使わなくなったこたつ、ヒーターが温まらなくなった古いこたつ、実家の押し入れにしまわれたままのこたつ布団。こたつは、テーブル本体、ヒーター、こたつ布団、天板と、いくつもの部品に分かれているため、「全部まとめて粗大ゴミでいいのか」「布団は別に出すのか」と処分に迷う方が多い物です。
Yahoo!知恵袋にも「こたつは何ゴミ?」「こたつ布団は燃えるゴミで出せる?」「ヒーターだけ壊れたこたつは捨てるしかない?」といった質問が数多く寄せられています。
こたつ本体は、ほとんどの自治体で粗大ゴミとして処分できます。こたつ布団は、粗大ゴミになる自治体と、小さく切れば可燃ゴミとして出せる自治体があります。ヒーターの故障が原因なら、ヒーターユニットを交換して使い続けることもできるため、処分する前に確認してみましょう。
本記事では、こたつ本体・こたつ布団・ヒーターの捨て方、処分方法と費用、ヒーターの交換方法、古いこたつを使い続ける危険性、実家のこたつを片付けるときのポイントまで、知恵袋に寄せられた声を交えて詳しく解説します。

こたつは何ゴミ?部位別の捨て方
この章のポイント
- こたつ本体は粗大ゴミが一般的
- こたつ布団は自治体によって扱いが分かれる
- ヒーターユニットは不燃ゴミや小型家電
こたつは、家電リサイクル法の対象外で、自治体のルールに従ってゴミとして処分できます。部位ごとの一般的な分別は次のとおりです。
| 部位 | 一般的な分別 | ポイント |
|---|---|---|
| こたつ本体(やぐら・脚・ヒーター付き) | 粗大ゴミ | 天板とセットで1点とする自治体が多い |
| 天板 | 粗大ゴミ(本体と一緒) | 単体で出す場合も粗大ゴミが多い |
| こたつ布団(掛け布団・敷き布団) | 粗大ゴミ(切れば可燃ゴミの自治体も) | 本体とは別に手数料がかかることが多い |
| ヒーターユニット(単体) | 不燃ゴミ・小型家電 | ヒーターだけ交換した場合 |
| 電源コード・コントローラー | 不燃ゴミ・小型家電 | 本体と一緒に出せる自治体も |
| 上掛け・こたつカバー | 可燃ゴミ | 薄手の物は指定袋に入れて出す |
粗大ゴミの手数料は、こたつ本体で300円〜1,200円程度、こたつ布団で300円〜800円程度が目安です。本体と布団を別々の品目として申し込む必要がある自治体が多いため、申し込みの際に確認しましょう。
こたつの種類による違い
| こたつの種類 | 特徴 | 処分のポイント |
|---|---|---|
| 正方形・長方形の座卓タイプ | 最も一般的、脚を外せる物が多い | 脚を外すと運びやすい |
| ダイニングこたつ(ハイタイプ) | 椅子に座って使う、大型で重い | 専用の椅子も粗大ゴミとして別に申し込む |
| 一人用のミニこたつ | 小型で軽い | 不燃ゴミで出せる自治体もある |
| 掘りごたつ | 床を掘り下げて設置 | ヒーターの撤去や床の工事は専門業者へ |
知恵袋に寄せられた声
Yahoo!知恵袋には、次のような質問と回答が見られます。
- こたつとこたつ布団を一緒に粗大ゴミに出したら、2点分の手数料がかかった
- 30年使ったこたつのコードが熱くなるようになり、怖くて使えない
- 実家の押し入れから、使っていないこたつ布団が5組も出てきた
回答では「こたつ布団は切って可燃ゴミに出せる自治体もある」「ヒーターだけ交換すれば、テーブルはまだ使える」「古いこたつは発火の危険があるので買い替えたほうがいい」といったアドバイスが目立ちました。
こたつの処分方法と費用
この章のポイント
- 粗大ゴミが最も確実で安い
- 解体すれば普通ゴミで出せる自治体も
- 状態がよければ買取や譲渡も
こたつの処分方法は、次の6つです。
| 処分方法 | 費用の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 自治体の粗大ゴミ | 本体300円〜1,200円程度、布団300円〜800円程度 | 手間をかけずに処分したい |
| 解体して可燃・不燃ゴミ | ゴミ袋代のみ | 自治体が認めている、工具がある |
| 清掃工場への持ち込み | 重さに応じて数百円程度 | 車で運べる、布団もまとめて処分したい |
| 家具店・家電量販店の引き取り | 無料〜3,000円程度(購入が条件のことが多い) | 新しいこたつに買い替える |
| リサイクルショップ・フリマアプリ | 無料〜数千円の収入 | 購入から5年以内、デザイン性の高いこたつ |
| 不用品回収業者 | 本体と布団で3,000円〜8,000円程度 | ほかの不用品とまとめて処分したい |
自治体の粗大ゴミとして出す
最も手軽で確実なのは、自治体の粗大ゴミとして出す方法です。こたつは脚を外せる物が多く、天板とやぐら(本体)を分ければ、一人でも運び出しやすくなります。外した脚は、ひもやテープで本体に固定しておきましょう。
冬の終わりの3月〜4月は、引っ越しシーズンと重なって粗大ゴミの予約が混み合います。処分を決めたら、早めに申し込むのがおすすめです。
こたつを解体して出す場合
木製のこたつは、ヒーターユニットを外し、やぐらと脚をのこぎりで切れば、可燃ゴミとして出せる自治体もあります。ヒーターユニットは、ネジ4本程度で固定されていることが多く、ドライバーがあれば取り外せます。
解体した部材を普通ゴミとして出せるかどうかは、自治体によって異なります。「元が粗大ゴミの物は、解体しても粗大ゴミ」とする自治体もあるため、事前に確認しましょう。天板は、厚みがあり表面に化粧板が貼られているため、家庭用ののこぎりで切るのは手間がかかります。
こたつ布団の捨て方
この章のポイント
- 粗大ゴミとする自治体が多い
- 切って可燃ゴミで出せる自治体もある
- 圧縮して運ぶと楽
こたつ布団は、通常の布団と同じ扱いになるのが一般的です。
- 粗大ゴミとして、ひもで縛って出す
- 指定のゴミ袋に入る大きさに切って、可燃ゴミとして出す(自治体が認めている場合)
- 清掃工場やリサイクルセンターに持ち込む
- 布団の回収サービスや、不用品回収業者を利用する
こたつ布団を切って出すときのコツ
可燃ゴミとして出すために切る場合は、裁ちばさみか大型のカッターを使います。中わたが飛び散らないよう、ビニールシートの上で作業し、切った物はすぐに袋に入れましょう。マスクをして、ホコリを吸い込まないよう注意します。
こたつ布団は、ホコリやダニ、食べこぼしの汚れがたまりやすい物です。何年も洗っていない古い布団は、無理に使い続けるより、買い替えたほうが衛生的です。洗濯機で洗える薄手のこたつ布団も多く販売されています。
ヒーターの故障なら交換して使い続けられる
この章のポイント
- ヒーターユニットは単体で購入できる
- 交換費用は3,000円〜8,000円程度
- 取り付けサイズを確認して選ぶ
こたつが温まらなくなった原因がヒーターの故障であれば、テーブルごと処分する必要はありません。ヒーターユニットだけを交換すれば、使い慣れたこたつを使い続けられます。
| ヒーターの種類 | 特徴 | 価格の目安 |
|---|---|---|
| 石英管ヒーター | 立ち上がりが早く、価格が安い | 3,000円〜5,000円程度 |
| ハロゲンヒーター | 速暖性が高く、明るく光る | 4,000円〜7,000円程度 |
| フラットカーボンヒーター | 薄型で足元が広く、遠赤外線で暖まる | 6,000円〜1万円程度 |
交換の手順と注意点
- こたつの裏側にあるヒーターユニットの大きさと、取り付けネジの間隔(取付ピッチ)を測る
- 同じ取付サイズに対応した交換用ヒーターを購入する
- 古いヒーターをドライバーで外し、新しいヒーターを取り付ける
- 電源コードも、ヒーターに付属の新しい物に交換する
取り付けネジの間隔は、メーカーや製造年によって異なります。ほとんどの交換用ヒーターは、複数のサイズに対応する取付金具が付属していますが、購入前に必ず寸法を確認しましょう。外した古いヒーターユニットは、不燃ゴミや小型家電として処分します。
古いこたつを使い続ける危険性
この章のポイント
- 電源コードの劣化による発火に注意
- ヒーターにたまったホコリも火災の原因
- こたつの中で洗濯物を乾かさない
長年使っているこたつは、火災の原因になることがあります。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)も、こたつによる事故について注意を呼びかけています。
| 危険のサイン | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 電源コードやプラグが熱くなる | コード内部の断線、接触不良 | すぐに使用を中止し、コードを交換 |
| コードを動かすと、ついたり消えたりする | コードの断線 | 使用を中止する |
| 焦げたにおいがする | ヒーターにホコリや異物が付着 | 電源を切り、ヒーターの掃除をする |
| ヒーターのカバーが変形・変色している | 過熱や経年劣化 | ヒーターを交換する |
| コントローラーが反応しない、温度が調節できない | コントローラーの故障 | コードごと交換する |
こたつの事故を防ぐポイント
- 電源コードをこたつの脚で踏んだり、折り曲げたりしない
- シーズンの始めに、ヒーターのホコリを掃除機やブラシで取り除く
- こたつの中に座布団や衣類を押し込まない
- こたつの中で洗濯物を乾かさない
- 外出時や就寝時は、電源を切ってプラグを抜く
こたつのヒーターやコードの寿命は、一般的に10年程度が目安とされています。製造から10年以上たったこたつは、目立った不具合がなくても、ヒーターとコードの交換を検討しましょう。
こたつをしまう前の手入れと保管方法
この章のポイント
- ヒーターのホコリを取ってからしまう
- こたつ布団は洗って乾燥させる
- コードは束ねずゆるく巻く
処分せずに来シーズンも使う場合は、しまう前の手入れが、こたつを長持ちさせて事故を防ぐポイントになります。
| 部位 | 手入れの方法 | ポイント |
|---|---|---|
| ヒーターユニット | 電源プラグを抜き、カバーの網目のホコリを掃除機やブラシで取る | ホコリは発火の原因になる |
| 天板・やぐら | 固く絞った布で拭き、乾拭きする | 水分を残すとカビや反りの原因に |
| こたつ布団 | 洗濯表示を確認し、洗濯するかクリーニングに出す | 完全に乾かしてから収納する |
| 電源コード | 汚れを拭き取り、ゆるく輪にして束ねる | きつく折り曲げると断線の原因に |
こたつ布団は、湿気が残ったまま圧縮袋に入れると、カビやにおいの原因になります。天日干しや布団乾燥機でしっかり乾かしてから、防虫剤と一緒に収納しましょう。圧縮袋を使えば、収納スペースを半分以下に減らせます。
押し入れの湿気が多い場合は、すのこを敷いたり、除湿剤を置いたりすれば、布団や木製のやぐらを良い状態で保管できます。
こたつを買取や譲渡で手放す
この章のポイント
- デザイン性の高いこたつは需要がある
- 購入から5年以内が目安
- シーズン前の秋に売ると有利
状態のよいこたつは、リサイクルショップやフリマアプリで手放せることがあります。
近年は、こたつ布団を外せば一年中ローテーブルとして使える、デザイン性の高いこたつが人気です。有名家具メーカーの製品や、無垢材を使ったこたつ、ダイニングこたつのセットなどは、中古でも需要があります。こたつは季節商品のため、需要が高まる10月〜12月に売りに出すと、買い手が見つかりやすくなります。
売る前には、天板とやぐらの汚れを拭き取り、ヒーターが正常に温まるかを確認しておきましょう。電源コードやコントローラー、取扱説明書がそろっていると、買い手にも安心してもらえます。
古い型のこたつや、天板に傷や焼け跡がある物、ヒーターが故障している物は、値段がつかないことがほとんどです。その場合は、粗大ゴミとして処分しましょう。
実家のこたつを片付けるときのポイント
この章のポイント
- 使っていないこたつ布団が大量にあることも
- 古いこたつは安全面を確認
- 高齢の親には安全な暖房を提案
実家の押し入れや納戸には、何組ものこたつ布団や、使われなくなった古いこたつがしまわれていることがあります。
こたつ布団はかさばるため、圧縮袋で小さくしてから運ぶと、車に積みやすくなります。複数ある場合は、清掃工場への持ち込みや、不用品回収業者への依頼が効率的です。
親が今も古いこたつを使っている場合は、電源コードやヒーターの状態を確認しましょう。高齢になると、こたつで長時間寝てしまうことによる脱水や低温やけどのリスクも高まります。コードが熱くなるなどの異常があれば、ヒーターの交換や買い替えを提案し、タイマー付きや温度センサー付きなど、安全機能のある製品を選ぶと安心です。
こたつの処分についてよくある質問
こたつとこたつ布団は一緒に出せる?
同じ日に出すことはできますが、本体と布団は別々の品目として、それぞれに手数料がかかる自治体が多くなっています。申し込みの際に確認しましょう。
こたつの天板だけ処分できる?
天板だけでも、粗大ゴミとして出せます。天板に傷がついた場合は、天板のみを買い替えたり、リメイクシートを貼って使い続けたりする方法もあります。
掘りごたつのヒーターは自分で外せる?
掘りごたつ用のヒーターは、床下に設置されているタイプや、やぐらに取り付けるタイプがあります。配線工事を伴う場合は、電気工事士の資格が必要になることがあるため、電器店や工務店に相談しましょう。
こたつの脚が外れない場合は?
脚がねじ込み式の場合は、反時計回りに回すと外れます。ボルトで固定されている場合は、スパナや六角レンチが必要です。固くて回らないときは、無理をせず、そのまま粗大ゴミとして出しましょう。
こたつのコードだけ買い替えられる?
こたつ用の電源コードは、ホームセンターや家電量販店、インターネットで1,000円〜3,000円程度で購入できます。ヒーターのメーカーや端子の形に合った物を選ぶ必要があるため、古いコードを持参するか、型番を確認してから購入しましょう。
ダイニングこたつの椅子も一緒に処分できる?
ダイニングこたつ用の椅子は、こたつ本体とは別の品目として、粗大ゴミの申し込みが必要です。回転式の椅子など重い物もあるため、運び出しに注意しましょう。
こたつの処分についてまとめ
この記事のポイントをまとめます。
こたつは、家族が集まる冬の団らんを支えてきた暖房器具です。安全に使える物は手入れをして使い続け、古くなった物は正しい方法で手放しましょう。
実家の片付けでは、こたつ布団などの寝具類もあわせて整理すれば、押し入れがすっきりします。