化粧品の捨て方は?中身と容器の分別方法・使用期限の目安

使い切れなかった化粧水、色が合わなかった口紅、数回しか使っていないマニキュア、何年も前の香水。化粧品は、中身が残ったまま使わなくなることが多く、「中身はどう捨てる?」「瓶は資源ゴミに出せる?」と処分に迷いやすい物です。

Yahoo!知恵袋にも「余った化粧水は排水口に流していい?」「マニキュアの中身はどうやって捨てる?」「亡くなった母の化粧品が大量に出てきた」といった質問が数多く寄せられています。

化粧品は、中身と容器を分けて、それぞれ自治体のルールに従って処分するのが基本です。液体やクリームは紙や布に吸わせて可燃ゴミに、容器は素材ごとに分別します。マニキュアや香水、スプレー式の製品には引火性のある成分が含まれるため、火の気のない場所で換気をしながら作業しましょう。

本記事では、化粧品の種類別の中身の捨て方、容器の分別方法、使用期限の目安、化粧品の回収プログラムや買取、故人の化粧品を整理する際のポイントまで、知恵袋に寄せられた声を交えて詳しく解説します。

この記事を読むと分かること

  • 化粧水・口紅・マニキュア・香水など種類別の中身の捨て方
  • ガラス瓶・プラスチック・金属など容器の分別方法
  • 開封前と開封後の使用期限の目安と、手放す判断基準
  • 容器の回収プログラムや未使用品の買取、故人の化粧品の整理方法
化粧品の捨て方は?中身と容器の分別方法・使用期限の目安
目次

化粧品の捨て方の基本

この章のポイント

  • 中身と容器を分けて捨てる
  • 液体は排水口に流さず、紙や布に吸わせる
  • 容器は素材ごとに自治体のルールで分別

化粧品を捨てるときは、「中身を出す」「容器を分別する」の2つの手順に分けて考えます。

中身は排水口に流さない

化粧水や乳液、クレンジングオイルなどの液体を、洗面台やトイレに流して捨てるのは避けましょう。油分を含む化粧品は、排水管の詰まりや悪臭の原因になるほか、下水処理の負担にもなります。牛乳パックやビニール袋に新聞紙や古い布を詰め、そこに中身を吸わせて、口を閉じて可燃ゴミとして出すのが基本です。

知恵袋に寄せられた声

Yahoo!知恵袋には、次のような質問と回答が見られます。

  • 肌に合わなかった化粧水が半分以上残っているが、捨て方がわからない
  • ドレッサーの引き出しから、10年以上前の口紅やアイシャドウが20個以上出てきた
  • マニキュアの瓶の中で中身が固まってしまい、出せなくなった

回答では「中身は新聞紙に吸わせて燃えるゴミ」「化粧品の瓶は資源ゴミに出せない自治体が多いので注意」「固まったマニキュアは無理に出さず、そのまま不燃ゴミで出せる自治体もある」といったアドバイスが目立ちました。

種類別の化粧品の中身の捨て方

この章のポイント

  • 液体・クリームは紙や布に吸わせる
  • 固形の物はかき出して可燃ゴミへ
  • マニキュアや香水は換気と火気に注意

化粧品の中身の捨て方は、形状によって異なります。

化粧品の種類中身の捨て方注意点
化粧水・乳液・美容液新聞紙や布に吸わせて可燃ゴミ排水口に流さない
クリーム・ジェル・日焼け止めスパチュラなどでかき出し、紙に包んで可燃ゴミチューブは切り開いて出し切る
口紅・リップグロス繰り出して折り取るか、綿棒でかき出して可燃ゴミ容器に残った分は拭き取る
ファンデーション・アイシャドウ・チークつまようじなどでかき出して可燃ゴミ粉が飛び散らないよう袋の中で作業
マスカラ・アイライナー中身を出すのが難しいため、容器ごと自治体のルールで処分無理に分解しない
マニキュア・除光液新聞紙に染み込ませ、乾かしてから可燃ゴミ引火性があるため火気厳禁、換気する
香水新聞紙や布に少しずつ染み込ませて可燃ゴミアルコールを含むため火気厳禁、においに注意
ヘアスプレー・ミスト(ガス式)屋外で使い切り、スプレー缶のルールで出す中身を残したまま捨てない

マニキュアと除光液の捨て方

マニキュアや除光液には、引火しやすい有機溶剤が含まれています。捨てるときは、火の気のない場所で窓を開けて換気をしながら、新聞紙やキッチンペーパーに中身を染み込ませ、しっかり乾かしてから可燃ゴミとして出しましょう。

中身が固まってしまったマニキュアは、除光液を少量入れてしばらく置くと、溶けて出しやすくなります。どうしても出せない場合は、中身が入ったままの出し方を自治体に確認しましょう。

香水の捨て方

香水はアルコール濃度が高く、引火性があります。においも強いため、屋外やベランダなど風通しのよい場所で作業しましょう。ビニール袋に新聞紙や布を入れ、そこに少しずつ香水を染み込ませて、袋の口をしっかり縛ってから可燃ゴミとして出します。

スプレー式の香水瓶は、ノズル部分が金属で固定されていて開けにくい物があります。ペンチやニッパーで金具を外せる場合もありますが、ガラスが割れてけがをするおそれがあるため、無理をせず、スプレーを押して中身を出し切る方法が安全です。

化粧品の容器の分別方法

この章のポイント

  • ガラス瓶は不燃ゴミとする自治体が多い
  • プラスチック容器は洗って分別
  • 鏡や金属が付いたコンパクトは不燃ゴミ

中身を出した容器は、素材ごとに分別して出します。

容器の素材一般的な分別ポイント
ガラス瓶(化粧水・香水・マニキュアなど)不燃ゴミ(資源のびんには出せない自治体が多い)乳白色や耐熱ガラスなど、飲料用の瓶と成分が違うため
プラスチックのボトル・チューブプラスチック製容器包装か可燃ゴミ中をすすいで汚れを落とす、落ちなければ可燃ゴミ
金属のケース・口紅の容器不燃ゴミ・金属ゴミプラスチックと金属が一体の物は不燃ゴミが多い
コンパクト(鏡付き)不燃ゴミ鏡が割れないよう紙で包む
ポンプ・スプレーのノズルプラスチックゴミか不燃ゴミ金属のバネが入っている物は不燃ゴミの自治体も
紙箱・説明書紙ゴミ(古紙)か可燃ゴミ外箱は資源回収に出せる

プラスチックの容器は、中を水ですすいで汚れが落ちれば、プラスチック製容器包装として資源回収に出せる自治体が多くあります。油分の多いクリームやオイルの容器など、洗っても汚れが落ちない物は、可燃ゴミとして出しましょう。

化粧品のガラス瓶は、飲料や食品の瓶と違い、資源ゴミの「びん」として回収していない自治体が多い点に注意が必要です。住んでいる地域の分別表で「化粧品のびん」と調べて確認しましょう。

化粧品の使用期限の目安

この章のポイント

  • 未開封なら製造から3年程度が目安
  • 開封後は種類によって3か月〜1年
  • においや色、質感の変化は処分のサイン

化粧品には、食品のような期限表示がない物がほとんどです。医薬品医療機器等法では、適切な保存条件のもとで製造から3年以内に変質するおそれのある化粧品に限って、使用期限の表示が義務付けられています。言い換えれば、期限の表示がない化粧品は、未開封であれば3年程度は品質が保たれる設計になっています。

化粧品の種類開封後の使用目安ポイント
化粧水・乳液・美容液3か月〜半年程度防腐剤無添加の物はさらに短い
クリーム・日焼け止め半年〜1年程度日焼け止めは1シーズンで使い切る
ファンデーション(リキッド)半年程度分離や変色があれば処分
パウダー類(アイシャドウ・チーク)1年程度スポンジやチップは定期的に洗う
口紅・リップ半年〜1年程度においの変化や表面の水滴に注意
マスカラ・リキッドアイライナー3か月程度目に使うため、早めに使い切る

処分したほうがよい化粧品のサイン

  • 買ったときと色やにおいが変わっている
  • 液体が分離している、固まっている
  • 口紅やクリームの表面に水滴や白い粉のような物が浮いている
  • 使うと肌がかゆくなる、赤くなる
  • いつ買ったか思い出せない

目の周りや唇に使う化粧品は、粘膜に近いぶん、雑菌が繁殖した物を使うと炎症を起こしやすくなります。マスカラやアイライナーは、ほかの化粧品より早めに交換する意識を持ちましょう。

劣化した化粧品を使うと、肌荒れやかぶれの原因になることがあります。もったいないと感じても、変化に気づいたら使用をやめて処分しましょう。

メイク道具や美容家電の捨て方

この章のポイント

  • ブラシやスポンジは可燃ゴミが一般的
  • 金属製の道具は不燃ゴミ
  • ドライヤーやヘアアイロンは小型家電

化粧品と一緒に、使わなくなったメイク道具や美容家電も見直しましょう。

物一般的な分別ポイント
メイクブラシ・チップ可燃ゴミ(金属部分が大きい物は不燃ゴミ)毛が抜ける、においがする物は交換時期
スポンジ・パフ可燃ゴミ洗っても汚れが落ちない物は処分
ビューラー・毛抜き・眉用はさみ不燃ゴミ・金属ゴミ刃物は紙で包んで「キケン」と表示
手鏡・卓上ミラー不燃ゴミ割れないよう新聞紙で包む
ドライヤー・ヘアアイロン・電動美顔器小型家電・不燃ゴミ充電式の物は電池の扱いに注意
カミソリ・シェーバーの替え刃不燃ゴミ刃を厚紙で包む

充電式の美顔器や電動シェーバーには、リチウムイオン電池が内蔵されていることがあります。ほかのゴミに混ぜて出すと発火の原因になるため、自治体の小型家電回収や、充電式電池の回収ルールに従って処分しましょう。

捨てる以外の手放し方

この章のポイント

  • 化粧品メーカーや店舗の容器回収プログラム
  • 未使用のデパコスは買取の対象に
  • 開封済みは譲渡より処分が基本

化粧品は、ゴミとして捨てる以外にも手放す方法があります。

容器の回収プログラムを利用する

一部の化粧品メーカーや百貨店、ドラッグストアでは、使い終わった化粧品の容器を店頭で回収し、リサイクルする取り組みを行っています。回収対象は自社製品に限る場合が多く、ポイントや特典がもらえるプログラムもあります。普段使っているブランドの公式サイトで、回収を行っているか確認してみましょう。

未使用品は買取やフリマアプリへ

未開封・未使用の化粧品や香水は、買取店やフリマアプリで売れることがあります。特に、百貨店で扱われるブランドの化粧品や、限定品、香水は需要があります。製造から時間がたった物は品質が落ちているため、購入時期を正直に伝えましょう。開封済みの化粧品は、衛生面の問題から、売ったり譲ったりせず処分するのが基本です。

化粧品を整理する手順

この章のポイント

  • すべて出して全体量を把握する
  • 種類ごとに分けて期限を確認
  • 残す物は使う場所の近くに収納

ドレッサーや洗面所、ポーチの中に分散している化粧品は、次の手順で整理すれば効率的です。

手順やることポイント
1. すべて出すドレッサー、洗面所、ポーチ、バッグの中の化粧品を1か所に集める持っている量を把握する
2. 種類ごとに分けるスキンケア、ベースメイク、ポイントメイク、ヘアケアなどに分類同じ種類が何個あるかがわかる
3. 状態と期限を確認におい、色、質感の変化、購入時期をチェック変化があれば処分
4. 残す物を選ぶ毎日使う物、季節や場面で使う物を残す1年以上使っていない物は手放す候補
5. 収納する使う場所の近くに、種類ごとにまとめて収納収納に入る量を上限にする

色違いの口紅やアイシャドウは、ついたくさん持ってしまいがちですが、よく使う色は限られているものです。この1年で使ったかどうかを基準に、厳選してみましょう。

化粧品を長持ちさせる保管のコツ

  • 直射日光の当たらない、温度変化の少ない場所に保管する
  • 浴室や洗面所など、湿気の多い場所に置きっぱなしにしない
  • 使った後はふたをしっかり閉める
  • クリームは清潔なスパチュラで取り、指を直接入れない
  • 開封した日付をシールに書いて容器に貼っておく

開封日を記録しておくと、使用の目安がひと目でわかり、次の整理のときにも判断しやすくなります。

故人の化粧品や大量の化粧品を整理する際は

この章のポイント

  • 鏡台や洗面所、バッグの中も確認
  • 愛用していた1点を形見に残す方法も
  • 中身の処理は数回に分けて行う

亡くなった母親や祖母のドレッサーや洗面所からは、長年ためこまれた化粧品がまとめて見つかることがあります。

故人が愛用していた口紅や香水は、その人らしさを感じられる形見になることもあります。すべてを処分する前に、家族で残したい物がないか確認しましょう。香水の瓶は、中身を使わなくても、飾って楽しむ方もいます。

処分する化粧品が大量にある場合は、一度にすべての中身を出そうとすれば、においで気分が悪くなることがあります。マニキュアや香水は特ににおいが強いため、数回に分けて、屋外や換気のよい場所で作業しましょう。

化粧品の捨て方についてよくある質問

化粧水を排水口に流してもいい?

少量でも排水口に流すのは避け、新聞紙や布に吸わせて可燃ゴミとして出しましょう。油分を含む化粧品は、排水管の詰まりの原因になります。

中身が残ったまま容器ごと捨てられる?

自治体によっては、中身を出せない化粧品を容器ごと不燃ゴミなどで出せる場合があります。基本は中身と容器を分けることですが、難しい場合は自治体に確認しましょう。

試供品やサンプルがたくさんある場合は?

試供品にも使用期限があります。もらってから1年以上たった物は処分し、新しい物は旅行や外出時に使い切りましょう。パウチは中身を出して、プラスチックゴミや可燃ゴミとして出します。

化粧品を買いすぎないコツは?

新しい化粧品は、今使っている物を使い切ってから買うようにすれば、使いかけがたまるのを防げます。色物は、手持ちと似た色を重ねて買っていないか、購入前に確認しましょう。

香水の瓶だけ残して飾ってもいい?

香水の瓶はデザインの美しい物が多く、中身を出して洗い、インテリアとして飾る方もいます。中身を出す際は、屋外で新聞紙に染み込ませ、火気に注意して作業しましょう。

男性用の整髪料やシェービング用品も同じ捨て方?

ワックスやジェルは紙にかき出して可燃ゴミ、ヘアスプレーやシェービングフォームなどガス式の製品は、中身を使い切ってスプレー缶のルールで出します。容器は素材ごとに分別しましょう。

化粧品の捨て方についてまとめ

この記事のポイントをまとめます。

ポイント

  • 化粧品は中身と容器を分けて、それぞれ自治体のルールで処分する
  • 液体やクリームは排水口に流さず、紙や布に吸わせて可燃ゴミへ
  • マニキュアや香水は引火性があるため、火気のない場所で換気しながら作業する
  • 化粧品のガラス瓶は、資源のびんではなく不燃ゴミとする自治体が多い
  • 未開封の化粧品は製造から3年程度、開封後は3か月〜1年が使用の目安
  • 色やにおいが変わった化粧品は、肌トラブルを防ぐため処分する
  • メーカーや店舗の容器回収プログラム、未使用品の買取も活用できる
  • 故人の化粧品は、形見に残す物を確認してから数回に分けて処分する

化粧品は、毎日の気分を上げてくれる大切なアイテムです。使わなくなった物は正しく手放し、本当に気に入った物だけを残して、すっきりとしたドレッサーを保ちましょう。

整理の際に使用期限を意識するようになると、買い方も自然と変わっていきます。

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この記事を書いた人

私の実家はいわゆるゴミ屋敷です。
私の母は物への執着が強く、その結果、私の実家は物で溢れていました。この環境で育った私は、物に囲まれた生活のストレスを経験し、物への執着を手放すことが重要だという価値観になりました。
「手放しのススメ」では、物質的な執着を手放し、シンプルな生活を目指す旅を共有します。
一緒に、もっとシンプルで心地よい生活を目指しましょう。

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