電話機・FAXの捨て方|何ごみで出す?電話帳や留守電の消し方とレンタル品の返却

携帯電話が当たり前になり、ほとんど鳴らなくなった家の固定電話。子機が何台もあるコードレス電話、感熱紙がセットされたままのFAX付き電話機。固定電話を解約した、あるいは新しい機種に買い替えたとき、古い電話機をどう処分すればよいのか、迷う方は少なくありません。

Yahoo!知恵袋にも「電話機は燃えないごみで出せる?」「電話帳や留守電の録音は消してから捨てるべき?」「NTTから借りている電話機はどうすればいい?」といった相談が寄せられています。

電話機やFAXは、小型家電リサイクル法の対象品目で、自治体の不燃ごみや小型家電の回収に出せるのが一般的です。処分する前に、本体に登録された電話帳や着信履歴、留守番電話の録音を消しておく必要があります。電話会社からレンタルしている電話機は、自分で捨てずに返却する手続きが必要です。

本記事では、電話機・FAXの処分方法と費用の目安、消しておきたい個人情報とその消し方、レンタル品の見分け方と返却の手続き、子機の電池の扱い、固定電話を解約する際の注意点、実家の電話を片付けるときの考え方まで、知恵袋に寄せられた声を交えて解説します。

この記事を読むと分かること

  • 電話機・FAXの処分方法5つと費用の目安
  • 電話帳・着信履歴・留守電の録音・FAXの送受信記録を消す方法
  • 電話会社からのレンタル品の見分け方と返却の手続き
  • 固定電話の解約と、実家の電話を片付けるときの注意点
電話機・FAXの捨て方|何ごみで出す?電話帳や留守電の消し方とレンタル品の返却
目次

電話機・FAXは何ごみ?

この章のポイント

  • 家電リサイクル法の対象外
  • 小型家電リサイクル法の対象品目
  • 不燃ごみか小型家電の回収が一般的

電話機やFAXは、法律上の扱いと自治体での区分を分けて考えると分かりやすくなります。

リサイクル料金はかからない

家電リサイクル法でリサイクル料金がかかるのは、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目です。電話機やFAXは含まれないため、リサイクル券を買う必要はありません。

小型家電リサイクル法の対象品目

電話機、FAX、携帯電話、スマートフォンは、小型家電リサイクル法の対象品目に含まれます。基板には金や銀、銅などの金属が使われており、回収された製品から取り出して再資源化しています。

自治体での区分の目安

物区分の例費用の目安
親機(コード付きの電話機)小型家電の回収、不燃ごみ無料〜指定袋代
コードレス電話の子機・充電台小型家電の回収、不燃ごみ無料〜指定袋代
FAX付き電話機・家庭用FAX小型家電の回収、不燃ごみ、粗大ごみ無料〜500円程度
子機の充電池(ニッケル水素電池など)電池の回収箱、自治体の電池回収無料
電話線・モジュラーケーブル不燃ごみ、小型家電の回収指定袋代のみ
FAXの感熱紙・インクリボン可燃ごみ指定袋代のみ

家庭用の電話機は、小型家電の回収ボックスの投入口(30cm×15cm程度)に入る大きさの物が多くあります。FAX付きの電話機は少し大きいため、入らない場合は不燃ごみか、自治体によっては粗大ごみとして出します。

知恵袋に寄せられた相談

Yahoo!知恵袋には、次のような相談が投稿されています。

  • 固定電話を解約したので、電話機と子機2台を処分したい
  • 亡くなった父の電話機に、親戚や知人の電話番号がたくさん登録されている
  • 昔の黒電話が出てきたが、NTTからのレンタル品なのか分からない

回答では「電話帳と留守電を消してから回収ボックスに出した」「本体の初期化で全部消える機種が多い」「黒電話はレンタルの場合があるのでNTTに確認を」といった声が目立ちました。

電話機・FAXの処分方法5つと費用の目安

この章のポイント

  • 費用ゼロなら回収ボックスか不燃ごみ
  • レンタル品は返却
  • 古い黒電話は売れることも

処分方法は5つあります。電話機が自分の物かレンタル品か、状態はどうかで選びましょう。

処分方法費用の目安向いているケース
小型家電の回収ボックス無料投入口に入る大きさの電話機
自治体の不燃ごみ指定袋代のみ回収ボックスに入らない、近くにない
家電量販店の引き取り無料〜数百円買い替えのついでに手放したい
電話会社への返却無料電話会社からのレンタル品
リサイクルショップ・フリマアプリプラスになる場合あり新しい機種、未使用品、昔の黒電話

1. 小型家電の回収ボックスに入れる

市役所や公民館、家電量販店などに置かれた回収ボックスは、無料で利用できます。電話帳や録音を消し、子機の電池を外してから入れてください。一度入れた物は取り出せないため、データを消したかどうかを入れる前に確認しましょう。

2. 自治体の不燃ごみに出す

回収ボックスに入らない物や、近くに回収ボックスがない場合は、不燃ごみとして出せる自治体が一般的です。電話線やACアダプターは、本体と一緒に袋に入れて出してかまいません。

3. 家電量販店に引き取ってもらう

新しい電話機を買う店で、古い電話機を引き取ってもらえる場合があります。小型家電の回収を行う量販店では、店頭に回収ボックスを置いていることもあります。条件は店舗ごとに違うため、購入の際に確認してください。

4. 電話会社に返却する

電話会社からレンタルしている電話機は、契約者の持ち物ではありません。自分で捨てずに、電話会社に返却の手続きを依頼します。レンタル品の見分け方と手続きは、後で詳しく紹介します。

5. リサイクルショップやフリマアプリで売る

発売から年数の浅い電話機や、箱に入ったままの未使用品は、リサイクルショップやフリマアプリで売れることがあります。昔の黒電話やピンク電話、レトロなデザインの電話機は、インテリアや撮影用の小道具として、愛好家に人気があることもあります。

一般的なコードレス電話は、新品でも数千円〜1万円程度で買えるため、中古での値段はつきにくい製品です。

処分する前に消しておきたい個人情報

この章のポイント

  • 電話帳・着信履歴・発信履歴
  • 留守番電話の録音
  • FAXの送受信記録と、本体に残った受信文書

電話機やFAXには、思っている以上に個人情報が残っています。そのまま手放すと、第三者に知られるおそれがあります。

情報残っている場所消し方の例
電話帳(名前・電話番号)親機・子機それぞれ電話帳の全件削除、あるいは本体の初期化
着信履歴・発信履歴親機・子機それぞれ履歴の全件削除
留守番電話の録音・伝言親機録音の全件削除
FAXの送受信記録・短縮ダイヤル親機記録の削除、短縮ダイヤルの削除
メモリーに受信したFAX文書親機受信文書の削除
発信元の名前・電話番号の登録親機登録の削除

本体の初期化で消す

たいていの電話機には、設定を購入時の状態に戻す「初期化」や「リセット」の機能があります。初期化をすれば、電話帳や履歴、録音などをまとめて消せる機種が一般的です。初期化の手順は、取扱説明書の「お買い上げ時の状態に戻す」などの項目に載っています。説明書が手元にない場合は、メーカーのサイトで型番を検索すれば電子版を見られます。

子機のデータも忘れずに

コードレス電話は、子機にも電話帳や履歴が保存されていることがあります。親機を初期化しても、子機のデータが消えない機種もあるため、子機ごとに確認してください。

初期化できない場合

電源が入らず初期化できない電話機は、売ったり譲ったりせず、小型家電の回収や不燃ごみに出しましょう。回収された小型家電は、破砕して金属を取り出す工程に回されます。それでも気になる場合は、認定事業者の宅配回収など、処理の流れが公開されている方法を選ぶと安心です。

電話会社からのレンタル品の見分け方と返却

この章のポイント

  • 本体の裏のシールで確認
  • 昔の黒電話はレンタルの場合がある
  • 返却しないとレンタル料がかかり続けることも

電話機は、かつて電話会社からのレンタルが一般的でした。今でも、実家の電話機がレンタル品のままになっていることがあります。

レンタル品の見分け方

電話機の裏や底面に、電話会社の名前や「レンタル」「貸与品」などと書かれたシールが貼られている場合は、レンタル品の可能性があります。電話料金の請求書や明細に「機器使用料」「端末レンタル料」といった項目があれば、レンタル料を払い続けていることになります。

返却の手続き

レンタル品の電話機は、契約している電話会社に連絡して、レンタルの解約と返却の手続きを行います。返却の方法は、電話会社から送られてくる返送用の箱で送る形が一般的です。手続きをしないと、使っていなくてもレンタル料がかかり続けるため、早めに連絡しましょう。

何十年もレンタル料を払い続けていたことに、実家の片付けで初めて気づく家族もいます。請求書や通帳の引き落とし記録を確認してみてください。

子機の電池と付属品の扱い

この章のポイント

  • 子機の充電池は外して電池の回収へ
  • 端子にテープを貼る
  • ACアダプターや電話線も分別

コードレス電話の子機には、ニッケル水素電池などの充電池が入っています。電池の扱いに注意しましょう。

充電池の外し方

子機の裏の電池ぶたを開けると、充電池が入っています。コネクターでつながっている場合は、コネクターを抜いて取り外してください。外した充電池は、端子にビニールテープを貼ってショートを防ぎ、家電量販店などに置かれた充電式電池のリサイクルボックスや、自治体の電池の回収に出します。電池が入ったまま不燃ごみに出すと、収集車や処理施設で発火する原因になることがあります。乾電池や充電池の捨て方は、別の記事でも詳しく紹介しています。

FAXの感熱紙とインクリボン

FAX付き電話機に残った感熱紙やインクリボンは、外して可燃ごみに出します。インクリボンには、受信した文書の文字がそのまま転写されて残っていることがあります。個人情報が気になる場合は、はさみで細かく切ってから捨てましょう。

固定電話を解約する際の注意点

この章のポイント

  • 解約は電話会社に連絡
  • 電話番号を引き継ぐかを決める
  • ネット回線や警備サービスとの関係を確認

電話機を処分するきっかけが、固定電話の解約である場合は、次の点を確認しておきましょう。

解約の手続き

固定電話の解約は、契約している電話会社に連絡して手続きします。契約者が亡くなった場合は、相続人などが解約や名義の変更を申し出ることができます。電話番号を家族が引き継いで使い続けたい場合は、解約ではなく名義変更の手続きを行います。

ほかのサービスとの関係

固定電話の回線が、インターネット回線や、ホームセキュリティ、高齢者の見守りサービス、ガスや電気のメーター通信などに使われていることがあります。解約する前に、固定電話の回線を使っているサービスがないかを確認しましょう。解約後にこれらのサービスが使えなくなると、困ることがあります。

電話加入権

NTTの固定電話を引いたときに支払った「施設設置負担金」(いわゆる電話加入権)は、解約しても戻ってきません。電話加入権を売買する業者もありますが、買取価格は数百円〜数千円程度と、ほとんど値段がつかないのが現状です。

実家の電話を片付けるとき

この章のポイント

  • 親の電話帳は連絡先の手がかりに
  • 解約の前に家族で相談
  • 高齢の親には見守り機能付きの電話も

親の家を片付けると、固定電話をどうするかで迷うことがあります。

電話帳は連絡先の手がかりになる

亡くなった親の電話機に登録された電話帳は、親戚や友人、知人に訃報を知らせたり、遺品を整理したりする際の手がかりになります。初期化する前に、登録されている名前と電話番号を書き出すか、写真に撮って記録しておきましょう。住所録や年賀状と合わせて確認すれば、連絡すべき人の一覧を作りやすくなります。

解約の前に家族で相談する

親が一人で暮らしていて、固定電話をほとんど使っていない場合でも、親戚や昔の知人が固定電話の番号しか知らないことがあります。解約する前に、家族で相談し、親しい人に新しい連絡先を伝えておきましょう。

高齢の親には見守り機能付きの電話も

高齢の親が固定電話を使い続ける場合は、迷惑電話や詐欺の電話を防ぐ機能が付いた電話機への買い替えもおすすめです。着信の前に「この通話は録音されます」と警告するメッセージを流す機能や、登録していない番号からの着信を知らせる機能があります。自治体によっては、こうした電話機の購入費用を補助したり、録音装置を無料で貸し出したりしていることがあります。

電話機の処分についてよくある質問

黒電話は売れる?

昔の黒電話は、インテリアやコレクションとして人気があり、状態によってはフリマアプリなどで売れることがあります。電話会社のレンタル品の場合は、売ることはできないため、裏のシールを確認し、電話会社に問い合わせてください。

電話機の電話帳を新しい電話機に移せる?

同じメーカーの機種どうしであれば、電話帳を移す機能が付いていることがあります。メーカーが違う場合は、手作業で登録し直す必要があります。登録件数が多い場合は、書き出したリストを見ながら、少しずつ登録していきましょう。

ビジネスホンはどう捨てる?

事務所や店舗で使っていたビジネスホンは、事業系の廃棄物として扱われ、家庭ごみには出せないことがあります。リース契約の物は、リース会社に返却します。購入した物は、販売店や専門の業者に相談してください。

電話機の処分に費用はかかる?

小型家電の回収ボックスを使えば無料、不燃ごみなら指定袋代のみで、費用はほとんどかかりません。FAX付きの大きな電話機を粗大ごみとして出す場合は、数百円程度の手数料がかかります。

携帯電話やスマートフォンも同じ方法で捨てられる?

携帯電話やスマートフォンも小型家電リサイクル法の対象品目ですが、個人情報が多く残っているため、携帯電話会社の店頭で回収してもらう方法が一般的です。店頭では、目の前で本体に穴を開けてデータを読めなくする処理を行ってくれることもあります。

電話機・FAXの処分方法についてまとめ

この記事のポイントをまとめます。

ポイント

  • 電話機やFAXは家電リサイクル法の対象外で、小型家電の回収ボックスや不燃ごみに出せる
  • 費用は無料〜指定袋代程度で、ほとんどかからない
  • 処分する前に、電話帳・着信履歴・留守電の録音・FAXの記録を消す
  • 親機だけでなく、子機のデータも忘れずに確認する
  • コードレス電話の子機の充電池は外し、端子にテープを貼って電池の回収へ
  • 電話会社からのレンタル品は自分で捨てず、返却の手続きをする
  • 固定電話を解約する前に、ネット回線や見守りサービスとの関係を確認する
  • 亡くなった親の電話帳は、初期化する前に書き出して連絡先の手がかりにする

電話機の処分は、データを消して区分を確認すれば、手間も費用もほとんどかかりません。レンタル品かどうかだけは、事前に確認しておきましょう。

固定電話を解約する際は、家族や親しい人に新しい連絡先を伝えることも忘れないでください。

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この記事を書いた人

私の実家はいわゆるゴミ屋敷です。
私の母は物への執着が強く、その結果、私の実家は物で溢れていました。この環境で育った私は、物に囲まれた生活のストレスを経験し、物への執着を手放すことが重要だという価値観になりました。
「手放しのススメ」では、物質的な執着を手放し、シンプルな生活を目指す旅を共有します。
一緒に、もっとシンプルで心地よい生活を目指しましょう。

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