工具の捨て方|ドライバー・ペンチは何ごみ?電動工具のバッテリーと刃の出し方、売れる条件

引き出しの奥で眠っているドライバーやペンチ、親が日曜大工で使っていた電動ドリルや丸のこ、さびついた工具箱。工具は金属でできていて重く、刃の付いた物や電池で動く物もあるため、どのごみで出せばよいのか迷う人が目立ちます。

知恵袋などのQ&Aサイトでも「ドライバーやペンチは何ごみ?」「電動ドリルは小型家電で出せる?」「丸のこの刃はどう捨てる?」「父が残した大量の工具をどう片付ければいい?」といった悩みがよく見られます。

工具の捨て方は、手で使う工具か、電気や電池で動く電動工具かで大きく変わります。手工具は不燃ごみや金属ごみとして出せる地域が目立ちますが、刃の付いた物は包んで出す必要があります。電動工具は小型家電として回収している自治体があり、充電式の物はバッテリーを外して別に出します。人気のメーカーの電動工具や、手入れのされた工具は、買取店で値段がつく場合もあります。

本記事では、工具の種類ごとの捨て方、刃やバッテリー、塗料などDIY用品の扱い方、処分方法の比べ方、値段がつきやすい条件、実家に残った大量の工具の片付け方、手元に残す工具の選び方まで、よくある相談の例を交えて解説します。

この記事を読むと分かること

  • 手工具は不燃ごみや金属ごみで出せる地域が目立つ
  • 電動工具は小型家電の回収や粗大ごみとして扱う自治体がある
  • 充電式はバッテリーを外し、端子にテープを貼って回収ボックスへ
  • 刃の付いた工具は厚紙で包み、「キケン」と書いて出す
  • 人気メーカーの電動工具はごみに出す前に買取を確かめる
工具の捨て方|ドライバー・ペンチは何ごみ?電動工具のバッテリーと刃の出し方、売れる条件
目次

工具は何ごみ?種類で出し方が変わる

この章のポイント

  • ドライバー・ペンチ・スパナなどの手工具は金属ごみや不燃ごみが目立つ
  • 電動ドリルや電動ドライバーは小型家電として回収する地域がある
  • 大きな電動工具は粗大ごみになることがある

工具のごみの区分は、住んでいる自治体のルールで決まります。全国で一律の決まりはないため、自治体のごみ分別辞典や分別アプリで「工具」「ドライバー」「電動ドリル」などと検索して確かめるのが確実です。

ドライバーやペンチ、スパナ、ハンマー、のこぎりといった手で使う工具は、金属が中心の道具です。持ち手にプラスチックや木が使われていても、金属ごみや不燃ごみとしてまとめて出せる地域が目立ちます。ねじや釘、ボルトなどの細かい金属部品も、同じ区分で出せることが目立ちますが、袋が破れないよう、空き缶や箱に入れてから出すと安全です。

電動ドリルやインパクトドライバー、電動のこぎりなど電気で動く工具は、家電の一種として扱われます。国の小型家電リサイクルの仕組みで、電動工具を回収の対象にしている自治体があり、役所や家電量販店の回収ボックス、清掃センターへの持ち込みで受け付けていることがあります。回収ボックスの投入口に入らない大きさの物や、卓上の丸のこ、コンプレッサーのような大型の物は、粗大ごみとして扱われるのが一般的です。

工具の種類区分の例出す際のポイント
ドライバー・ペンチ・スパナ・レンチ金属ごみ、不燃ごみまとめて箱や袋に入れる
ハンマー・バール金属ごみ、不燃ごみ重いので袋を二重にする
のこぎり・カッター・ノミ不燃ごみ、危険ごみ刃を厚紙で包み「キケン」と書く
ねじ・釘・ボルト金属ごみ、不燃ごみ空き缶や箱に入れて口を閉じる
電動ドリル・電動ドライバー(コード式)小型家電、不燃ごみ、粗大ごみコードを束ねて本体に留める
充電式の電動工具小型家電、粗大ごみバッテリーを外して別に出す
卓上丸のこ・コンプレッサーなど大型の物粗大ごみ刃を外し、オイルや空気を抜いておく
金属製の工具箱金属ごみ、粗大ごみ中身を出して空にする
プラスチック製の工具箱プラスチックごみ、可燃ごみ、粗大ごみ金属の留め具は外せれば外す

表の区分は一般的な例です。同じ道具でも、自治体によって呼び方や出す日、大きさの基準が違います。最後は分別表で確かめるか、清掃事務所に問い合わせてください。

よくある相談の例

知恵袋などでは、次のような悩みがよく見られます(内容は一般的な相談を要約した例です)。

  • 引っ越しを前に、使っていないドライバーやレンチが大量に出てきた
  • 父が使っていた電動工具がいくつもあり、売れる物と捨てる物の見分け方が分からない
  • 充電式のインパクトドライバーを捨てたいが、バッテリーの出し方が分からない
  • さびた丸のこの刃を、どうやって包んで出せばよいか迷っている

回答では「手工具は自治体の金属ごみで出せることが目立つ」「電動工具はメーカーによっては中古でも値段がつくので、まず買取店に聞く」「バッテリーは外して回収ボックスへ」といった声がよく寄せられています。

刃・バッテリー・DIY用品の安全な扱い方

この章のポイント

  • 刃は外して厚紙ではさみ、危ない物と分かるようにする
  • 充電式のバッテリーは本体から外し、端子をテープでふさぐ
  • 塗料や接着剤は中身と容器を分けて考える

工具を手放す際に気をつけたいのが、刃物、電池、薬品の3つです。どれも出し方を誤ると、収集の人がけがをしたり、収集車や処理施設で火が出たりする原因になります。

刃の付いた工具は包んで出す

のこぎりやカッター、ノミ、かんな、電動のこぎりの刃(チップソー)など、刃の付いた物は、そのままごみ袋に入れると袋を突き破ってしまいます。厚紙や段ボールで刃をはさみ、ガムテープで何周か巻いて留めましょう。外から見える場所に「キケン」「刃物」などと書いておくと、収集の人が気づきやすくなります。

電動のこぎりやグラインダーの刃は、取扱説明書の手順に沿って本体から外し、刃と本体を分けて出します。外し方が分からない場合や、刃が固着して外れない場合は、無理をせず、刃の部分を段ボールで覆って保護した状態で出せるか、清掃事務所に相談してください。刃物の包み方は包丁の捨て方も参考になります。

充電式のバッテリーは外して回収へ

充電式の電動工具に使われているリチウムイオン電池は、収集車の中で押しつぶされると、火が出るおそれがあります。全国の清掃施設で、充電式電池が原因とみられる火災が起きていると報じられています。本体からバッテリーを外し、端子にビニールテープを貼って絶縁してから出しましょう。

外したバッテリーは、自治体の回収や、家電量販店・ホームセンターなどにある充電式電池の回収ボックスに出します。小形充電式電池のリサイクルを行う一般社団法人JBRCの協力店でも、回収している場合があります。電動工具のバッテリーは大きく、回収ボックスの投入口に入らないこともあるため、その場合はメーカーや販売店に問い合わせてください。電池の捨て方は電池の捨て方で詳しく解説しています。

コード式の電動工具はコードを束ねる

コードで電源につなぐタイプの電動工具は、コードが収集の機械に巻き込まれないよう、束ねて本体にテープで留めておきます。延長コードや電源タップが一緒に出てきた場合の出し方は延長コード・ケーブル類の捨て方で解説しています。

塗料・接着剤・オイルは中身を残さない

DIYをしていた家では、工具と一緒に、使いかけのペンキや接着剤、潤滑油、シンナーなどが出てくることがあります。水性の塗料は、少量であれば新聞紙や古布にしみ込ませて乾かし、可燃ごみとして出すよう案内している自治体が目立ちます。油性の塗料やシンナーは火がつきやすく、自治体では収集しない物として扱う地域もあるため、分別表で確かめ、出せない場合は販売店や専門の業者に相談してください。

中身を出し切った缶は、金属ごみや不燃ごみとして出せることが目立ちます。中身が残った缶を排水口や土に流すのはやめましょう。スプレー式の塗料や潤滑剤の出し方はスプレー缶の捨て方で解説しています。

工具の処分方法と比べ方

この章のポイント

  • 量が少なければ自治体のごみが手軽
  • 電動工具は小型家電の回収ボックスも使える
  • 状態のよい物は工具の買取店で値段がつくことがある

工具を手放す方法は、いくつかあります。工具の種類や量、状態、手間と費用のどちらを優先するかで選びましょう。

処分方法向いている工具費用の目安注意点
自治体の金属ごみ・不燃ごみ手工具、ねじや釘自治体のルールによる刃物は包み、重さに気をつける
小型家電の回収ボックス・持ち込み投入口に入る電動工具無料の地域が目立つバッテリーは外してから入れる
自治体の粗大ごみ大型の電動工具、工具箱自治体の料金表による大きさの基準は自治体で違う
工具の買取店・リサイクルショップ人気メーカーの電動工具、手入れのされた手工具値段がつけば収入になる付属品がそろっていると有利
フリマアプリ・ネットオークションまだ使える工具、セットの物売れれば収入になる重い物は送料が高くなりやすい
不用品回収業者工具以外にも不用品が多いとき業者の見積もりによる自治体の許可があるか確かめる

費用は自治体や業者によって違うため、表では金額を示していません。申し込む前に、それぞれの案内で料金を確かめてください。

少量なら自治体のごみに出す

ドライバーやペンチが数本といった量であれば、自治体の金属ごみや不燃ごみの日に出すのがいちばん手軽です。工具は小さくても重いため、袋が破れないよう二重にし、自治体が決めた重さの目安を超えないように分けて出しましょう。

無料回収をうたう業者に注意

「金属類は無料で回収します」と町内を回るトラックや、空き地で回収を受け付ける業者には注意が必要です。家庭から出るごみを回収するには、市区町村の許可が必要です。環境省も、無許可の回収業者を使わないよう呼びかけています。積み込んだ後に高い料金を求められたり、不法投棄されたりするおそれがあるため、業者に頼む場合は、自治体の許可を持っているかを確かめてから依頼しましょう。

値段がつきやすい工具の条件

この章のポイント

  • 人気のメーカーの電動工具は中古でも求める人がいる
  • バッテリーと充電器がそろっていると有利
  • さびや汚れを落としてから査定に出す

工具は、使い込まれた物でも、仕事や趣味で使う人が中古品を探しているため、状態によっては値段がつくことがあります。工具を専門に扱う買取店もあるので、ごみに出す前に一度確かめてみましょう。

確かめる点値段がつきやすい状態値段がつきにくい状態
動くかどうか電源が入り、回転や打撃がきちんとする電源が入らない、異音がする
バッテリー・充電器両方そろっていて充電できるバッテリーがない、充電できない
外観汚れが落としてあり、割れがないさびがひどい、本体が割れている
付属品専用ケース、取扱説明書、替え刃がある本体だけで、付属品がない
手工具名の知られた工具メーカーの物、セットでそろっているばらばらで、さびや欠けがある

表は一般的な傾向で、具体的な金額は、メーカーや型、状態によって大きく変わります。値段は、買取店に問い合わせるか、フリマアプリでの取引の様子を見て判断しましょう。

動かない電動工具も問い合わせてみる

電源が入らない電動工具でも、部品取りとして引き取る買取店があります。値段がつかない場合でも、無料で引き取ってもらえれば、自分で分別する手間が省けます。状態を正直に伝えて、問い合わせてみましょう。

手入れをしてから持ち込む

本体についた木くずや油汚れは、乾いた布やブラシで落としておくと、査定の印象がよくなります。さびの浮いた手工具は、無理に磨く必要はありませんが、汚れをふき取るだけでも見た目が変わります。電動工具は、バッテリーを充電しておくと、店で動作を確かめてもらいやすくなります。

実家に残った大量の工具の片付け方

親が大工や設備の仕事をしていた家や、日曜大工が趣味だった家では、物置や車庫、作業場に工具がまとめて残っていることがあります。量が多いと、何から手をつければよいか分からなくなりがちです。

まず「使える物」「売れる物」「捨てる物」に分ける

大量の工具は、いきなりごみ袋に詰めるのではなく、家族の誰かが使う物、売れそうな物、捨てる物の3つに分けることから始めましょう。電動工具や工具のセットは売れる見込みがあるため、先に買取店に見てもらい、値段がつかなかった物だけをごみに出すと、無駄がありません。出張で買い取りに来てくれる工具の買取店もあるため、量が多い場合は相談してみましょう。

形見として残す1本を決める

父親が長年使ってきた工具には、思い出が詰まっていることがあります。すべてを手放すのがつらい場合は、よく使っていた金づちやかんななど、形見として1本だけ残す方法もあります。残りは、工具を必要とする人に使ってもらうと考えれば、手放す気持ちの整理がしやすくなります。家族の物の整理の進め方は夫の物を捨てたいときの進め方でも紹介しています。

物置や作業場の片付けとあわせて進める

工具が置かれていた物置や作業場には、木材の端切れや古い塗料、農機具なども残っていることが目立ちます。種類ごとに分けて出し方を確かめておくと、粗大ごみの申し込みもまとめて行えます。物置そのものの片付けは物置の処分方法、庭の機械は芝刈り機・草刈り機の捨て方で解説しています。

実家が空き家になり、将来家を解体する予定がある場合は、建物を壊す前に中の物を片付けておく必要があります。解体の費用は、残っている物の量でも変わるため、早めに相場を調べておくと計画が立てやすくなります。

手元に残す工具の選び方

工具は「いつか使う日が来る」と思って残しがちな物です。暮らしの中でよく使う工具だけを残せば、工具箱ひとつに収まり、必要な時にすぐ取り出せます。

家庭でよく使う工具の目安

家具の組み立てや、ちょっとした修理であれば、次のような工具がそろっていれば足りることが目立ちます。持っている工具と見比べて、同じ種類の物が何本もある場合は、使いやすい物を残して手放しましょう。

  • プラスとマイナスのドライバー(大小1本ずつ)
  • ペンチ、ラジオペンチ
  • 金づち
  • カッターナイフ
  • メジャー
  • モンキーレンチ
  • 六角レンチのセット

家具を組み立てた際に付いてきた六角レンチは、同じような物がいくつもたまりやすい物です。家具に合う物だけを残し、ほかは手放してかまいません。

電動工具は使う頻度で決める

電動ドリルや電動ドライバーは、家具の組み立てや棚の取り付けが多い家では便利です。年に一度使うかどうかであれば、ホームセンターの工具の貸し出しを使う方法もあります。家に置いておく必要がなく、バッテリーの管理も要りません。

収納場所を決めて増やさない

工具は、決まった場所にしまっていないと、見つからずに同じ物を買い足してしまいがちです。工具箱や引き出しなど、置き場所を1か所に決め、そこに収まる量だけを持つようにすれば、増えすぎを防げます。収納用品の片付けは衣装ケースの捨て方でも紹介しています。

工具の処分についてよくある質問

ドライバーやペンチは何ごみ?

金属ごみや不燃ごみとして出せる自治体が目立ちます。持ち手がプラスチックでも、まとめて同じ区分で出せることが目立ちますが、分別表で確かめてください。

電動ドリルは小型家電で出せる?

小型家電の回収で電動工具を受け付けている自治体があります。回収ボックスの投入口に入らない物は、粗大ごみや清掃センターへの持ち込みになることがあるので、自治体の案内で確かめましょう。

充電式の電動工具のバッテリーはどう捨てる?

本体から外し、端子にテープを貼って、自治体の回収や充電式電池の回収ボックスに出します。大きくて投入口に入らない場合は、メーカーや販売店に問い合わせてください。

丸のこの刃は何ごみ?

不燃ごみや危険ごみとして扱う自治体が目立ちます。厚紙ではさんでテープで留め、「キケン」と書いてから出しましょう。

古い工具でも売れる?

名の知られたメーカーの工具や、セットでそろっている物は、古くても値段がつくことがあります。電動工具は動く物のほうが有利ですが、動かない物を部品取りとして引き取る店もあります。

余ったペンキはどう捨てる?

水性の塗料は少量なら新聞紙や古布にしみ込ませて乾かし、可燃ごみに出すよう案内する自治体が目立ちます。油性の塗料やシンナーは自治体で収集しない地域もあるため、分別表で確かめ、出せない場合は販売店に相談してください。

工具の捨て方についてまとめ

工具の捨て方は、手で使う工具か電動工具かで変わります。手工具は金属ごみや不燃ごみで出せる地域が目立ち、電動工具は小型家電の回収や粗大ごみで扱われます。刃は包み、バッテリーは外して、安全に出しましょう。

ポイント

  • ドライバー・ペンチなどの手工具は、金属ごみや不燃ごみで出せる地域が目立つ
  • 電動工具は小型家電の回収や粗大ごみとして扱う自治体がある
  • 充電式はバッテリーを外し、端子にテープを貼って回収に出す
  • 刃は外して厚紙で包み、「キケン」と書いて出す
  • 塗料やシンナーは中身を残さず、出せない物は販売店に相談する
  • 人気メーカーの電動工具は、ごみに出す前に買取店に問い合わせる

工具の片付けは、家の中の修理道具を見直すよい機会です。使う工具だけを手元に残せば、必要な時にすぐ見つかり、物置や引き出しの場所も空きます。

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この記事を書いた人

私の実家はいわゆるゴミ屋敷です。
私の母は物への執着が強く、その結果、私の実家は物で溢れていました。この環境で育った私は、物に囲まれた生活のストレスを経験し、物への執着を手放すことが重要だという価値観になりました。
「手放しのススメ」では、物質的な執着を手放し、シンプルな生活を目指す旅を共有します。
一緒に、もっとシンプルで心地よい生活を目指しましょう。

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