へたって寝心地が悪くなったマットレス、引っ越しで使わなくなったベッド。大きくて重いマットレスは、布団のように小さく切って捨てるわけにもいかず、処分方法に困る代表的な物です。
Yahoo!知恵袋にも「スプリング入りのマットレスは粗大ゴミで出せる?」「マットレスを自分で解体してもいい?」「処分費用が思ったより高い」といった質問が数多く寄せられています。
マットレスは自治体の粗大ゴミとして出すのが最も安い方法ですが、スプリング入りのマットレスは収集していない自治体や、手数料が高く設定されている自治体もあります。買い替えなら販売店の引き取りサービス、運び出しが難しいなら回収業者と、状況に合わせて方法を選びましょう。
本記事では、マットレスの種類別の処分方法と費用、自分で解体するリスク、ベッドフレームの処分方法、処分前に確認したいことまで、知恵袋に寄せられた声を交えて解説します。

マットレスの種類で処分方法が変わる
この章のポイント
- スプリング入りは処理が難しく手数料が高め
- ウレタンや高反発は比較的処分しやすい
- まずは自治体のルールを確認
マットレスは、中身の素材によって処分のしやすさが大きく変わります。
| 種類 | 特徴 | 処分のポイント |
|---|---|---|
| ボンネルコイル・ポケットコイル(スプリング入り) | 内部に金属のバネが数百個入っている | 粗大ゴミの手数料が高め、収集しない自治体もある |
| ウレタン・高反発・低反発 | スポンジ状の素材で比較的軽い | 粗大ゴミで出せることが多く、自治体によっては切って可燃ゴミも可 |
| ラテックス | 天然ゴムが原料で重い | 粗大ゴミとして出すのが一般的 |
| 折りたたみマットレス | 薄型で軽い | 布団と同じ扱いになる自治体も |
スプリング入りマットレスは要注意
スプリング入りのマットレスは、金属のバネと布やウレタンが一体になっているため、処理施設で分解するのに手間がかかります。自治体によっては、粗大ゴミの手数料を通常の家具より高く設定していたり、収集自体を行っていなかったりする場合があります。住んでいる地域の粗大ゴミの品目一覧で確認しましょう。
知恵袋に寄せられた声
Yahoo!知恵袋では、次のような質問と回答が見られます。
- 住んでいる市ではスプリング入りマットレスを回収しておらず、どうすればいいかわからない
- マットレスを自分で解体しようとしたら、バネが飛び出してけがをしそうになった
- ダブルサイズのマットレスが階段を通らず、運び出せない
回答では「解体はけがの危険があるのでやめたほうがいい」「買い替えなら販売店の引き取りが一番楽」「自治体が回収しない場合は許可業者に頼むしかない」といったアドバイスが目立ちました。
マットレスの処分方法と費用
この章のポイント
- 最も安いのは自治体の粗大ゴミ
- 買い替え時は販売店の引き取りが便利
- 運び出せないなら回収業者へ
マットレスの処分方法は、次の5つです。
| 処分方法 | 費用の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 自治体の粗大ゴミ | 1枚1,000円〜3,000円程度 | 自治体が回収している、自分で運び出せる |
| 清掃工場への持ち込み | 重さに応じて数百円〜 | 車に積める、すぐに処分したい |
| 販売店の引き取りサービス | 1枚3,000円〜5,000円程度(購入時の条件あり) | 新しいマットレスやベッドを買う |
| 不用品回収業者 | 1枚3,000円〜1万円程度(搬出込み) | 運び出しが難しい、ほかの不用品もある |
| リサイクルショップ・譲渡 | 無料〜買取額がつくことも | 購入から年数が浅く、汚れがない |
自治体の粗大ゴミとして出す
自治体が回収している場合は、粗大ゴミとして出すのが最も安い方法です。粗大ゴミ受付センターに申し込み、処理券を貼って指定日に出します。サイズによって手数料が異なり、シングルよりダブルやクイーンのほうが高くなるのが一般的です。
雨の日に出すと、マットレスが水を吸って重くなり、収集作業の負担になります。透明なビニール袋で覆って出すよう案内している自治体もあるため、確認しておきましょう。
販売店の引き取りサービス
家具店や寝具店、ベッド専門店の中には、新しいマットレスやベッドの購入時に、古いマットレスを有料で引き取るサービスを行っているところがあります。配送と同時に引き取ってもらえるため、処分の手間がかかりません。購入したのと同じ数量までなど、条件が決められていることが多いので、購入前に確認しましょう。
不用品回収業者に依頼する
大型のマットレスを2階から下ろせない場合や、高齢の親だけで運び出せない場合は、不用品回収業者に依頼すれば、室内からの搬出まで任せられます。依頼する際は、一般廃棄物収集運搬業の許可、あるいは許可業者との提携を確認しましょう。
マットレスを自分で解体するリスク
この章のポイント
- バネが飛び出してけがの危険
- 解体には長時間かかる
- 解体しても分別のルールがある
処分費用を節約するために、マットレスを自分で解体して、布やウレタンを可燃ゴミ、バネを金属ゴミとして出そうと考える方もいます。
とはいえ、スプリング入りのマットレスの解体は、想像以上に大変な作業です。カバーを切り開くと、圧縮されていたバネが勢いよく飛び出し、けがをするおそれがあります。数百個のバネを外すには、工具を使っても数時間以上かかることが珍しくありません。
解体した部品の分別方法も自治体によって異なり、バネの量が多いと一度に出せない場合もあります。費用と手間、けがのリスクを考えると、自治体の粗大ゴミや業者を利用するほうが現実的です。
ベッドフレームもあわせて処分する
この章のポイント
- フレームは分解すれば運び出しやすい
- 素材によって分別が異なる
- マットレスとまとめて依頼すれば効率的
マットレスと一緒にベッドフレームも処分する場合は、フレームを分解してから運び出すと作業が楽になります。フレームは木製・金属製ともに粗大ゴミとして出すのが一般的で、手数料は1,000円〜2,000円程度が目安です。
収納付きベッドや二段ベッドなど大型のフレームは、分解に時間がかかるため、マットレスとまとめて業者に依頼するのが効率的です。
処分前に確認したいこと
この章のポイント
- 使用年数と買い替えの目安
- へたりや汚れの状態
- 搬出経路の確認
マットレスの寿命は種類によって異なり、一般的にボンネルコイルで5〜7年程度、ポケットコイルで7〜10年程度、ウレタンで3〜8年程度といわれています。腰の部分がへこんでいる、寝返りを打つとバネの音がする、朝起きると体が痛いといった症状があれば、買い替えのサインです。
処分を業者に依頼する場合は、マットレスのサイズと、設置場所の階数、廊下や階段の幅を事前に伝えておくと、当日の追加料金を防げます。
マットレスの処分についてよくある質問
マットレスを切って可燃ゴミに出せる?
ウレタンのマットレスは、自治体によっては指定袋に入る大きさに切れば可燃ゴミとして出せます。スプリング入りのマットレスは金属が含まれるため、可燃ゴミには出せません。
自治体がマットレスを回収していない場合は?
自治体が案内する許可業者に依頼するか、販売店の引き取りサービスや不用品回収業者を利用しましょう。自治体のホームページで、処理を依頼できる業者を紹介している場合もあります。
マットレスを無料で処分する方法はある?
購入から年数が浅く、汚れやへたりのないブランドマットレスなら、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。友人や知人に譲る方法もあります。
引っ越しのときに処分するのがおすすめ?
引っ越し業者の中には、不用品の引き取りサービスを行っているところもあります。引っ越しの見積もりの際に相談すれば、まとめて処分できることがあります。
マットレスの処分についてまとめ
この記事のポイントをまとめます。
マットレスは大きく重いぶん、処分には計画が必要です。自治体のルールと費用を確認して、自分に合った方法で手放しましょう。
実家の片付けで布団やタンスなどもあわせて処分する場合は、まとめて依頼すれば手間と費用を抑えられます。