りんごの産地で、平川ねぷたや碇ヶ関の温泉で知られる青森県南部の平川市。実家が平川市にあるものの自分は遠方で暮らしていて、親が亡くなった後の空き家をどうすべきか悩んでいる——そんな相談が年々増えています。
空き家は放置するほど倒壊や不法侵入のリスクが高まり、近隣トラブルの原因にもなりかねません。とはいえ、いざ解体工事を検討しても「平川市でも補助金は使えるのか」「費用がどれくらいかかるのか」という不安を抱える方がほとんどではないでしょうか。
この記事では、平川市で解体工事を依頼できるおすすめ業者7選に加え、判定点数が高いと上限50万円、低いと25万円に分かれ、補助金の交付決定を受けると解体ローンの金利優遇や跡地の固定資産税の減免も受けられる平川市の補助金制度、見落としがちな法的手続きまで、実家じまいを控えた方向けにまとめて解説します。
この記事のポイント
- 平川市の木造解体の実勢坪単価は約20,642円(変動幅20,642円〜20,642円)が目安
- 平川市の「空家等解体撤去補助金」は、補助対象経費の2分の1と上限額の低い方。上限は、特定空家・倒壊空家・老朽危険空家のうち判定100点以上が50万円、管理不全空家・老朽危険空家のうち50点以上100点未満が25万円
- 対象は、管理不全空家、特定空家(いずれも市長の認定を受けたもの)、老朽危険空家(事前調査で不良度が50点以上)、倒壊空家(老朽化や自然災害で倒壊したもの)。同一世帯に対して1回限り
- 工事は、解体工事を行う年度の入札参加資格者名簿に登録されている市内に本店がある解体工事の有資格者が行い、空家・附属物・樹木等を解体・撤去して原則更地にする。倉庫・物置のみの解体は対象外
- 補助金の交付決定を受けた人は、金融機関の解体ローンの金利優遇(最大0.5〜0.8%の引下げ)を受けられる。また、補助金を活用して解体した土地は、住宅用地の特例が適用されていれば、一定期間、固定資産税が減免される
実家じまいならこの順番で進めるのがおすすめです
- 平川市の担当課に、補助金の受付状況を確認する(空家の判定が必要なものは、まず事前調査)
- 老朽危険空家にあたるかを調べたい場合は、事前調査申出書(様式第1号)に、空家の付近見取図と外観写真を添えて提出する(管理不全空家・特定空家・倒壊空家は不要)
- 市の「解体工事が可能な業者一覧」にある、市内に本店のある業者から見積もりを取る
- 交付申請書(様式第3号)に、見積書、外観写真、世帯の住民票謄本、登記事項証明書を添えて提出し、交付決定を受けてから着工する
- 完了後に、実績報告書(様式第5号)と請求書(様式第7号)を提出し、補助金の支払いを受ける
平川市の解体業者 比較早見表
| サービス名 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| 解体無料見積ガイド | 一括見積もり | 2011年運営開始の老舗サービス |
| 解体工事110番 | 一括見積もり | 比較のプロが選んで紹介 |
| 解体工事一括net | 一括見積もり | 複数業者へ一括で見積もり依頼が可能 |
| 解体工事比較ナビ | 一括見積もり | 比較しやすいポータル画面 |
| 解体の窓口 | 一括見積もり | 東証グロース上場企業運営 |
| 解体相談所 | 一括見積もり | ポータル型、比較がしやすい |
| 株式会社小山内組 | 直接依頼 | 平川市光城の総合建設会社、昭和40年創業、解体工事業を含む特定建設業 |
【7選】平川市の解体工事業者を徹底比較
まずは複数社を比較したい方向け|一括見積もりサービス6選
1. 解体無料見積ガイド

2011年から運営を続ける老舗サービスです。公式サイトでは「累計契約成立件数No.1」と案内されています。全国1,000社以上の中から独自審査をクリアした優良業者のみを紹介しており、地域の相場感を把握するのに役立ちます。
| 運営会社 | 一般社団法人あんしん解体業者認定協会 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(平川市含む) |
| 特徴 | 2011年運営開始の老舗サービス、補助金申請サポート無償 |
2. 解体工事110番

条件に合った解体業者を、比較のプロが選んで紹介してくれるサービスです。24時間365日受付対応なので、急いで見積もりを取りたい方にも向いています。
| 運営会社 | シェアリングテクノロジー株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(平川市含む) |
| 特徴 | 比較のプロが選んで紹介、24時間365日受付 |
3. 解体工事一括net

複数の解体業者へ同時に見積もり依頼ができる比較サービスです。一度の依頼で複数社の相場を把握でき、業者ごとに個別連絡する手間を省けます。
| 運営会社 | サンライフ株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(平川市含む) |
| 特徴 | 複数業者へ一括で見積もり依頼が可能 |
4. 解体工事比較ナビ

見積もり内容を比較しながら業者を選べるポータルサイトです。比較画面がシンプルなので、初めて解体業者を探す方でも検討しやすい設計になっています。
| 運営会社 | 株式会社サフタ |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(平川市含む) |
| 特徴 | 比較しやすいポータル画面 |
5. 解体の窓口

東証グロース市場に上場するバリュークリエーション株式会社が運営するマッチングサービスです。全国2.2万人以上の利用実績があり、解体後の土地活用や売却まで一貫してサポートしてもらえるのが強みです。
| 運営会社 | バリュークリエーション株式会社(東証グロース上場) |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(平川市含む) |
| 特徴 | 利用実績2.2万人超、解体後の土地活用まで対応 |
6. 解体相談所

複数の解体業者へ一度に見積もり依頼・比較ができるポータルサイトです。シンプルな比較画面で、初めて解体工事を検討する方でも直感的に使えます。
| 運営会社 | madoguchi株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(平川市含む) |
| 特徴 | シンプルな比較画面、複数業者へ一度に依頼可能 |
地元業者に直接依頼したい方向け|平川市の解体会社
7. 株式会社小山内組
平川市光城に本社を構え、土木、建築、とび・土工、舗装、塗装、水道施設、解体工事業を含む特定建設業と、管工事業の一般建設業の許可を持つ総合建設会社です。昭和40年に創業し、昭和46年4月に株式会社になりました。1級土木施工管理技士7名などの有資格者が在籍し、従業員は20名です。
| 所在地 | 青森県平川市光城5丁目58番地1号 |
|---|---|
| 電話番号 | 0172-44-2205 |
| 特徴 | 代表取締役相馬環、昭和40年創業・昭和46年4月設立・資本金2,000万円、特定建設業(土木・建築・とび土工・舗装・塗装・水道施設・解体)、従業員20名 |
平川市の解体工事費用相場
平川市の実勢坪単価(解体無料見積ガイドの実績データ)
一般的な相場表ではなく、平川市で実際に行われた解体工事の実績データを見てみましょう。
| 建物構造・工事種別 | 坪単価(実勢価格) | 現場状況による変動幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 20,642円 | データ数が少なく変動幅なし |
| 鉄骨造 | 57,500円 | 25,000円〜90,000円 |
| RC造 | 82,500円 | 55,000円〜110,000円 |
| 内装解体 | 47,500円 | 15,000円〜80,000円 |

例えば木造30坪の住宅を解体する場合、本体工事費の目安は61万9,260円です。実際の総額は、残置ゴミ・樹木・ブロック塀などの撤去を含む付帯工事費が加わることで変わってくるため、複数社から見積もりを取って比較することをおすすめします。
平川市で使える解体工事の補助金・助成金
平川市には、老朽化などで周囲の生活環境に悪影響を及ぼすおそれがある空家等の、解体撤去費用の一部を補助する制度があります。補助額は経費の2分の1と上限額の低い方で、空家の判定点数により、上限が50万円と25万円に分かれます。
2分の1と上限額の低い方。判定100点以上は50万円、50点以上は25万円
- 補助金の額:補助対象経費に2分の1を乗じて得た額、または次のいずれか低い額。(1)特定空家、倒壊空家、老朽危険空家のうち不良度の判定結果が100点以上の空家:50万円。(2)管理不全空家、老朽危険空家のうち不良度の判定結果が50点以上100点未満の空家:25万円。同一世帯に対して1回限り
- 補助の対象(いずれかに該当):管理不全空家(条例第10条第1項に基づく市長の認定)。特定空家(条例第11条第1項に基づく市長の認定。命令を受けたものを除く)。老朽危険空家(要事前調査。不良度の判定結果が50点以上)。倒壊空家(老朽化や台風・地震等の自然災害によって倒壊した空家)
- 補助対象者:空家等の所有者、所有者の相続人、または所有者等から解体撤去等について委任を受けた人で、市税の滞納がない人
- 補助要件(すべて):市内に存する空家等で個人が所有するもの。所有権以外の権利が設定されていない、または全ての権利者の同意を得られていること。国・地方公共団体等が所有権等を有していないこと。公共事業等による補償の対象でないこと。解体撤去を行う年度に、入札参加資格者名簿に登録されている市内に本店がある解体工事の有資格者が行うこと。空家および附属する埋設物、建築物、工作物、敷地内の樹木等を解体・撤去し、原則更地にする工事(倉庫、物置等のみの解体は対象外)
- 注意事項:補助金の交付決定後に着手する工事であること(着手済み・完了済みは申請不可)。補助金の支払いは完了実績報告後。申請者、見積書の宛て名、領収書の宛て名、振込先口座名義人は原則すべて同じ
- 解体ローンの金利優遇:補助金の交付決定を受けた人は、青森みちのく銀行、東奥信用金庫、青い森信用金庫の空家の解体に係るローンで、店頭表示金利より最大0.5%〜0.8%の引下げを受けられる。補助金の交付決定通知書の提出が必要。金融機関の審査あり
- 固定資産税の減免:補助金を活用して空家等を解体撤去した土地に、住宅用地の特例が適用されている場合は、一定期間、固定資産税を減免
- 代理受領:利用できる(市のページに資料あり)
- 公式ページに記載がない項目:予算額、受付期間、担当課の電話番号
平川市の補助金は、空家の判定点数で上限が分かれる点と、補助金の交付決定を受けた人に、解体ローンの金利優遇や固定資産税の減免といった追加の特典がある点が特徴です。対象になるのは、市長の認定を受けた管理不全空家・特定空家、事前調査で50点以上と判定された老朽危険空家、倒壊空家です。解体は、入札参加資格者名簿に登録されている市内に本店がある解体工事の有資格者が行い、空家・附属物・樹木等を原則更地にします。補助金の交付決定の後に着手し、申請者・見積書・領収書・口座の名義はそろえましょう。市のページには、解体工事が可能な業者の一覧も掲載されています。

業者選び以前に知っておきたい2つの法的手続き
アスベスト事前調査の掲示義務
2022年の法改正により、解体工事を行う際は石綿(アスベスト)の有無にかかわらず事前調査が義務付けられています。平川市でも、元請業者は調査結果を現場に掲示し、届出時に石綿有無を報告する必要があります。この手続きを省略する業者は法令違反の可能性があるため注意してください。
特定建設作業の届出
騒音規制法・振動規制法などで定める「特定建設作業」に該当する解体工事では、原則として作業開始日の7日前までに市への届出が必要です。届出は業者が行うのが一般的ですが、近隣への説明が不十分だとトラブルの原因になります。契約前に「近隣挨拶をいつ・誰が行うか」「重機の搬入経路」を確認しておきましょう。
実家じまいを考えるなら知っておきたい「解体後」の話
解体工事は「壊して終わり」ではありません。実家じまいを見据えるなら、次の2点も押さえておく必要があります。
固定資産税が上がる可能性がある
建物を解体して更地にすると、住宅用地の軽減特例(200㎡までの部分は課税標準が評価額の1/6、200㎡を超える部分は1/3に軽減される制度)が適用されなくなります。解体すると原則としてこの特例が外れ、土地の固定資産税・都市計画税が上がる可能性があります。実際の税額は土地の評価額や面積、負担調整措置などによって異なるため、一概に「何倍になる」とは言えません。平川市では、補助金を活用して空家等を解体撤去し、跡地に住宅用地の特例が適用されていた場合は、一定期間、固定資産税が減免されます。条件の詳細は、市のページで確認しましょう。
相続空き家の3,000万円特別控除
相続した空き家を売却する場合、一定の要件を満たせば譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例があります。ただし2024年以降の譲渡で相続人が3人以上の場合は最高2,000万円になります。適用には「相続開始の日から3年を経過する日の属する年の12月31日まで」という期限があるため、解体・売却のスケジュールは早めに逆算しておくことが重要です。平川市の補助金は、予算の範囲内の補助のため、売却のスケジュールと合わせて、早めに市へ相談しておきましょう。

業者選びの最終チェックリスト
比較サービスや業者一覧を見た上で、最後に契約前に確認すべき5つのポイントです。
- 建設業許可または解体工事業登録の有無:無許可・無登録の業者は法律違反です。国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で登録番号を照合しましょう。
- 見積書に内訳が明記されているか:「一式」とだけ記載された見積書は要注意です。仮設工事費・解体工事費・廃棄物処理費・付帯工事費が項目ごとに分かれているかを確認しましょう。
- 産業廃棄物のマニフェストを発行しているか:発行に応じない業者は不法投棄のリスクがあるため避けたほうが無難です。
- 損害賠償保険に加入しているか:重機作業中に隣家を傷つけるなどのトラブルは珍しくありません。工事賠償責任保険への加入有無は契約前に必ず確認してください。
- 市内の業者かつ名簿の登録者に依頼しているか:平川市の補助金は、入札参加資格者名簿に登録されている市内に本店がある解体工事の有資格者が行う工事が対象です。市のページの業者一覧で確認しましょう。
平川市の解体工事の流れ

- 業者選定(市内に本店のある有資格者)・現地調査・見積もり比較・市への事前調査の申出
- 契約・自治体への届出(特定建設作業届、石綿事前調査結果の報告)
- ライフライン停止・近隣挨拶・残置物撤去
- 足場養生→内装・屋根解体→本体解体→基礎撤去
- 清掃・整地・建物滅失登記(解体後1ヶ月以内に法務局へ申請義務あり)
解体前に家財道具が残っている場合
解体業者によっては残置物撤去も対応してもらえますが、別途費用がかかることが多く、量が多いと解体費用より高くつくこともあります。先に不用品だけ片付けておきたい場合は、不用品回収専門の一括見積もりサービスを使うと比較検討がしやすくなります。

| サービス名 | 不用品回収無料一括見積もり「ぽいみつ」 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(平川市含む) |
| 特徴 | 不用品回収・空き家片付け・遺品整理・ゴミ屋敷清掃の一括見積もりに対応、利用は完全無料 |
よくある質問
Q. 解体ローンの金利優遇は、誰でも受けられますか?
平川市空家等解体撤去補助金の交付決定を受けた人が対象です。補助金の申請が却下された場合は、対象になりません。金融機関で解体に係るローンを利用する際に、補助金交付決定通知書を提出します。
Q. 物置だけを解体しても、補助を受けられますか?
倉庫、物置等のみを解体する場合は、対象になりません。空家と附属する建築物、工作物、敷地内の樹木等を解体・撤去して、原則更地にする工事が対象です。
Q. 相見積もりは何社くらい取るべきですか?
3社程度を目安に比較すると、極端な高額請求や不当な低価格を見抜きやすくなります。
Q. 建物滅失登記は自分でもできますか?
可能です。ただし、業者から交付される「建物滅失証明書」が必要になるため、工事完了後に必ず受け取っておきましょう。
まとめ
平川市の解体工事は、市長の認定を受けた管理不全空家・特定空家、事前調査で判定された老朽危険空家、倒壊空家であれば、補助対象経費の2分の1と上限額(判定100点以上は50万円、50点以上は25万円)の低い方の補助を受けられる可能性があります。補助金の交付決定を受けると、解体ローンの金利優遇や固定資産税の減免もあります。早めに市へ相談しつつ、複数の一括見積もりサービスで相場を把握し、地元業者への直接依頼も含めて比較検討することが費用を抑える近道になります。
