丸亀城の石垣やうちわ、讃岐うどんの町として知られ、瀬戸内海に面した香川県第2の都市の丸亀市。実家が丸亀市にあるものの自分は遠方で暮らしていて、親が亡くなった後の空き家をどうすべきか悩んでいる——そんな相談が年々増えています。
空き家は放置するほど倒壊や不法侵入のリスクが高まり、近隣トラブルの原因にもなりかねません。とはいえ、いざ解体工事を検討しても「丸亀市でも補助金は使えるのか」「費用がどれくらいかかるのか」という不安を抱える方がほとんどではないでしょうか。
この記事では、丸亀市で解体工事を依頼できるおすすめ業者7選に加え、補助金は上限160万円と高額な一方、固定資産税の減免とはどちらか一方しか使えない丸亀市の制度、見落としがちな法的手続きまで、実家じまいを控えた方向けにまとめて解説します。
この記事のポイント
- 丸亀市の木造解体の実勢坪単価は約29,706円(変動幅21,000円〜37,158円)が目安
- 丸亀市の「老朽危険空き家除却支援事業補助金」は、補助対象経費×0.8で上限160万円と、全国的にも高い水準
- 対象経費は、解体工事費と延べ面積×国の単価(木造36,000円/㎡、非木造51,000円/㎡)のうち少ない方
- この補助金を受けた空き家は、固定資産税の減免(5年度分)の対象外。補助金と減免は、どちらかを選ぶ形になる
- 令和8年度の予約審査は4月1日〜5月22日で、申請が多いと評定値の高い順に交付が決まる
実家じまいならこの順番で進めるのがおすすめです
- 丸亀市建築住宅課住宅政策室(0877-24-8814)に相談し、評定値が100点以上になるかを確認する
- 補助金と固定資産税の減免(5年度分)のどちらが有利かを比較する
- 解体工事の契約前・着工前に、予約審査の申請をする(令和8年度は5月22日まで)
- 解体業者から見積もりを取る(3社以上で比較)
- 交付が決まったら契約・着工し、令和9年1月29日までに完了して実績報告をする
丸亀市の解体業者 比較早見表
| サービス名 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| 解体無料見積ガイド | 一括見積もり | 2011年運営開始の老舗サービス |
| 解体工事110番 | 一括見積もり | 比較のプロが選んで紹介 |
| 解体工事一括net | 一括見積もり | 複数業者へ一括で見積もり依頼が可能 |
| 解体工事比較ナビ | 一括見積もり | 比較しやすいポータル画面 |
| 解体の窓口 | 一括見積もり | 東証グロース上場企業運営 |
| 解体相談所 | 一括見積もり | ポータル型、比較がしやすい |
| 鎌倉工業株式会社 | 直接依頼 | 丸亀市の地元業者、解体と不動産の両方に対応 |
【7選】丸亀市の解体工事業者を徹底比較
まずは複数社を比較したい方向け|一括見積もりサービス6選
1. 解体無料見積ガイド

2011年から運営を続ける老舗サービスです。公式サイトでは「累計契約成立件数No.1」と案内されています。全国1,000社以上の中から独自審査をクリアした優良業者のみを紹介しており、地域の相場感を把握するのに役立ちます。
| 運営会社 | 一般社団法人あんしん解体業者認定協会 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(丸亀市含む) |
| 特徴 | 2011年運営開始の老舗サービス、補助金申請サポート無償 |
2. 解体工事110番

条件に合った解体業者を、比較のプロが選んで紹介してくれるサービスです。24時間365日受付対応なので、急いで見積もりを取りたい方にも向いています。
| 運営会社 | シェアリングテクノロジー株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(丸亀市含む) |
| 特徴 | 比較のプロが選んで紹介、24時間365日受付 |
3. 解体工事一括net

複数の解体業者へ同時に見積もり依頼ができる比較サービスです。一度の依頼で複数社の相場を把握でき、業者ごとに個別連絡する手間を省けます。
| 運営会社 | サンライフ株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(丸亀市含む) |
| 特徴 | 複数業者へ一括で見積もり依頼が可能 |
4. 解体工事比較ナビ

見積もり内容を比較しながら業者を選べるポータルサイトです。比較画面がシンプルなので、初めて解体業者を探す方でも検討しやすい設計になっています。
| 運営会社 | 株式会社サフタ |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(丸亀市含む) |
| 特徴 | 比較しやすいポータル画面 |
5. 解体の窓口

東証グロース市場に上場するバリュークリエーション株式会社が運営するマッチングサービスです。全国2.2万人以上の利用実績があり、解体後の土地活用や売却まで一貫してサポートしてもらえるのが強みです。
| 運営会社 | バリュークリエーション株式会社(東証グロース上場) |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(丸亀市含む) |
| 特徴 | 利用実績2.2万人超、解体後の土地活用まで対応 |
6. 解体相談所

複数の解体業者へ一度に見積もり依頼・比較ができるポータルサイトです。シンプルな比較画面で、初めて解体工事を検討する方でも直感的に使えます。
| 運営会社 | madoguchi株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(丸亀市含む) |
| 特徴 | シンプルな比較画面、複数業者へ一度に依頼可能 |
地元業者に直接依頼したい方向け|丸亀市の解体会社
7. 鎌倉工業株式会社
丸亀市土器町に本社を構え、解体工事、土木工事、鳶工事、不動産事業を手掛ける会社です。宅地建物取引業の許可も持っており、解体後の土地の売却や活用までまとめて相談できる点が特徴です。2011年の設立以来、丸亀市を中心に事業を展開しています。
| 所在地 | 香川県丸亀市土器町西1丁目1185-7 |
|---|---|
| 電話番号 | 0877-22-2899 |
| 特徴 | 解体工事業許可(般-3 第9426号)、宅地建物取引業許可、産業廃棄物収集運搬業許可、2011年設立、資本金400万円、代表鎌倉誠 |
丸亀市の解体工事費用相場
丸亀市の実勢坪単価(解体無料見積ガイドの実績データ)
一般的な相場表ではなく、丸亀市で実際に行われた解体工事の実績データを見てみましょう。
| 建物構造・工事種別 | 坪単価(実勢価格) | 現場状況による変動幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 29,706円 | 21,000円〜37,158円 |
| 鉄骨造 | 45,667円 | データ数が少なく変動幅なし |
| RC造 | 53,680円 | データ数が少なく変動幅なし |
| 内装解体 | 29,024円 | 17,560円〜40,487円 |

例えば木造30坪の住宅を解体する場合、本体工事費の目安は89万1,180円です。実際の総額は、残置ゴミ・樹木・ブロック塀などの撤去を含む付帯工事費が加わることで変わってくるため、複数社から見積もりを取って比較することをおすすめします。
丸亀市で使える解体工事の補助金・助成金
丸亀市には、老朽危険空き家の除却費を補助する制度があり、上限160万円と高額です。一方で、固定資産税の減免制度とは併用できず、どちらを選ぶかを事前に考える必要があります。
補助対象経費の8割・上限160万円。固定資産税の減免とは択一
- 補助額:補助対象経費は、解体工事費と、延べ面積に国の定める単価(令和8年度は木造36,000円/㎡、非木造51,000円/㎡)を乗じた額のうち少ない方に0.8を掛けた額。交付申請額の上限は160万円(1,000円未満切り捨て)
- 対象となる空き家:使用・居住されていない住宅で、隣接する住宅や土地、道路などに悪影響を及ぼしており、評定値が100点以上のもの。併用住宅は、住宅以外の部分が延べ面積の1/2未満
- 予約審査の仕組み:令和8年度の予約審査申請書の受付は4月1日〜5月22日。解体工事の契約前・着工前に申請。申請が多い場合は評定値の高い順に、予算の範囲内で交付決定
- 期間後の申請:予算状況によっては期間後も申請できる場合があるため、建築住宅課に相談
- 完了期限:令和9年1月29日までに工事を完了し、実績報告書を提出
- 固定資産税の減免との関係:昭和57年1月1日以前に存在し、市が一定の損傷を確認した老朽空家を、令和6年4月1日〜令和9年3月31日に除却した場合、住宅用地特例を適用したとみなした税額との差額が5年度分減免される。ただし、この補助金の交付を受けた空き家は減免の対象外
- 減免の注意:除却前に建築住宅課で確認を受けないと減免は受けられない。老朽空家確認申請書は、補助金の予約審査申請書を兼ねている
- 対象外:評定値100点未満、住宅以外の部分が半分以上の併用住宅、他の補助金を受けている空き家
丸亀市では、補助金と固定資産税の減免のどちらが得かを、解体の前に比較することが重要です。補助金は上限160万円で解体費用そのものを抑えられますが、受けると減免(最大5年度分)は使えません。一方、補助の対象にならなかった場合でも、老朽空家の確認を受けていれば減免だけは使える可能性があります。そのため、除却前に建築住宅課で確認を受けておくことが欠かせません。令和8年度の予約審査は5月に終わっているため、期間後の受付や次年度の予定は市に確認してください。詳細は丸亀市建築住宅課住宅政策室(0877-24-8814)へご確認ください。

業者選び以前に知っておきたい2つの法的手続き
アスベスト事前調査の掲示義務
2022年の法改正により、解体工事を行う際は石綿(アスベスト)の有無にかかわらず事前調査が義務付けられています。丸亀市でも、元請業者は調査結果を現場に掲示し、届出時に石綿有無を報告する必要があります。この手続きを省略する業者は法令違反の可能性があるため注意してください。
特定建設作業の届出
騒音規制法・振動規制法などで定める「特定建設作業」に該当する解体工事では、原則として作業開始日の7日前までに市への届出が必要です。届出は業者が行うのが一般的ですが、近隣への説明が不十分だとトラブルの原因になります。契約前に「近隣挨拶をいつ・誰が行うか」「重機の搬入経路」を確認しておきましょう。
実家じまいを考えるなら知っておきたい「解体後」の話
解体工事は「壊して終わり」ではありません。実家じまいを見据えるなら、次の2点も押さえておく必要があります。
固定資産税が上がる可能性がある
建物を解体して更地にすると、住宅用地の軽減特例(200㎡までの部分は課税標準が評価額の1/6、200㎡を超える部分は1/3に軽減される制度)が適用されなくなります。解体すると原則としてこの特例が外れ、土地の固定資産税・都市計画税が上がる可能性があります。実際の税額は土地の評価額や面積、負担調整措置などによって異なるため、一概に「何倍になる」とは言えません。丸亀市では、老朽空家の確認を受けて除却すると、固定資産税の差額が5年度分減免されます。ただし、除却支援の補助金を受けた空き家は対象外のため、どちらを選ぶか事前に検討しましょう。
相続空き家の3,000万円特別控除
相続した空き家を売却する場合、一定の要件を満たせば譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例があります。ただし2024年以降の譲渡で相続人が3人以上の場合は最高2,000万円になります。適用には「相続開始の日から3年を経過する日の属する年の12月31日まで」という期限があるため、解体・売却のスケジュールは早めに逆算しておくことが重要です。丸亀市の補助金は令和8年度の予約審査が5月22日に終了し、完了期限も令和9年1月29日のため、売却のスケジュールと合わせて、早めに市へ相談しておきましょう。

業者選びの最終チェックリスト
比較サービスや業者一覧を見た上で、最後に契約前に確認すべき5つのポイントです。
- 建設業許可または解体工事業登録の有無:無許可・無登録の業者は法律違反です。国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で登録番号を照合しましょう。
- 見積書に内訳が明記されているか:「一式」とだけ記載された見積書は要注意です。仮設工事費・解体工事費・廃棄物処理費・付帯工事費が項目ごとに分かれているかを確認しましょう。
- 産業廃棄物のマニフェストを発行しているか:発行に応じない業者は不法投棄のリスクがあるため避けたほうが無難です。
- 損害賠償保険に加入しているか:重機作業中に隣家を傷つけるなどのトラブルは珍しくありません。工事賠償責任保険への加入有無は契約前に必ず確認してください。
- 契約前・着工前に申請しているか:丸亀市の補助金と固定資産税の減免は、どちらも除却前の確認・予約審査が必要です。契約や着工をしてしまうと、補助も減免も受けられなくなります。
丸亀市の解体工事の流れ

- 業者選定・現地調査・見積もり比較・市への予約審査の申請
- 契約・自治体への届出(特定建設作業届、石綿事前調査結果の報告)
- ライフライン停止・近隣挨拶・残置物撤去
- 足場養生→内装・屋根解体→本体解体→基礎撤去
- 清掃・整地・建物滅失登記(解体後1ヶ月以内に法務局へ申請義務あり)
解体前に家財道具が残っている場合
解体業者によっては残置物撤去も対応してもらえますが、別途費用がかかることが多く、量が多いと解体費用より高くつくこともあります。先に不用品だけ片付けておきたい場合は、不用品回収専門の一括見積もりサービスを使うと比較検討がしやすくなります。

| サービス名 | 不用品回収無料一括見積もり「ぽいみつ」 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(丸亀市含む) |
| 特徴 | 不用品回収・空き家片付け・遺品整理・ゴミ屋敷清掃の一括見積もりに対応、利用は完全無料 |
よくある質問
Q. 補助金と固定資産税の減免は、両方受けられますか?
受けられません。丸亀市の老朽危険空き家除却支援事業補助金の交付を受けた空き家は、固定資産税の減免の対象外です。どちらが有利かを事前に比較してください。
Q. 予約審査の受付が終わっていても、申請できますか?
令和8年度の予約審査は5月22日までですが、予算状況によっては期間後も申請できる場合があるとされています。建築住宅課にご相談ください。
Q. 相見積もりは何社くらい取るべきですか?
3社程度を目安に比較すると、極端な高額請求や不当な低価格を見抜きやすくなります。
Q. 建物滅失登記は自分でもできますか?
可能です。ただし、業者から交付される「建物滅失証明書」が必要になるため、工事完了後に必ず受け取っておきましょう。
まとめ
丸亀市の解体工事は、評定値100点以上の老朽危険空き家であれば、補助対象経費の8割・上限160万円の補助を受けられる可能性があります。ただし固定資産税の減免(5年度分)とは択一で、令和8年度の予約審査は5月に終了しています。早めに市へ相談しつつ、複数の一括見積もりサービスで相場を把握し、地元業者への直接依頼も含めて比較検討することが費用を抑える近道になります。
