コザの街並みやエイサー、音楽の街として知られる沖縄本島中部の沖縄市。実家が沖縄市にあるものの自分は遠方で暮らしていて、親が亡くなった後の空き家をどうすべきか悩んでいる——そんな相談が年々増えています。
空き家は放置するほど倒壊や不法侵入のリスクが高まり、近隣トラブルの原因にもなりかねません。とはいえ、いざ解体工事を検討しても「沖縄市でも補助金は使えるのか」「費用がどれくらいかかるのか」という不安を抱える方がほとんどではないでしょうか。
この記事では、沖縄市で解体工事を依頼できるおすすめ業者7選に加え、令和8年度の募集は4件程度で、除却費の5分の4(上限70万円)が補助される一方、対象は特定空家等または不良住宅に当たる空き家に限られる、沖縄市の補助金制度、見落としがちな法的手続きまで、実家じまいを控えた方向けにまとめて解説します。
この記事のポイント
- 沖縄市の木造解体の実勢坪単価は約50,000円(変動幅50,000円〜50,000円)が目安
- 沖縄市の「空家等除却費補助金」は、除却費(補助対象工事費)の5分の4で、上限は70万円。国が定める1平方メートルあたりの補助上限額もある
- 対象は、市内の特定空家等、または特定空家等と同様の状態の不良住宅に該当する空家等。電気や水道が開通している家や、物置・仏壇として使っている家は対象外
- 令和8年度は4件程度の募集。事前調査の最終受付は12月21日(月)まで、交付申請の締切は令和9年1月8日(金)17時15分。交付申請が予定件数に達するまでの受付
- まず住まい建築課(098-939-1212)で事前相談をし、不良住宅に当たるかを調べる事前調査を申請する。抽選結果ページ(7月30日時点)では、事前調査の順番が11番まで受付済み
実家じまいならこの順番で進めるのがおすすめです
- 沖縄市役所の住まい建築課(098-939-1212)に電話し、今年度の受付状況と、空き家が対象になりそうかを確認する
- 所有者や相続人が複数いる場合は、全員から同意を受けておく(同意書の参考様式が公式ページにある)
- 事前調査申請書(第1号様式)を出し、不良住宅などに当たるかの調査を受ける
- 解体業者から見積もりを取り、補助金交付申請書(第3号様式)を提出する
- 補助対象工事の完了後、完了実績報告書(第9号様式)と補助金請求書(第11号様式)を出す。建物の滅失登記も忘れずに行う
沖縄市の解体業者 比較早見表
| サービス名 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| 解体無料見積ガイド | 一括見積もり | 2011年運営開始の老舗サービス |
| 解体工事110番 | 一括見積もり | 比較のプロが選んで紹介 |
| 解体工事一括net | 一括見積もり | 複数業者へ一括で見積もり依頼が可能 |
| 解体工事比較ナビ | 一括見積もり | 比較しやすいポータル画面 |
| 解体の窓口 | 一括見積もり | 東証グロース上場企業運営 |
| 解体相談所 | 一括見積もり | ポータル型、比較がしやすい |
| 株式会社琉球ZERO-ONE | 直接依頼 | 沖縄市比屋根の解体専門会社、建物解体・内部解体・アスベスト調査に対応 |
【7選】沖縄市の解体工事業者を徹底比較
まずは複数社を比較したい方向け|一括見積もりサービス6選
1. 解体無料見積ガイド

2011年から運営を続ける老舗サービスです。公式サイトでは「累計契約成立件数No.1」と案内されています。全国1,000社以上の中から独自審査をクリアした優良業者のみを紹介しており、地域の相場感を把握するのに役立ちます。
| 運営会社 | 一般社団法人あんしん解体業者認定協会 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(沖縄市含む) |
| 特徴 | 2011年運営開始の老舗サービス、補助金申請サポート無償 |
2. 解体工事110番

条件に合った解体業者を、比較のプロが選んで紹介してくれるサービスです。24時間365日受付対応なので、急いで見積もりを取りたい方にも向いています。
| 運営会社 | シェアリングテクノロジー株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(沖縄市含む) |
| 特徴 | 比較のプロが選んで紹介、24時間365日受付 |
3. 解体工事一括net

複数の解体業者へ同時に見積もり依頼ができる比較サービスです。一度の依頼で複数社の相場を把握でき、業者ごとに個別連絡する手間を省けます。
| 運営会社 | サンライフ株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(沖縄市含む) |
| 特徴 | 複数業者へ一括で見積もり依頼が可能 |
4. 解体工事比較ナビ

見積もり内容を比較しながら業者を選べるポータルサイトです。比較画面がシンプルなので、初めて解体業者を探す方でも検討しやすい設計になっています。
| 運営会社 | 株式会社サフタ |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(沖縄市含む) |
| 特徴 | 比較しやすいポータル画面 |
5. 解体の窓口

東証グロース市場に上場するバリュークリエーション株式会社が運営するマッチングサービスです。全国2.2万人以上の利用実績があり、解体後の土地活用や売却まで一貫してサポートしてもらえるのが強みです。
| 運営会社 | バリュークリエーション株式会社(東証グロース上場) |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(沖縄市含む) |
| 特徴 | 利用実績2.2万人超、解体後の土地活用まで対応 |
6. 解体相談所

複数の解体業者へ一度に見積もり依頼・比較ができるポータルサイトです。シンプルな比較画面で、初めて解体工事を検討する方でも直感的に使えます。
| 運営会社 | madoguchi株式会社 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(沖縄市含む) |
| 特徴 | シンプルな比較画面、複数業者へ一度に依頼可能 |
地元業者に直接依頼したい方向け|沖縄市の解体会社
7. 株式会社琉球ZERO-ONE
沖縄市比屋根に本社を構え、うるま市石川にヤードを持つ、解体工事の会社です。公式サイトでは、建物解体工事、内部解体工事、アスベスト調査、はつり工事、産業廃棄物収集運搬、リフォーム工事、防水・塗装工事を業務内容として案内しています。沖縄県内で年間100件以上の解体工事を手がけ、県内2,500件以上の施工実績があると紹介されています。廃材の分別とリサイクルにも取り組んでいます。
| 所在地 | 沖縄県沖縄市比屋根7-5-18 |
|---|---|
| 電話番号 | 098-989-1020 |
| 特徴 | 代表取締役與那覇翔、平成28年7月創業、平成30年10月設立、資本金500万円、従業員36人、沖縄県知事許可(般-6)第13843号、建物解体・内部解体・アスベスト調査・産廃収集運搬 |
沖縄市の解体工事費用相場
沖縄市の実勢坪単価(解体無料見積ガイドの実績データ)
一般的な相場表ではなく、沖縄市で実際に行われた解体工事の実績データを見てみましょう。
| 建物構造・工事種別 | 坪単価(実勢価格) | 現場状況による変動幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 50,000円 | データ数が少なく変動幅なし |
| 鉄骨造 | 28,500円 | 24,000円〜33,000円 |
| RC造 | 90,696円 | データ数が少なく変動幅なし |
| 内装解体 | 16,578円 | データ数が少なく変動幅なし |

例えば木造30坪の住宅を解体する場合、本体工事費の目安は150万円です。実際の総額は、残置ゴミ・樹木・ブロック塀などの撤去を含む付帯工事費が加わることで変わってくるため、複数社から見積もりを取って比較することをおすすめします。
沖縄市で使える解体工事の補助金・助成金
沖縄市には、特定空家等または不良住宅に該当する空き家の除却費を補助する「空家等除却費補助金」があります。令和8年度は、除却費の5分の4(上限70万円)で、募集は4件程度。事前調査の最終受付は12月21日(月)、交付申請の締切は令和9年1月8日(金)と案内されています。
除却費の5分の4・上限70万円。事前調査は12月21日まで
- 補助額:建物除却費用(補助対象工事費)の5分の4。上限は70万円。国が定める1平方メートルあたりの補助上限額もある
- 補助要件:市内にある市の認定する特定空家等、または市内にある不良住宅に該当する空家等(特定空家等と同様の状態になっているもの)。不良住宅に当たるかは、市への事前調査の申請が必要
- 空家等の考え方:概ね1年以上、住居や店舗などの建築物として現に意図をもって使用していないもの。電気や水道が開通している、所有者等が時々出入りして物置や仏壇(位牌)を祀るなどして利用している家は「空家等」に該当しない
- 対象者:空き家の所有者または相続人(法人を除く)、所有者または相続人から同意を受けた者、その他、解体・除却に関し権限を有すると認められる者。所有者や相続人が複数の場合は、全員の同意が必要
- 令和8年度のスケジュール:事前調査抽選の受付は5月29日(金)〜6月11日(木)、抽選会は6月12日(金)。交付申請の受付は6月15日(月)〜令和9年1月8日(金)17時15分。事前調査の最終受付は12月21日(月)まで(交付申請数が募集予定件数に達するまで受付)
- 募集予定件数:4件程度。抽選結果のページ(7月30日時点)では、事前調査が11番まで受付済みで、キャンセル待ちもある
- 申請の流れ:住まい建築課で事前相談 → 事前調査申請(第1号様式)→ 補助金交付申請(第3号様式)→ 完了実績報告(第9号様式)→ 補助金請求(第11号様式)
- 問い合わせ先:建設部 住まい建築課、電話098-939-1212
- 公式ページに記載がない項目:工事の着手時期の扱い、補助対象にならない経費の詳細(募集要領・要綱で確認)
沖縄市の補助金は、特定空家等または不良住宅に該当する空き家が対象で、除却費の5分の4(上限70万円)が補助されます。令和8年度の募集は4件程度で、すでに抽選と事前調査の順番待ちが進んでいるため、早めに住まい建築課(098-939-1212)へ電話し、受付状況を確認しましょう。事前調査の最終受付は12月21日(月)、交付申請の締切は令和9年1月8日(金)17時15分と案内されていますが、交付申請数が予定件数に達すると受付が終わります。電気や水道が通っている家や、物置・仏壇として使っている家は「空家等」にあたらないため、現在の使い方も確認しておきましょう。

業者選び以前に知っておきたい2つの法的手続き
アスベスト事前調査の掲示義務
2022年の法改正により、解体工事を行う際は石綿(アスベスト)の有無にかかわらず事前調査が義務付けられています。沖縄市でも、元請業者は調査結果を現場に掲示し、届出時に石綿有無を報告する必要があります。この手続きを省略する業者は法令違反の可能性があるため注意してください。
特定建設作業の届出
騒音規制法・振動規制法などで定める「特定建設作業」に該当する解体工事では、原則として作業開始日の7日前までに市区町村への届出が必要です。届出は業者が行うのが一般的ですが、近隣への説明が不十分だとトラブルの原因になります。契約前に「近隣挨拶をいつ・誰が行うか」「重機の搬入経路」を確認しておきましょう。
実家じまいを考えるなら知っておきたい「解体後」の話
解体工事は「壊して終わり」ではありません。実家じまいを見据えるなら、次の2点も押さえておく必要があります。
固定資産税が上がる可能性がある
建物を解体して更地にすると、住宅用地の軽減特例(200㎡までの部分は課税標準が評価額の1/6、200㎡を超える部分は1/3に軽減される制度)が適用されなくなります。解体すると原則としてこの特例が外れ、土地の固定資産税・都市計画税が上がる可能性があります。実際の税額は土地の評価額や面積、負担調整措置などによって異なるため、一概に「何倍になる」とは言えません。沖縄市でも、住宅を解体すると、土地の固定資産税の特例が外れて、税額が上がることがあります。売却や活用の時期と合わせて、検討しましょう。
相続空き家の3,000万円特別控除
相続した空き家を売却する場合、一定の要件を満たせば譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例があります。ただし2024年以降の譲渡で相続人が3人以上の場合は最高2,000万円になります。適用には「相続開始の日から3年を経過する日の属する年の12月31日まで」という期限があるため、解体・売却のスケジュールは早めに逆算しておくことが重要です。沖縄市の補助金は、募集が4件程度と少なく、交付申請が予定件数に達すると受付が終わるため、売却のスケジュールと合わせて、早めに市へ相談しておきましょう。

業者選びの最終チェックリスト
比較サービスや業者一覧を見た上で、最後に契約前に確認すべき5つのポイントです。
- 建設業許可または解体工事業登録の有無:無許可・無登録の業者は法律違反です。国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で登録番号を照合しましょう。
- 見積書に内訳が明記されているか:「一式」とだけ記載された見積書は要注意です。仮設工事費・解体工事費・廃棄物処理費・付帯工事費が項目ごとに分かれているかを確認しましょう。
- 産業廃棄物のマニフェストを発行しているか:発行に応じない業者は不法投棄のリスクがあるため避けたほうが無難です。
- 損害賠償保険に加入しているか:重機作業中に隣家を傷つけるなどのトラブルは珍しくありません。工事賠償責任保険への加入有無は契約前に必ず確認してください。
- 事前相談と事前調査を済ませてから動いているか:沖縄市の補助金は、まず住まい建築課で事前相談をし、不良住宅などに当たるかの事前調査を受ける流れです。見積もりや契約を進める前に、工事の着手時期の扱いも確認しましょう。
沖縄市の解体工事の流れ

- 市への事前相談・事前調査・業者選定・現地調査・見積もり比較
- 契約・自治体への届出(特定建設作業届、石綿事前調査結果の報告)
- ライフライン停止・近隣挨拶・残置物撤去
- 足場養生→内装・屋根解体→本体解体→基礎撤去
- 清掃・整地・建物滅失登記(解体後1ヶ月以内に法務局へ申請義務あり)
解体前に家財道具が残っている場合
解体業者によっては残置物撤去も対応してもらえますが、別途費用がかかることが多く、量が多いと解体費用より高くつくこともあります。先に不用品だけ片付けておきたい場合は、不用品回収専門の一括見積もりサービスを使うと比較検討がしやすくなります。

| サービス名 | 不用品回収無料一括見積もり「ぽいみつ」 |
|---|---|
| 対応エリア | 全国(沖縄市含む) |
| 特徴 | 不用品回収・空き家片付け・遺品整理・ゴミ屋敷清掃の一括見積もりに対応、利用は完全無料 |
よくある質問
Q. 今から申し込めますか?
公式ページでは、事前調査の最終受付が12月21日(月)、交付申請の締切が令和9年1月8日(金)17時15分と案内されています。ただし、交付申請数が募集予定件数(4件程度)に達すると受付が終わるため、住まい建築課(098-939-1212)に電話で確認してください。
Q. 電気や水道が通ったままの空き家でも対象になりますか?
公式ページでは、電気や水道が開通している家や、所有者が時々出入りして物置や仏壇(位牌)を祀るなどして利用している家は「空家等」に該当しないと説明されています。対象になるかは、事前相談で確認してください。
Q. 相見積もりは何社くらい取るべきですか?
3社程度を目安に比較すると、極端な高額請求や不当な低価格を見抜きやすくなります。
Q. 建物滅失登記は自分でもできますか?
可能です。ただし、業者から交付される「建物滅失証明書」が必要になるため、工事完了後に必ず受け取っておきましょう。
まとめ
沖縄市の解体工事は、特定空家等または不良住宅に該当する空き家であれば、除却費の5分の4(上限70万円)の補助を受けられる可能性があります。令和8年度の募集は4件程度で、事前調査の最終受付は12月21日(月)のため、早めに市へ確認が必要です。複数の一括見積もりサービスで相場を把握し、地元業者への直接依頼も含めて比較検討することが費用を抑える近道になります。
