子どもが成長して使わなくなったベビーカー、サイズが合わなくなったチャイルドシート、物置にしまったままのベビーベッドやバウンサー。ベビー用品は使う期間が短いわりに大きな物が多く、「まだきれいだから捨てるのはもったいない」「でも置き場所に困る」と悩む家庭は少なくありません。
Yahoo!知恵袋にも「ベビーカーは粗大ゴミで出せる?」「チャイルドシートは人に譲っても大丈夫?」「使い終わったベビーベッドはどうしている?」といった質問が数多く寄せられています。
ベビーカーやチャイルドシートは、ほとんどの自治体で粗大ゴミとして処分できます。状態がよければ、買取や譲渡、寄付で次の家庭に使ってもらうこともできますが、チャイルドシートなど子どもの命を守る用品は、使用年数や事故歴によっては譲らずに処分したほうがよい場合もあります。
本記事では、ベビーカー・チャイルドシート・ベビーベッドなど大型ベビー用品の捨て方、処分方法と費用、買取や譲渡で手放す際の注意点、安全面から処分すべきケース、次の子どものために保管する方法まで、知恵袋に寄せられた声を交えて詳しく解説します。

大型ベビー用品は何ゴミ?
この章のポイント
- ベビーカーやチャイルドシートは粗大ゴミが一般的
- 小さな用品は可燃・不燃ゴミ
- 素材が混在しているため分別を確認
大型のベビー用品は、金属のフレーム、プラスチック、布、ウレタンなど複数の素材でできており、大きさも基準を超えるため、粗大ゴミとして扱う自治体がほとんどです。
| ベビー用品 | 一般的な分別 | ポイント |
|---|---|---|
| ベビーカー | 粗大ゴミ | 折りたたんで出す、手数料は300円〜800円程度 |
| チャイルドシート・ジュニアシート | 粗大ゴミ | 手数料は300円〜800円程度 |
| ベビーベッド | 粗大ゴミ | 分解してひもで束ねる、マットは別品目の自治体も |
| ベビーチェア・ハイチェア | 粗大ゴミ | 木製・プラスチック製とも粗大ゴミが多い |
| バウンサー・ハイローチェア | 粗大ゴミ | 電動タイプは乾電池やコードを確認 |
| ベビーバス | プラスチックゴミ・粗大ゴミ | 空気で膨らませるタイプは可燃ゴミ |
| 抱っこひも・授乳クッション | 可燃ゴミ | 金具が大きい物は不燃ゴミの自治体も |
| 哺乳瓶・食器・おもちゃ | 素材ごとに可燃・不燃・プラスチックゴミ | ガラス製の哺乳瓶は不燃ゴミ |
住んでいる地域のゴミ分別表やアプリで、品目ごとの出し方と手数料を確認しましょう。
知恵袋に寄せられた声
Yahoo!知恵袋には、次のような質問と回答が見られます。
- 3年使ったチャイルドシートを友人に譲りたいが、安全面が気になる
- ベビーカーを買取に出そうとしたら、10年前のモデルは断られた
- 二人目を考えているので捨てられないが、ベビー用品で押し入れがいっぱいになっている
回答では「チャイルドシートは使用期限と事故歴を確認してから譲るべき」「ベビーカーは人気メーカーの新しいモデルなら売れる」「二人目の予定が決まっていないなら、レンタルに切り替える方法もある」といったアドバイスが目立ちました。
ベビー用品の処分方法と費用
この章のポイント
- 古い物や傷んだ物は粗大ゴミ
- 状態がよければ買取や譲渡
- 自治体や団体のリユースを利用できることも
大型ベビー用品の処分方法は、次の6つです。
| 処分方法 | 費用・収入の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 自治体の粗大ゴミ | 1点300円〜1,000円程度 | 古い、傷みや汚れがある、安全面に不安がある |
| ベビー用品の買取店・リサイクルショップ | 無料〜数万円の収入 | 人気メーカー、製造から3〜5年以内 |
| フリマアプリ | 相場によっては高値も | 人気モデル、付属品がそろっている |
| 知人や親戚に譲る | 無料 | 出産を控えた人がいる |
| 寄付・自治体のリユース | 送料程度〜無料 | まだ使える状態で、誰かの役に立てたい |
| 不用品回収業者 | 1点2,000円〜5,000円程度 | ほかの不用品とまとめて処分したい |
自治体の粗大ゴミとして出す
傷みや汚れのあるベビー用品や、製造から年数がたって安全面に不安がある物は、自治体の粗大ゴミとして処分するのが確実です。ベビーカーは折りたたみ、ベビーベッドは分解して板をひもで束ねてから出しましょう。ベビーベッドの組み立てに使った六角レンチやネジは、なくさないよう袋にまとめておくと、分解のときに役立ちます。
自治体や団体のリユースを利用する
自治体によっては、不要になったベビー用品を回収して、必要な家庭に無料や低価格で提供するリユース事業を行っているところがあります。リサイクルプラザや子育て支援センターで、ベビーカーやベビーベッドの譲渡会を開いている地域もあります。チャイルドシートは、各地の交通安全協会が、貸し出し用として寄付を受け付けている場合があります。
チャイルドシートを手放すときの注意点
この章のポイント
- 使用期限はメーカーが定めている
- 事故にあったシートは譲らず処分
- 取扱説明書と一緒に譲る
チャイルドシートは、道路交通法で6歳未満の子どもに使用が義務付けられている、命を守るための安全装置です。ほかのベビー用品以上に、手放し方に注意が必要です。
チャイルドシートには使用期限がある
チャイルドシートの本体は樹脂でできており、車内の高温や紫外線、長年の使用によって少しずつ劣化します。見た目に問題がなくても、強度が落ちていることがあるため、ほとんどのメーカーは、製造からの使用期限(耐用年数)を定めています。
| 確認すること | 目安 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 使用期限(耐用年数) | 製造から5〜10年程度(メーカーや機種による) | 取扱説明書、メーカーのホームページ |
| 製造年月 | 本体のラベルや刻印に記載 | 座面の裏側や側面のシール |
| 安全基準のマーク | Eマーク(国の安全基準に適合) | 本体のラベル |
| 事故歴 | 交通事故にあったシートは再使用しない | 元の所有者に確認 |
譲ってはいけない・使ってはいけないケース
- 交通事故にあった車に取り付けられていた(見えない部分に亀裂や変形があるおそれがある)
- メーカーが定める使用期限を過ぎている
- ベルトやバックルに、ほつれや破損、動作の不具合がある
- 本体に割れやひび、変形がある
- 取扱説明書がなく、正しい取り付け方がわからない
- 安全基準のマークがない、古い基準の製品
こうしたチャイルドシートは、人に譲ったり売ったりせず、粗大ゴミとして処分しましょう。フリマアプリで中古のチャイルドシートを購入する場合も、製造年月と事故歴を必ず確認することが大切です。
ベビーカーを手放すときのポイント
この章のポイント
- 人気メーカーの物は中古でも需要がある
- タイヤやブレーキ、折りたたみ機構を確認
- シートは洗濯してから
ベビーカーは、ベビー用品のなかでも中古の需要が高い品目です。
| 状態・条件 | 買取の可能性 | ポイント |
|---|---|---|
| 人気メーカーの製造3年以内のモデル | 高い | アップリカ、コンビ、ピジョン、海外ブランドなど |
| 製造から5年以内、状態良好 | 買取対象になることが多い | 付属品や説明書がそろっていること |
| 製造から7〜8年以上 | 低い | 安全基準の変更や劣化のため |
| フレームのゆがみ、ブレーキの不具合 | 不可 | 安全面から買取対象外 |
手放す前のチェックポイント
- フレームにゆがみやぐらつきがないか
- タイヤがすり減っていないか、スムーズに回るか
- ブレーキ(ストッパー)がしっかり効くか
- 折りたたみと展開が、引っかかりなくできるか
- シートベルトのバックルが正常にロックできるか
- 幌(日よけ)やレインカバー、取扱説明書などの付属品がそろっているか
シートやクッションは、取り外して洗濯表示に従って洗い、フレームやタイヤの泥汚れを拭き取っておきましょう。清潔な状態にしておくと、買取の査定額が上がりやすく、譲る場合も相手に喜ばれます。SGマークが付いている製品は、安全基準に適合していることの目安になります。
ベビーベッドやそのほかの大型用品
この章のポイント
- ベビーベッドはPSCマークとSGマークを確認
- 古いベビーベッドは事故のおそれも
- 使用期間が短い物はレンタルも選択肢
ベビーベッドは、使用期間が数か月〜2年程度と短く、状態のよい物が多いため、譲渡や買取で手放しやすい用品です。
ベビーベッドは、消費生活用製品安全法の特定製品に指定されており、国の安全基準に適合したことを示すPSCマークがない物は販売できません。譲渡や売却の際は、PSCマークとSGマークがあるかを確認しましょう。収納扉が付いたタイプのベビーベッドでは、扉が不意に開いて、できたすき間に乳児の頭が挟まる事故が起きており、消費者庁が注意を呼びかけています。古いベビーベッドを譲る場合は、扉のロックが確実にかかるか、ネジのゆるみがないかを確認することが大切です。
そのほかの用品の手放し方
| 用品 | 手放し方の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| バウンサー・ハイローチェア | 買取・譲渡、傷んでいれば粗大ゴミ | 電動タイプは動作を確認 |
| ベビーゲート・ベビーサークル | 買取・譲渡 | 部品がすべてそろっているか確認 |
| ベビーチェア・バンボ | 買取・譲渡 | ベルトやテーブルの有無 |
| 抱っこひも | 人気ブランドは買取・フリマアプリ | 洗濯して、バックルの破損を確認 |
| 搾乳器・哺乳瓶の消毒器 | 衛生用品のため、譲渡は相手に確認 | 電動搾乳器は中古での使用を推奨しないメーカーも |
買取やフリマアプリで売るときのコツ
この章のポイント
- 製造から年数が浅いうちに売る
- 汚れを落とし、付属品をそろえる
- 送料の高さに注意
ベビー用品は、新しいモデルが毎年発売され、安全基準も更新されるため、使い終わったら早めに売るほど高値がつきやすくなります。
- 使わなくなったら、しまい込まずに早めに査定に出す
- シートやカバーを洗濯し、フレームの汚れやサビを落とす
- 取扱説明書、保証書、付属品、購入時の箱をそろえる
- ベビー用品を専門に扱う買取店やリユースショップを選ぶ
- フリマアプリでは、製造年月、使用期間、事故歴の有無、傷や汚れを正直に記載する
買取店の中には、自宅まで査定に来てくれる出張買取や、段ボールに詰めて送る宅配買取に対応しているところもあります。小さな子どもがいて店舗まで運ぶのが難しい場合に便利です。
ベビーカーやチャイルドシートは大型のため、フリマアプリでは送料が2,000円〜4,000円以上かかることもあります。送料を差し引いても利益が出るかを、出品前に確認しましょう。
次の子どものために保管する場合
この章のポイント
- 保管するなら期間と場所を決める
- 湿気と高温を避ける
- 使用期限のある物は期限を確認
二人目、三人目の予定がある場合は、ベビー用品を保管しておく家庭も多いでしょう。
- シートやカバーを洗濯し、完全に乾かしてからしまう
- フレームの汚れを拭き取り、金属部分のサビを防ぐ
- ビニール袋で密閉せず、通気性のあるカバーや不織布の袋をかける
- 湿気の多い物置や、高温になる屋根裏、車の中での保管は避ける
- 取扱説明書と付属品を、本体と一緒にまとめておく
保管している間にも、樹脂やゴム、ベルトなどの素材は劣化します。チャイルドシートは、次に使う時点で使用期限を過ぎていないかを、必ず確認しましょう。
レンタルという選択肢
次の子どもの予定がはっきりしない場合や、保管場所に余裕がない場合は、いったん手放して、必要になったときにレンタルする方法もあります。ベビーベッドは1か月2,000円〜5,000円程度、ベビーカーは1か月3,000円〜6,000円程度、新生児用のチャイルドシートは1か月2,000円〜4,000円程度が目安です。使用期間の短い新生児期の用品は、レンタルのほうが保管や処分の手間がかかりません。
思い出のベビー用品を残す方法
この章のポイント
- 写真に撮ってから手放す
- 小さな物だけ記念に残す
- リメイクして形を変える
ベビー用品には、子どもが生まれたころの思い出が詰まっているため、手放すのが寂しいと感じる方もいます。
- 手放す前に、子どもを乗せたベビーカーや、ベビーベッドの写真を撮っておく
- 初めて履いた靴や、退院のときに着た服、お気に入りだったガラガラなど、小さな物を1箱分だけ残す
- ベビー服をテディベアやクッション、ミニチュアの服にリメイクする
- 母子手帳や成長記録、へその緒などは、まとめて思い出ボックスに保管する
大きな物は写真で残し、実物は小さな物だけに絞ると、場所を取らずに思い出を残せます。残す量の上限を「箱1つ分」などと決めておくと、選びやすくなります。
ベビー用品の処分についてよくある質問
チャイルドシートは何年使える?
メーカーや機種によって異なりますが、製造から5〜10年程度を使用期限としている製品が多くなっています。取扱説明書やメーカーのホームページで確認しましょう。
ベビーカーは燃えないゴミで出せる?
ほとんどの自治体では、ベビーカーは粗大ゴミとして扱われます。小さく折りたためるタイプでも、大きさの基準を超えることが多いため、分別表で確認しましょう。
ベビー服や小物はどうやって手放す?
状態のよいベビー服は、知人に譲る、フリマアプリでまとめて売る、寄付や古着回収に出すといった方法があります。肌着や汚れのある物は、可燃ゴミとして処分しましょう。
孫のために実家でベビー用品を保管してもらってもいい?
保管場所があれば可能ですが、何年も使わないまま置かれて、処分に困るケースも少なくありません。帰省時だけ使う場合は、レンタルを利用する方法もあります。
リコール対象のベビー用品を持っていた場合は?
メーカーのリコール(回収・無償修理)の対象になっている製品は、譲ったり売ったりせず、メーカーに連絡しましょう。リコール情報は、消費者庁のリコール情報サイトで製品名から検索できます。
ベビー用品の処分についてまとめ
この記事のポイントをまとめます。
ベビー用品は、子どもの成長を支えてくれた思い出の品でもあります。まだ使える物は次の家庭へつなぎ、安全面に不安がある物は感謝を込めて処分しましょう。
子どもの成長に合わせて、おもちゃや作品なども、少しずつ見直していくとよいでしょう。