延長コード・ケーブル類の捨て方|何ごみで出す?残すべきケーブルの見分け方

引き出しの奥で絡まった延長コード、何の機器のものか分からなくなったACアダプター、古いスマートフォンの充電ケーブル、使わなくなったLANケーブルやHDMIケーブル。家電を買い替えるたびにケーブル類だけが残り、気づけば箱いっぱいにたまっている家庭は少なくありません。

Yahoo!知恵袋にも「延長コードは燃えないごみ?」「ACアダプターは小型家電の回収に出せる?」「どの機器のケーブルか分からないけど捨てていい?」といった相談が寄せられています。

延長コードやケーブル類は、小型家電の回収や不燃ごみとして出せるのが一般的で、費用はほとんどかかりません。中には銅が使われていて、資源として回収されます。古い延長コードやタコ足配線は、ほこりや劣化による火災の原因になることもあり、処分をきっかけに家の配線を見直すことも大切です。

本記事では、延長コード・ACアダプター・充電ケーブルなどの捨て方、処分してよいケーブルの見分け方、モバイルバッテリーなど注意が必要な物、古い延長コードの危険と買い替えの目安、ケーブルを増やさない整理と収納のコツまで、知恵袋に寄せられた声を交えて解説します。

この記事を読むと分かること

  • 延長コード・ケーブル類の種類別の捨て方と費用
  • 何の機器のものか分からないケーブルの見分け方と、残すべき物
  • モバイルバッテリーやバッテリー内蔵機器の注意点
  • 古い延長コードの火災のリスクと、ケーブルを整理するコツ
延長コード・ケーブル類の捨て方|何ごみで出す?残すべきケーブルの見分け方
目次

延長コード・ケーブル類は何ごみ?

この章のポイント

  • 小型家電の回収か不燃ごみが一般的
  • 中の銅は資源として回収される
  • 自治体によっては可燃ごみの場合も

延長コードやケーブル類は、銅の線をゴムや樹脂で覆った製品です。自治体によって区分が少しずつ違います。

物区分の例費用の目安
延長コード・電源タップ小型家電の回収、不燃ごみ無料〜指定袋代
ACアダプター小型家電の回収、不燃ごみ無料〜指定袋代
スマートフォン・ゲーム機の充電ケーブル小型家電の回収、不燃ごみ無料〜指定袋代
LANケーブル・HDMIケーブル・USBケーブル小型家電の回収、不燃ごみ無料〜指定袋代
テレビのアンテナケーブル不燃ごみ、小型家電の回収指定袋代のみ
家電の電源コード(本体から外れる物)小型家電の回収、不燃ごみ無料〜指定袋代
ドラム式の延長コード(コードリール)不燃ごみ、粗大ごみ指定袋代〜500円程度

電気のコード類は、小型家電の回収の対象に含めている自治体が多く、回収ボックスに無料で入れられることがあります。一部の自治体では、可燃ごみやプラスチックごみとして出すよう案内しているところもあるため、分別表で「コード」「ケーブル」を確認してください。

銅の資源として再利用される

ケーブルの中には、電気をよく通す銅が使われています。小型家電の回収に出されたケーブルは、被覆と銅に分けられ、銅は新しい製品の原料として再利用されます。家庭のケーブル1本の量はわずかでも、まとめて回収されれば大切な資源になります。

知恵袋に寄せられた相談

Yahoo!知恵袋には、次のような相談が投稿されています。

  • 引き出しにケーブルが大量にあるが、どれが何のケーブルか分からない
  • 延長コードのコンセント部分が焦げていて怖い
  • 古いモバイルバッテリーが膨らんでいるが、どう捨てればよいのか分からない

回答では「分からないケーブルは本体と照らし合わせて確認する」「焦げた延長コードはすぐ使用をやめる」「膨らんだバッテリーは家電量販店や自治体に相談する」といった声が目立ちました。

延長コード・ケーブル類の処分方法4つ

この章のポイント

  • 費用ゼロなら回収ボックスか不燃ごみ
  • 量が多いなら宅配回収にまとめて
  • 新品同様の物は売れることも

処分方法は4つあります。量と状態で選びましょう。

処分方法費用の目安向いているケース
小型家電の回収ボックス無料近くに回収ボックスがある
自治体の不燃ごみ指定袋代のみ回収ボックスが近くにない
認定事業者の宅配回収無料〜2,000円程度ほかの小型家電やパソコンもまとめて出す
リサイクルショップ・フリマアプリプラスになる場合あり未使用品、純正品、高性能なケーブル

1. 小型家電の回収ボックスに入れる

市役所や公民館、家電量販店などに置かれた回収ボックスは、無料で利用できます。ケーブル類は細くて小さいため、まとめて袋に入れて持って行き、ボックスに入れましょう。絡まったままでもかまいません。

2. 自治体の不燃ごみに出す

回収ボックスが近くにない場合は、不燃ごみとして出せる自治体が一般的です。長いコードは、束ねてひもや輪ゴムで留めておくと、収集の際に機械に絡まりません。

3. 認定事業者の宅配回収を使う

パソコンや小型家電と一緒に、段ボールに詰めて宅配便で送る回収サービスもあります。ケーブル類だけで箱をいっぱいにするのは難しいため、使わなくなったパソコンやゲーム機などと一緒に出すのがおすすめです。自治体と協定を結んだ事業者の場合、パソコンを含む箱は回収料金が無料になる例があります。

4. リサイクルショップやフリマアプリで売る

未使用の純正ケーブルや充電器、高性能なHDMIケーブル、オーディオ用のケーブルなどは、フリマアプリで売れることがあります。1本ずつでは値段がつきにくいため、まとめ売りにするのがおすすめです。

捨ててよいケーブル・残すべきケーブルの見分け方

この章のポイント

  • 本体と照らし合わせて確認
  • 使っている機器のケーブルは残す
  • 使っていない機器のケーブルは本体と一緒に処分

ケーブル類の処分で一番困るのが「何の機器のケーブルか分からない」ことです。間違えて必要なケーブルを捨ててしまわないよう、次の手順で確認しましょう。

ACアダプターのラベルを確認する

ACアダプターには、メーカー名や型番、出力の電圧(V)と電流(A)が書かれたラベルが付いています。家にある機器の型番や、機器の裏に書かれた電源の表示と照らし合わせれば、どの機器の物か分かります。電圧や電流が合わないACアダプターを使うと、機器の故障や発熱の原因になるため、確認できない物を無理に使うのはやめましょう。

端子の形で見分ける

USBケーブルは、端子の形で用途を見分けられます。USB Type-C、Lightning、micro USBなど、手持ちのスマートフォンやタブレット、イヤホンの端子と合うかを確認してください。使っている機器に合う形のケーブルは、予備として1〜2本だけ残し、ほかは処分しましょう。

残すべきケーブル

  • 今使っている家電やパソコン、ゲーム機の電源コードやACアダプター
  • ルーターやモデムなど、通信機器のケーブル(契約している会社に返却が必要な場合も)
  • 医療機器や見守り機器など、生活に欠かせない機器のケーブル
  • 手持ちの機器に合う充電ケーブルの予備(1〜2本)

判断がつかないケーブルは、すぐに捨てずに「保留」の袋に入れ、数か月使わなかったら処分する、と決めておく方法もあります。

注意が必要な物:モバイルバッテリーと内蔵電池

この章のポイント

  • モバイルバッテリーは普通のごみに出さない
  • 膨らんだ電池は特に危険
  • 家電量販店などの回収を利用

ケーブル類と一緒に引き出しにしまわれていることが多いのが、モバイルバッテリーやワイヤレスイヤホンなど、リチウムイオン電池を内蔵した機器です。

普通のごみに出すと火災の原因に

リチウムイオン電池は、押しつぶされたり、強い衝撃を受けたりした際に発火することがあります。不燃ごみや小型家電の回収ボックスに混ぜて出すと、収集車や処理施設で発火し、火災の原因になります。こうした火災は全国の自治体で問題になっており、モバイルバッテリーの回収方法を決めている自治体が増えています。

回収先

モバイルバッテリーは、家電量販店やホームセンターなどに置かれた充電式電池のリサイクルボックスで回収している場合があります。リサイクルボックスで受け付けていない製品や、膨らんだり破損したりした物は、自治体の案内に従うか、メーカーに相談してください。端子部分にビニールテープを貼り、ショートを防いでから持ち込みましょう。乾電池や充電池の捨て方は、別の記事でも詳しく紹介しています。

古い延長コードの火災のリスク

この章のポイント

  • トラッキング現象で火災になることがある
  • タコ足配線と容量オーバーに注意
  • コードを束ねたまま使わない

処分をきっかけに、家の中で使っている延長コードや電源タップの状態も見直しましょう。古い延長コードは、思わぬ火災の原因になることがあります。

トラッキング現象

コンセントとプラグの間にたまったほこりが湿気を吸うと、そこに電気が流れて発熱し、火災になることがあります。この現象をトラッキング現象といいます。家具の裏など、普段見えない場所のコンセントや延長コードで起こりやすい現象です。ほこりがたまっていないか、ときどき確認し、乾いた布で掃除しましょう。

容量オーバーに注意

延長コードや電源タップには、使える電気の量(定格容量)が決められており、一般的な製品は1,500Wまでです。電子レンジやドライヤー、電気ケトル、暖房器具など、消費電力の大きい家電を同じ延長コードで同時に使うと、容量を超えて発熱する危険があります。

買い替えのサイン

  • コンセントやプラグの部分が焦げている、変色している
  • コードの被覆が破れて、中の線が見えている
  • コードが熱くなる、焦げたにおいがする
  • プラグを差し込むとぐらつく
  • 10年以上使っている

延長コードや電源タップの交換の目安は、使い方にもよりますが、3年〜5年程度ともいわれます。コードを丸めたり束ねたりしたまま使うと、熱がこもって被覆が溶けることがあるため、伸ばして使いましょう。

ケーブルを増やさない整理と収納のコツ

この章のポイント

  • 機器ごとに袋に分けてラベルを付ける
  • 予備は1〜2本に絞る
  • 新しい機器を買ったら古いケーブルを見直す

処分したあとは、ケーブル類が再び増えて絡まらないよう、整理と収納の仕組みを作りましょう。

機器ごとに分けて、ラベルを付ける

ケーブルは、機器ごとにチャック付きの袋や小箱に分け、「ゲーム機」「カメラ」などとラベルを付けておくと、必要なときにすぐ見つかります。ケーブルにマスキングテープを巻き、機器の名前を書いておく方法も便利です。

ケーブルは束ねて収納する

長いケーブルは、八の字に巻くか、ゆるく丸めて、マジックテープのバンドやクリップで留めておくと、絡まりません。きつく巻くと、内部の線が傷んで断線の原因になるため、ゆるく巻くのがコツです。

新しい機器を買ったら見直す

スマートフォンや家電を買い替えたら、古い機器のケーブルや充電器も一緒に見直しましょう。新しい機器で使えない物は、本体と一緒に処分すれば、ケーブルだけが残ることを防げます。

実家のケーブル類を片付けるとき

この章のポイント

  • 何十年も前の延長コードは処分
  • 使っている家電のコードは安全を確認
  • 高齢の親の家の配線を見直す

親の家を片付けると、引き出しや押し入れから、古い延長コードや、もう存在しない家電のコードが大量に出てくることがあります。

古い延長コードは使わない

何十年も前の延長コードは、被覆のゴムが硬くなってひびが入っていたり、プラグの金属部分がさびていたりすることがあります。見た目に問題がなくても、使わずに処分するのが安全です。黒いゴムの被覆の古いコードや、布で覆われたコードは、特に劣化が進んでいることが多いので注意しましょう。

親の家の配線を見直す

高齢の親が住み続ける家では、家具の裏に隠れた延長コードやタコ足配線が、火災の原因になっていないかを確認しましょう。ほこりのたまったコンセントの掃除や、古い電源タップの交換は、帰省の機会にできる親孝行の一つです。コードに足を引っかけて転倒しないよう、通路を横切る配線を壁沿いに移すことも大切です。

存在しない家電のコードは処分

すでに処分した家電の電源コードや、何の機器か分からないACアダプターは、家族で確認したうえで処分しましょう。テレビやビデオデッキの配線ケーブル、古い電話のモジュラーケーブルなども、使う機器がなければ不要です。

ケーブル類の処分の手順

この章のポイント

  • 家じゅうのケーブルを1か所に集める
  • 使う物と使わない物に分ける
  • 使わない物はまとめて回収へ

ケーブル類を一気に整理する際は、次の手順で進めると迷いません。

  • 引き出しや箱、押し入れなど、家じゅうのケーブル類を1か所に集める
  • 今使っている機器のケーブルを取り出し、機器ごとに分ける
  • 予備として残す充電ケーブルを1〜2本選ぶ
  • 何の機器か分からないケーブルは、ラベルや端子で確認する
  • 使わないケーブルを袋にまとめ、小型家電の回収や不燃ごみに出す
  • 残したケーブルを機器ごとに袋に入れ、ラベルを付けて収納する

一度に全部を片付けるのが大変な場合は、「今日はこの引き出しだけ」と場所を決めて、少しずつ進めましょう。

延長コード・ケーブル類の処分についてよくある質問

延長コードはハサミで切ってから捨てるべき?

切る必要はありません。切った部分から銅線が飛び出して、けがをするおそれがあります。自治体の分別表に特別な指示がある場合だけ、それに従ってください。

電源タップのスイッチ付きの物も同じ捨て方?

スイッチ付きの電源タップや、雷サージ対策の電源タップも、小型家電の回収や不燃ごみに出せます。USBポート付きの電源タップも同じ扱いです。

ケーブルを売るときの注意点は?

純正品かどうか、使用期間、断線や傷の有無を正直に書きましょう。充電ケーブルは消耗品と考える人が多いため、未使用品や新品に近い物でなければ値段がつきにくいです。

ルーターやモデムのケーブルは捨ててもいい?

インターネット回線の会社からレンタルしているルーターやモデムは、解約時に返却が必要な場合があります。付属のケーブルも一緒に返却するよう求められることがあるため、捨てる前に契約内容を確認してください。

延長コード・ケーブル類の処分についてまとめ

この記事のポイントをまとめます。

ポイント

  • 延長コードやケーブル類は、小型家電の回収ボックスや不燃ごみに出せるのが一般的
  • 費用は無料〜指定袋代程度で、ほとんどかからない
  • ケーブルの中の銅は、資源として回収・再利用される
  • 何の機器か分からないケーブルは、ACアダプターのラベルや端子の形で確認する
  • 今使っている機器のケーブルと、予備の1〜2本だけを残して処分する
  • モバイルバッテリーは普通のごみに出さず、リサイクルボックスや自治体の案内に従う
  • 焦げ跡や被覆の破れ、発熱がある延長コードは、すぐに使用をやめる
  • ケーブルは機器ごとに袋に分けてラベルを付けると、増えにくく探しやすい

延長コードやケーブル類の処分は、回収ボックスを使えば費用もかからず、すぐに済ませられます。処分をきっかけに、家の配線の安全も見直してみましょう。

絡まったケーブルの山がなくなれば、引き出しの中も、気持ちもすっきりします。

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この記事を書いた人

私の実家はいわゆるゴミ屋敷です。
私の母は物への執着が強く、その結果、私の実家は物で溢れていました。この環境で育った私は、物に囲まれた生活のストレスを経験し、物への執着を手放すことが重要だという価値観になりました。
「手放しのススメ」では、物質的な執着を手放し、シンプルな生活を目指す旅を共有します。
一緒に、もっとシンプルで心地よい生活を目指しましょう。

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