例えば木造30坪の住宅を解体する場合、本体工事費の目安は116万4,600円です。加えて、残置ゴミ・樹木・ブロック塀などの撤去を含む付帯工事費は平均25万1,000円かかったというデータもあります。複数社から見積もりを取って比較することで、費用を抑えられる可能性があります。
鳥取市で使える解体工事の補助金・助成金
鳥取市には「空家等除却事業」という独自の補助金があります。除却工事費と残置物処分費が別枠で補助される点が特徴で、対象となる空き家の要件が比較的厳格な点に注意が必要です。
鳥取市空家等除却事業
- 除却工事費:補助率1/2、上限60万円
- 残置物処分費:補助率1/2、上限20万円(合計最大80万円)
- 対象:「空家等対策の推進に関する特別措置法」第22条に規定する指導または勧告を受けた「特定空家等」のうち、木造または軽量鉄骨造で、延床面積の1/2以上が居住用、附属建物を含め全部除却が対象、国の基準により不良・危険性が高いと判定されたもの
- 申請者:所有者または相続人(共有の場合は全員の同意が必要)。市税等の滞納がないこと、不動産業を営む者でないこと
- 申請受付期間:2025年5月7日〜2026年1月30日(先着順、定員15件)
この制度で特に注意したいのは、対象がすでに「特定空家等」として法に基づく指導・勧告を受けた建物に限られる点です。単に古い空き家というだけでは対象にならず、市による正式な特定空家等の指定を受けている必要があります。また、木造・軽量鉄骨造に限定されており、RC造や重量鉄骨造は対象外です。先着順で定員15件という枠の小ささもあるため、活用を検討する場合は早めに鳥取市の担当窓口へ相談することをおすすめします(参照:鳥取市「空家等除却事業」関連情報)。

業者選び以前に知っておきたい2つの法的手続き
アスベスト事前調査の掲示義務
2022年の法改正により、解体工事を行う際は石綿(アスベスト)の有無にかかわらず事前調査が義務付けられています。鳥取市でも、元請業者は調査結果を現場に掲示し、届出時に石綿有無を報告する必要があります。この手続きを省略する業者は法令違反の可能性があるため注意してください。
特定建設作業の届出
騒音規制法・振動規制法などで定める「特定建設作業」に該当する解体工事では、原則として作業開始日の7日前までに市への届出が必要です。届出は業者が行うのが一般的ですが、近隣への説明が不十分だとトラブルの原因になります。契約前に「近隣挨拶をいつ・誰が行うか」「重機の搬入経路」を確認しておきましょう。
実家じまいを考えるなら知っておきたい「解体後」の話
解体工事は「壊して終わり」ではありません。実家じまいを見据えるなら、次の2点も押さえておく必要があります。
固定資産税が上がる可能性がある
建物を解体して更地にすると、住宅用地の軽減特例(200㎡までの部分は課税標準が評価額の1/6、200㎡を超える部分は1/3に軽減される制度)が適用されなくなります。解体すると原則としてこの特例が外れ、土地の固定資産税・都市計画税が上がる可能性があります。実際の税額は土地の評価額や面積、負担調整措置などによって異なるため、一概に「何倍になる」とは言えません。売却や活用の予定が固まっていない場合は、解体のタイミングを慎重に検討しましょう。
相続空き家の3,000万円特別控除
相続した空き家を売却する場合、一定の要件を満たせば譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例があります。ただし2024年以降の譲渡で相続人が3人以上の場合は最高2,000万円になります。適用には「相続開始の日から3年を経過する日の属する年の12月31日まで」という期限があるため、解体・売却のスケジュールは早めに逆算しておくことが重要です。

業者選びの最終チェックリスト
比較サービスや業者一覧を見た上で、最後に契約前に確認すべき5つのポイントです。
- 建設業許可または解体工事業登録の有無:無許可・無登録の業者は法律違反です。国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で登録番号を照合しましょう。
- 見積書に内訳が明記されているか:「一式」とだけ記載された見積書は要注意です。仮設工事費・解体工事費・廃棄物処理費・付帯工事費が項目ごとに分かれているかを確認しましょう。
- 産業廃棄物のマニフェストを発行しているか:発行に応じない業者は不法投棄のリスクがあるため避けたほうが無難です。
- 損害賠償保険に加入しているか:重機作業中に隣家を傷つけるなどのトラブルは珍しくありません。工事賠償責任保険への加入有無は契約前に必ず確認してください。
- 補助金の対象要件(特定空家等の指定状況)と工事日程が合っているか:先着制のため、活用したい場合は早めに業者とすり合わせておきましょう。
鳥取市の解体工事の流れ

- 業者選定・現地調査・見積もり比較
- 契約・自治体への届出(特定建設作業届、石綿事前調査結果の報告)
- ライフライン停止・近隣挨拶・残置物撤去
- 足場養生→内装・屋根解体→本体解体→基礎撤去
- 清掃・整地・建物滅失登記(解体後1ヶ月以内に法務局へ申請義務あり)
解体前に家財道具が残っている場合
解体業者によっては残置物撤去も対応してもらえますが、別途費用がかかることが多く、量が多いと解体費用より高くつくこともあります。先に不用品だけ片付けておきたい場合は、不用品回収専門の一括見積もりサービスを使うと比較検討がしやすくなります。

| サービス名 | 不用品回収無料一括見積もり「ぽいみつ」 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(鳥取市含む) |
| 特徴 | 不用品回収・空き家片付け・遺品整理・ゴミ屋敷清掃の一括見積もりに対応、利用は完全無料 |
よくある質問
Q. 自宅が「特定空家等」に該当するかどこで確認できますか?
鳥取市の担当窓口に相談すると、特定空家等の指定状況や対象要件を満たすかを確認してもらえます。
Q. 相見積もりは何社くらい取るべきですか?
3社程度を目安に比較すると、極端な高額請求や不当な低価格を見抜きやすくなります。
Q. 解体後、固定資産税はいつから変わりますか?
毎年1月1日時点の状況で課税されるため、年内に解体すると翌年度から住宅用地特例が外れます。
Q. 建物滅失登記は自分でもできますか?
可能です。ただし、業者から交付される「建物滅失証明書」が必要になるため、工事完了後に必ず受け取っておきましょう。
まとめ
鳥取市の解体工事は、除却工事費(上限60万円)と残置物処分費(上限20万円)が別枠で補助される「空家等除却事業」が特徴です。ただし対象は法に基づく「特定空家等」の指定を受けた木造・軽量鉄骨造の建物に限られ、先着順・定員15件という枠の小ささもあるため、早めに市へ相談することが欠かせません。制度の対象になるかどうかを早めに確認し、計画的に進めることが、後悔しない実家じまいにつながります。まずは複数の一括見積もりサービスで相場を把握し、地元業者への直接依頼も含めて比較検討してみてください。
