家族そろって焼き肉やお好み焼きを楽しんだホットプレート。子どもが独立して出番が減ったり、プレートのコーティングがはがれて焦げつくようになったりして、処分を考える方は少なくありません。たこ焼き器やグリル鍋、電気たこ焼き器など、似たような調理家電が台所の棚にいくつも眠っている家庭もあるでしょう。
Yahoo!知恵袋にも「ホットプレートは粗大ごみ?不燃ごみ?」「プレートだけ捨てて本体は使いたい」「焦げつくようになったプレートは買い替えるしかない?」といった相談が寄せられています。
ホットプレートは家電リサイクル法の対象外で、自治体の不燃ごみや粗大ごみ、小型家電の回収に出せます。本体とプレート、電源コードで区分が分かれる自治体もあり、出す前には油汚れを落としておく準備が必要です。人気ブランドの製品は、中古でも売れることがあります。
本記事では、ホットプレートの処分方法と費用の目安、本体・プレート・ふた・コードの分別、売れるホットプレートの条件、プレートの焦げつきと買い替えの判断、たこ焼き器やグリル鍋など関連する調理家電の捨て方、実家の台所に眠る調理家電を片付けるときの注意点まで、知恵袋に寄せられた声を交えて解説します。

ホットプレートは何ごみ?
この章のポイント
- 家電リサイクル法の対象外
- 小型家電リサイクル法の対象品目
- 大きさで不燃ごみか粗大ごみに分かれる
ホットプレートは、法律上の扱いと自治体での区分を分けて考えると分かりやすくなります。
リサイクル料金はかからない
家電リサイクル法でリサイクル料金がかかるのは、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目です。ホットプレートは含まれないため、リサイクル券は必要ありません。
小型家電リサイクル法の対象品目
ホットプレートは、小型家電リサイクル法の対象品目に含まれます。自治体の小型家電回収や、国の認定を受けた事業者の宅配回収で出せます。回収ボックスの投入口は30cm×15cm程度が一般的なので、ホットプレートの本体は入らないことがほとんどです。拠点での回収や、宅配回収を利用しましょう。
自治体での区分の目安
| 製品 | 区分の例 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 一人用・小型のホットプレート | 不燃ごみ、小型家電の回収 | 指定袋代のみ |
| 家族用のホットプレート(幅40〜50cm程度) | 不燃ごみ、粗大ごみ | 指定袋代〜500円程度 |
| 大型のホットプレート・グリルプレート | 粗大ごみ | 300円〜800円程度 |
| プレートのみ(交換用・平面・たこ焼き) | 不燃ごみ、金属ごみ | 指定袋代のみ |
| ガラスのふた | 不燃ごみ | 割れないよう包んで出す |
| 電源コード(温度調節器付き) | 不燃ごみ、小型家電の回収 | 指定袋代のみ |
粗大ごみの基準は「一辺30cm以上」「指定袋に入らない」とする自治体が目立ちます。家族用のホットプレートは幅が40cm〜50cm程度あるため、粗大ごみの扱いになる自治体もあれば、指定袋に入れば不燃ごみで出せる自治体もあります。
知恵袋に寄せられた相談
Yahoo!知恵袋には、次のような相談が投稿されています。
- ホットプレートのプレートがはがれてきたので処分したいが、粗大ごみに出すほどの大きさか分からない
- 結婚祝いでもらったホットプレートが箱に入ったまま10年たっている
- 台所の棚にホットプレート、たこ焼き器、グリル鍋が全部そろっていて邪魔になっている
回答では「指定袋に入れば不燃ごみで出せる地域が多い」「未使用品はフリマアプリで売れる」「よく使う1台を残して整理した」といった声が目立ちました。
ホットプレートの処分方法6つと費用の目安
この章のポイント
- 安く済ませるなら自治体のごみ
- 買い替えなら量販店の引き取り
- 人気ブランドや未使用品は売れる
処分方法は6つあります。ホットプレートの状態と大きさで選びましょう。
| 処分方法 | 費用の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 自治体の不燃ごみ | 指定袋代のみ | 指定袋に入る大きさ |
| 自治体の粗大ごみ | 300円〜800円程度 | 大型で指定袋に入らない |
| 小型家電の回収(拠点・宅配) | 無料〜2,000円程度 | 自宅から出したい、ほかの小型家電もある |
| 家電量販店の引き取り | 無料〜1,000円台 | 買い替えのついでに手放したい |
| リサイクルショップ・フリマアプリ | プラスになる場合あり | 人気ブランド、未使用品、購入から数年以内 |
| 不用品回収業者 | ほかの品と合わせて数千円〜 | 台所の家電をまとめて出す |
1. 自治体の不燃ごみに出す
指定袋に入る大きさであれば、不燃ごみとして出すのが手軽です。ガラスのふたは割れないよう新聞紙で包み、「キケン」「ガラス」と書いて出しましょう。電源コードは本体から外して、一緒に袋に入れるか、自治体の指示に従って別に出します。
2. 自治体の粗大ごみに出す
指定袋に入らない大型のホットプレートは、粗大ごみとして申し込みます。手数料は300円〜800円程度が目安です。受付センターに申し込み、処理券を購入して貼り、指定日に出します。
3. 小型家電の回収を利用する
自治体の清掃事務所などの拠点で、小型家電をまとめて回収している自治体があります。国の認定を受けた事業者の宅配回収なら、段ボールに詰めて自宅から送れます。パソコンと一緒に出すと回収料金が無料になる自治体もあるので、使わなくなったパソコンがある方はまとめて出すと得です。
4. 家電量販店に引き取ってもらう
新しいホットプレートを買う店で、古い製品を引き取ってもらえる場合があります。小型家電の回収を行う量販店は増えていますが、料金や条件は店舗ごとに違います。持ち込む前に、店舗のサイトか電話で確認してください。
5. リサイクルショップやフリマアプリで売る
BRUNO(ブルーノ)やアイリスオーヤマの人気モデル、象印やタイガーの大型ホットプレートなどは、中古でも需要があります。未使用で箱に入ったままの物は、引き出物や贈答品として保管されていることが多く、新品に近い価格で売れることもあります。
使用済みの物は、プレートの焦げつきやコーティングのはがれ、本体の油汚れが査定に大きく響きます。プレートの種類(平面・波型・たこ焼き)がそろっているか、取扱説明書が残っているかも確認しましょう。
6. 不用品回収業者に依頼する
台所の調理家電や食器をまとめて片付けたい場合は、不用品回収業者に依頼する方法があります。ホットプレート単体では割高になるため、ほかの品と一緒に頼むときの選択肢と考えましょう。一般廃棄物収集運搬業の許可の有無と、見積もりの内訳を確認してから依頼してください。
出す前の準備:油汚れを落として分別する
この章のポイント
- 油汚れは拭き取ってから出す
- プレート・ふた・コードを分ける
- ガラスのふたは割れないよう包む
ホットプレートは油を使う調理器具なので、汚れたまま出すと、においや虫の原因になります。出す前に、最低限の手入れと分別をしておきましょう。
油汚れを拭き取る
プレートや本体の受け皿にたまった油は、キッチンペーパーで吸い取ってから、可燃ごみに出します。こびりついた汚れは、ぬるま湯に台所用洗剤を溶かしてしばらく置いてから、柔らかいスポンジで洗い流します。ごみとして出す場合は、においが出ない程度に拭き取れば十分です。
部品ごとの分別
| 部品 | 素材の例 | 区分の例 |
|---|---|---|
| 本体 | 金属、樹脂 | 不燃ごみ、粗大ごみ、小型家電の回収 |
| プレート(平面・波型・たこ焼き) | アルミ、鉄、フッ素樹脂加工 | 不燃ごみ、金属ごみ |
| ガラスのふた | 強化ガラス | 不燃ごみ |
| 樹脂のふた・取っ手 | プラスチック | プラスチックごみ、不燃ごみ |
| 電源コード・温度調節器 | 金属、樹脂 | 不燃ごみ、小型家電の回収 |
本体ごと粗大ごみに出す場合は、部品を外さずにまとめて出せる自治体もあります。プレートだけを別に出す場合は、金属ごみとして資源回収する自治体もあるので、分別表を確認してください。
ガラスのふたの出し方
ガラスのふたは、強化ガラスでできていても、落としたりぶつけたりした衝撃で割れることがあります。新聞紙で包み、袋の外から分かるよう「キケン」「ガラス」と書いて出しましょう。ガラスのふたは、飲み物のびんとは成分が違うため、びんの資源回収には出せません。
焦げつくプレートは交換か買い替えか
この章のポイント
- 交換用プレートが買えるなら交換が安い
- 本体の温度調節器が壊れたら買い替え
- 10年以上使った製品は買い替えを考える
「焦げつくようになった」「温まりにくくなった」という理由で処分を考えている場合は、プレートだけを交換して使い続ける方法もあります。
プレートの交換で直る場合
プレートのフッ素樹脂加工がはがれて焦げつくようになった場合は、交換用のプレートを購入すれば、本体はそのまま使えます。メーカーの部品販売や家電量販店で、型番に合ったプレートを注文できます。価格は2,000円〜5,000円程度の物が多く、本体を買い替えるより安く済みます。
買い替えを考えたいサイン
- 温度調節器のつまみを回しても温度が上がらない、上がりすぎる
- 電源コードやプラグが熱くなる、焦げたにおいがする
- 本体の脚やヒーター部分がぐらつく
- 交換用のプレートが生産終了で手に入らない
- 製造から10年以上たっている
電源コードや温度調節器の不具合は、発火ややけどの事故につながることがあります。異常に気づいたら使用をやめ、修理か買い替えを検討してください。
プレートを長持ちさせる使い方
フッ素樹脂加工のプレートは、金属のヘラやフォークでこすれば傷がつき、はがれやすくなります。木製や樹脂製のヘラを使い、空焚きを避けることで、プレートを長持ちさせられます。使ったあとは、冷めてから柔らかいスポンジで洗いましょう。
たこ焼き器・グリル鍋など関連する調理家電の捨て方
この章のポイント
- 小型の調理家電は不燃ごみか小型家電の回収
- 鉄板やたこ焼き器のプレートは金属ごみ
- カセットコンロはボンベを外す
ホットプレートと一緒に片付けることが多い調理家電も、基本的な考え方は同じです。大きさと素材で区分が決まります。
| 製品 | 区分の例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 電気たこ焼き器 | 不燃ごみ、小型家電の回収 | プレートの油を拭き取る |
| グリル鍋・電気鍋 | 不燃ごみ、粗大ごみ | ガラスのふたは割れないよう包む |
| 電気フライヤー | 不燃ごみ、粗大ごみ | 中の油は固めるか吸わせて可燃ごみへ |
| ワッフルメーカー・ホットサンドメーカー | 不燃ごみ、小型家電の回収 | 小型なら回収ボックスに入る |
| カセットコンロ | 不燃ごみ、金属ごみ | ガスボンベは必ず外す |
| 鉄板・鉄製のたこ焼き器 | 不燃ごみ、金属ごみ | 重いので袋を二重にする |
カセットコンロとガスボンベ
カセットコンロを捨てるときは、ガスボンベを必ず外してください。ボンベは中身を使い切り、自治体の指示に従って出します。ガスが残ったボンベや、セットしたままのコンロを出すと、収集車や処理施設で火災が起きるおそれがあります。ガスボンベやスプレー缶の捨て方は、別の記事で詳しく紹介しています。
電気フライヤーの油
電気フライヤーの中に残った油は、市販の凝固剤で固めるか、新聞紙や古布に吸わせてから可燃ごみに出します。排水口に流すと、配管の詰まりや水質汚染の原因になります。
実家の台所に眠る調理家電を片付けるときの注意点
この章のポイント
- 同じ用途の家電は1台に絞る
- 箱に入ったままの贈答品は売却を検討
- 親が使い続ける家電は安全を確認
親の家の台所を片付けると、ホットプレート、たこ焼き器、ジューサー、パン焼き器、ヨーグルトメーカーなど、さまざまな調理家電が棚や押し入れから出てきます。
使っている物と使っていない物を分ける
最初に、この1年で使ったかどうかで分けてみましょう。家族が集まるときにだけ使うホットプレートなど、使う頻度は少なくても必要な物もあります。使っていない物の中から、箱に入ったままの贈答品や、購入から年数の浅い物を売却候補として分けておくと、片付けがスムーズです。
同じ用途の家電は1台に絞る
ホットプレートとグリル鍋、電気鍋と卓上コンロなど、同じような用途の家電が何台もある場合は、使いやすい1台を残して整理しましょう。収納の場所が空けば、台所の作業スペースが広がり、高齢の親でも使いやすくなります。
古い家電の安全を確認する
何十年も前のホットプレートや電気鍋は、電源コードや温度調節器が劣化していることがあります。親が使い続けている場合は、帰省の機会にコードの傷みや焦げたにおいがないかを確認しましょう。製品によってはリコールの対象になっている物もあるため、消費者庁のリコール情報サイトで型番を調べておくと安心です。
ホットプレートの処分についてよくある質問
ホットプレートのプレートだけを捨てたいときは?
プレートは金属製なので、不燃ごみか金属ごみとして出すのが一般的です。フッ素樹脂加工がしてあっても、区分は変わりません。重さがあるため、袋が破れないよう二重にするか、新聞紙で包んでから出しましょう。
箱に入ったままのホットプレートは売れる?
未使用で箱に入ったままの物は、リサイクルショップやフリマアプリで売れる可能性が高い品です。製造から年数がたっていても、人気メーカーの製品であれば値段がつくことがあります。付属品と取扱説明書がそろっているかを確認してから出しましょう。
ホットプレートを粗大ごみに出すとき、プレートは外す?
粗大ごみとして出す場合は、本体とプレート、ふたをまとめて出せる自治体が一般的です。プレートを本体に載せ、ふたをして、ひもで縛っておくと、収集の際にばらばらになりません。ガラスのふたは割れないよう、新聞紙で包んでおくと安心です。
電源コードをなくしたホットプレートは使える?
同じメーカーの対応する電源コード(温度調節器)を部品として購入できれば、使える場合があります。型番を確認し、メーカーの部品販売や家電量販店に問い合わせてください。他社の製品や合わない型番のコードを使うのは、事故の原因になるため避けましょう。
ホットプレートの処分方法についてまとめ
この記事のポイントをまとめます。
ホットプレートの処分は、自治体の区分を確認し、油汚れを落として分別すれば難しくありません。まだ使える物は、売ったり譲ったりして次の家庭で活躍してもらいましょう。
台所の棚が空けば、使う道具をすぐ取り出せるようになり、毎日の料理も楽になります。