学生時代の部活動でもらったトロフィー、子どもがスポーツ大会で獲得したメダル、父がゴルフコンペで集めた優勝カップ、会社から贈られた勤続表彰の盾。記念の品は、努力や思い出の証であるだけに、「捨てるのは気が引ける」「でも飾る場所もない」と扱いに困りやすい物です。
Yahoo!知恵袋にも「トロフィーは何ゴミ?」「名前が入った盾をそのまま捨てても大丈夫?」「亡くなった父の表彰状や勲章をどうすればいい?」といった相談が数多く寄せられています。
トロフィーや盾、メダルは、素材ごとに分解して、自治体のルールに従って処分できます。名前や学校名、会社名が刻まれているため、個人情報への配慮も必要です。処分に抵抗がある場合は、写真に撮って残す、プレートだけを外して保管する、寄付やリサイクルに出すといった方法もあります。
本記事では、トロフィー・盾・メダル・賞状の捨て方と分別方法、名前入りの記念品を処分する際の注意点、思い出を残しながら手放す方法、寄付やリサイクルの選択肢、故人の表彰品を整理する際のポイントまで、知恵袋に寄せられた声を交えて詳しく解説します。

トロフィーや盾は何ゴミ?
この章のポイント
- 素材が混在しているため分解して分別
- 小さな物は不燃ゴミで出せる自治体が多い
- 大きなトロフィーは粗大ゴミのことも
トロフィーや盾は、プラスチック、金属、大理石、木、ガラスなど、複数の素材が組み合わされています。そのまま不燃ゴミとして出せる自治体もあれば、素材ごとに分けるよう求める自治体もあります。
| 記念品の種類 | 主な素材 | 一般的な分別 |
|---|---|---|
| トロフィー(一般的な物) | 上部はプラスチックにメッキ、台座は大理石や樹脂、木 | 不燃ゴミ(分解して素材ごとに分別する自治体も) |
| 優勝カップ | 金属(真鍮・アルミ・ステンレス)、台座は木や樹脂 | 不燃ゴミ・金属ゴミ |
| 盾(表彰盾) | 木製の台に金属やアクリルのプレート | 木は可燃ゴミ、金属は不燃ゴミ |
| クリスタルトロフィー・ガラスの盾 | ガラス、クリスタル | 不燃ゴミ(割れないよう包む) |
| メダル | 金属(亜鉛合金など)、リボンは布 | メダルは不燃ゴミ・金属ゴミ、リボンは可燃ゴミ |
| 賞状・表彰状 | 紙 | 可燃ゴミ・紙ゴミ(個人情報に注意) |
| 額縁 | 木・金属・樹脂のフレームとガラスやアクリル | 素材ごとに分別、大きな物は粗大ゴミ |
高さが30cm〜50cmを超える大きなトロフィーは、自治体の基準によって粗大ゴミになることがあります。住んでいる地域のゴミ分別表で「トロフィー」「盾」と調べて確認しましょう。
知恵袋に寄せられた声
Yahoo!知恵袋には、次のような質問と回答が見られます。
- 子どもが少年野球やサッカーでもらったトロフィーが30本以上あり、置き場所がない
- 実家の床の間に、父のゴルフコンペの優勝カップがずらりと並んでいる
- 名前と学校名が入った盾を、そのままゴミに出すのは抵抗がある
回答では「写真に撮ってから処分すれば気持ちの整理がつく」「プレートだけ外して残し、本体は処分している」「本人に確認したら、あっさり『いらない』と言われた」といった声が目立ちました。
トロフィーを分解して捨てる方法
この章のポイント
- 台座の裏のナットを外すと分解できる
- ドライバーとペンチがあれば十分
- プレートは個人情報なので別に処理
一般的なトロフィーは、中心に通った長いボルト(芯棒)で、上から下まで各パーツが固定されています。台座の裏のナットを外せば、簡単に分解できます。
| 手順 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 台座の裏を確認する | 台座の底のフェルトやシールをはがし、ナットを見つける | フェルトの下に隠れていることが多い |
| 2. ナットを外す | ペンチやスパナでナットを回して外す | さびて固い場合は潤滑剤を使う |
| 3. パーツを抜き取る | 上から順に、人形、カップ、支柱、台座を外す | 芯棒は金属ゴミ |
| 4. プレートを外す | 名前や大会名が入ったプレートを、台座からはがす | 両面テープやピンで留められている |
| 5. 素材ごとに分ける | プラスチック、金属、大理石、木に分ける | 自治体のルールに従って出す |
金色や銀色に輝く部分は、金属に見えても、プラスチックにメッキを施した物がほとんどです。プラスチックゴミや可燃ゴミ、不燃ゴミのどれになるかは、自治体によって異なります。大理石の台座は、不燃ゴミとして出せる自治体が多いものの、重いため、一度に大量に出さないようにしましょう。
盾やメダルの分解
木製の盾は、裏側のネジやピンを外すと、木の台と金属のプレート、アクリルのカバーに分けられます。メダルは、リボンをはさみで切り離し、メダル本体とケースを分けます。ケースは、紙製なら可燃ゴミ、プラスチック製ならプラスチックゴミ、布張りの物は可燃ゴミとして出せる自治体が多くなっています。
名前入りの記念品を処分する際の注意点
この章のポイント
- 氏名・学校名・会社名は個人情報
- プレートは外すか、名前を消してから
- 賞状はシュレッダーにかける
トロフィーや盾、賞状には、氏名や学校名、チーム名、会社名、大会名、日付などが記されています。そのままゴミに出すと、第三者に個人情報を知られるおそれがあります。
| 記念品 | 個人情報の対策 | ポイント |
|---|---|---|
| プレート(金属・樹脂) | 本体から外し、名前の部分を削るか、油性ペンやテープで隠す | 手元に残すのも一つの方法 |
| 刻印された盾・カップ | 刻印部分にテープを貼る、やすりで削る | 無理に削れない場合は包んで出す |
| 賞状・表彰状 | シュレッダーにかける、細かく破る | 名前と所属の部分は特に細かく |
| メダル | 裏面の刻印を確認し、気になる場合はテープで隠す | 大会名のみなら、そのままでも問題は少ない |
| 写真入りの記念品 | 写真の部分を切り取るか、裁断する | 集合写真はほかの人の顔にも配慮 |
個人情報が気になる記念品は、新聞紙や紙袋で包み、中身が見えないようにして出すと安心です。
学校名やチーム名、大会名からは、住んでいる地域や年齢、家族構成などが推測されることもあります。子どもの名前が入った記念品は、特に慎重に扱いましょう。プレートを外した後の本体は、個人を特定できる情報がなくなるため、通常のゴミとして安心して出せます。
思い出を残しながら手放す方法
この章のポイント
- 写真に撮ってデータで残す
- プレートだけを保管する
- 本当に大切な1つだけを飾る
トロフィーや賞状を手放すことに抵抗がある場合は、思い出を別の形で残す方法を取り入れてみましょう。
写真に撮って残す
最も手軽なのは、写真に撮ってデータで残す方法です。トロフィーを1つずつ撮影するだけでなく、すべてを並べた集合写真や、本人がトロフィーを持った写真を撮っておくと、記念になります。プレートの文字が読めるように、アップの写真も撮っておきましょう。賞状は、スキャナーやスマートフォンのスキャンアプリで取り込めば、きれいに保存できます。
プレートやリボンだけを残す
大会名や名前が刻まれたプレートだけを外して保管すれば、かさばる本体を処分しても、記録は手元に残ります。プレートをアルバムやスクラップブックに貼ったり、小さな箱にまとめたりすれば、場所を取りません。メダルは、本体よりもかさばるケースを処分し、メダルだけをまとめて額に入れて飾る方法もあります。
特別な1つだけを残す
すべてを残すのではなく、初めて優勝したときのトロフィーや、最も思い入れのある大会のメダルなど、特別な1つだけを選んで飾る方法もあります。数を絞ることで、1つひとつの記念品をより大切にできます。
賞状はファイルにまとめる
賞状は、額縁に入れたままだと場所を取りますが、額から出して賞状用のファイルやホルダーに入れれば、数十枚でも1冊にまとまります。A3サイズまで入る賞状ファイルは、文具店や100円ショップで購入できます。筒に入った卒業証書も、平らにしてファイルに収めると、保管しやすくなります。
トロフィーの寄付やリサイクル
この章のポイント
- トロフィー店が回収・再利用していることも
- 金属製のカップは金属買取の対象に
- 寄付は受け入れ先の確認が必要
まだきれいなトロフィーやカップは、捨てる以外の方法で活かせる場合があります。
| 方法 | 内容 | 向いている物 |
|---|---|---|
| トロフィー・記念品店の回収 | プレートを交換して再利用したり、部品をリサイクルしたりする | 状態のよいトロフィー、カップ |
| 団体への寄付 | スポーツ団体や福祉団体などが、再利用のために受け付けていることがある | 汚れや破損のない物 |
| 金属買取 | 純銀や銅製のカップ、記念メダルなどを買い取る | 貴金属製の物、銀杯 |
| フリマアプリ | 優勝カップなどをインテリアや撮影用として出品 | アンティーク調のカップ |
トロフィーを購入した記念品店や、地域のスポーツ用品店に、引き取りや再利用を行っているか問い合わせてみましょう。チームやクラブで使い回す持ち回りの優勝カップは、個人の物ではないため、処分せずに団体へ返却します。
銀杯や金杯は買取の対象になる
勤続表彰や長寿のお祝い、叙勲などで贈られる銀杯や金杯は、貴金属としての価値があります。「純銀」「SILVER」「SV1000」「K24」などの刻印がある物は、貴金属の買取店で、その日の相場に応じた価格で買い取ってもらえます。メッキ製の物は値段がつかないことが多いため、刻印を確認してから査定に出しましょう。
子どものトロフィーやメダルを整理する際は
この章のポイント
- 本人の気持ちを確認する
- 頑張りを認めたうえで手放す
- 成長の記録としてまとめる
子どもがスポーツや習い事でもらったトロフィーやメダルは、親にとっても大切な思い出です。処分する前に、必ず本人の気持ちを確認しましょう。
現役で競技を続けている間は、トロフィーが励みになっていることもあります。引退や卒業、進学など、活動に区切りがついたタイミングで整理を提案すれば、本人も冷静に選びやすくなります。
親が思うほど本人はこだわっていないこともあれば、反対に、親が不要だと思った物を大切にしていることもあります。子どもと一緒に1つずつ振り返り、「あの大会は頑張ったね」と声をかけながら、残す物と手放す物を選ぶと、子どもにとっても良い区切りになります。
独立した子どもの記念品が実家に残っている場合は、勝手に処分せず、本人に連絡して、引き取るか処分するかを決めてもらいましょう。写真に撮って送り、残したい物を選んでもらう方法もあります。
記念品をためこまないための工夫
この章のポイント
- 飾る場所と数の上限を決める
- 新しい物が増えたら古い物を見直す
- 受け取ったらすぐ写真に残す
トロフィーや賞状は、活動を続けるほど増えていきます。あらかじめルールを決めておくと、置き場所に困ることがありません。
- 飾るスペースを「棚1段分」などと決め、そこに収まる数だけを飾る
- 新しいトロフィーをもらったら、古い物を写真に撮って手放す
- もらったその日に、本人と一緒に記念写真を撮っておく
- 賞状は額に入れず、最初からファイルで保管する
- 年度の終わりや卒業、引退などの節目に、まとめて見直す
最近は、大きなトロフィーの代わりに、場所を取らないメダルや小さな盾、賞状のみを贈る大会も増えています。チームや団体の運営に関わっている場合は、記念品の選び方を見直すのも一つの方法です。
故人の表彰品や勲章を整理する際のポイント
この章のポイント
- 家族で形見として残す物を決める
- 勲章や褒章は売買せず大切に保管
- 感謝状や賞状は故人の歩みの記録
遺品整理では、故人が仕事や趣味、地域活動で受けた表彰の品が、まとめて見つかることがあります。
表彰状や感謝状、勤続表彰の盾は、故人がどのように生きてきたかを伝える記録です。すべてを残すのは難しくても、代表的な物を数点選んで、家族で形見として分けたり、写真に撮ってアルバムにまとめたりすれば、故人をしのぶよすがになります。
国から授与された勲章や褒章は、故人の功績をたたえる品です。遺族が大切に保管するのが一般的で、勲記(証書)とあわせて保管しておきましょう。保管が難しい場合は、故人ゆかりの団体や地域の資料館に相談する方法もあります。
処分することに抵抗がある品は、お寺や神社でお焚き上げをしてもらう方法もあります。金属やガラスなど燃えない素材の物は、受け付けていない場合があるため、事前に確認しましょう。
トロフィーや賞状の処分についてよくある質問
トロフィーを捨てると縁起が悪い?
トロフィーや賞状を捨てることが縁起が悪いという決まりはありません。受け取ったときの達成感や経験は、物を手放しても失われません。気になる場合は、写真に残してから、感謝の気持ちを込めて手放しましょう。
賞状は燃えるゴミで出せる?
賞状は紙のため、可燃ゴミや紙ゴミとして出せます。名前や所属が書かれているため、シュレッダーにかけるか、細かく破ってから出すと安心です。
額縁はどうやって捨てる?
額縁は、フレームとガラス(あるいはアクリル)、裏板に分解して、素材ごとに分別します。大きな額縁は、粗大ゴミになる自治体もあります。ガラスは、割れないよう新聞紙で包んで出しましょう。
会社の表彰でもらった記念品を処分してもいい?
個人に贈られた記念品であれば、処分しても問題ありません。会社名や氏名が入っている物は、プレートを外すなど、個人情報に配慮して処分しましょう。
さびたり壊れたりしたトロフィーは修理できる?
トロフィーや記念品を扱う専門店では、折れた部分の修理や、プレートの作り直し、メッキの再加工などを受け付けている場合があります。思い入れのあるトロフィーは、処分する前に相談してみましょう。
トロフィーや賞状の処分についてまとめ
この記事のポイントをまとめます。
トロフィーや賞状は、努力の証であり、人生の一場面を刻んだ記念の品です。思い出は写真や記録に残し、物は必要な分だけにすることで、気持ちよく暮らせる空間をつくっていきましょう。
実家の片付けで家族の記念品が見つかったときは、家族で思い出を語り合う機会にしてみてください。