懐中電灯・ランタンの捨て方|何ごみで出す?電池の外し方と充電式・ガス式の注意点

防災用に買った物、キャンプで使った物、景品でもらった物。懐中電灯やランタンは、引き出しや物置、車の中など家のあちこちに散らばりやすい道具です。片付けのときにまとめて出てきて、電池が液漏れしていたり、点かなくなっていたりすることもあります。

知恵袋などのQ&Aサイトでも「懐中電灯は不燃ごみでいいの?」「充電式のライトは電池が外せないけれど、どう捨てる?」「キャンプ用のガスランタンはどう処分する?」「防災用の懐中電灯は何本残せばいい?」といった悩みがよく見られます。

懐中電灯やランタンを捨てるときに一番気をつけたいのは、電池と燃料です。乾電池は外して別に出し、電池が外せない充電式の製品は、不燃ごみに混ぜずに回収の方法を確かめる必要があります。ガスや灯油を使うランタンは、燃料を使い切ってから出すのが基本です。

本記事では、懐中電灯・ランタンの種類ごとの捨て方、電池の外し方と液漏れした電池の扱い、充電式ライトの出し方、ガス式・灯油式ランタンの注意点、防災用に残す数の目安と、増やさない見直し方まで、よくある相談の例を交えて解説します。

この記事を読むと分かること

  • 懐中電灯やランタンは、乾電池を外してから本体を自治体の区分で出す
  • 電池が外せない充電式ライトは、不燃ごみに混ぜず回収方法を確かめる
  • ガス式・灯油式のランタンは、燃料を使い切ってから出す
  • 防災用は置き場所と数を決め、点くかどうかを定期的に確かめる
懐中電灯・ランタンの捨て方|何ごみで出す?電池の外し方と充電式・ガス式の注意点
目次

懐中電灯・ランタンは何ごみ?種類別の捨て方

この章のポイント

  • 乾電池式は電池を外して、本体は不燃ごみか小型家電へ
  • 充電式は電池の扱いを確かめてから出す
  • 燃料を使うランタンは中身を空にしてから出す

懐中電灯やランタンのごみの区分は、住んでいる自治体の分別表で決まります。全国で一律のルールはないため、まず「懐中電灯」「ランタン」「小型家電」といった項目を確認しましょう。自治体のホームページにあるごみ分別辞典や、分別アプリで検索すれば、たいていはすぐに見つかります。

種類区分の例出すときのポイント
乾電池式の懐中電灯・ランタン不燃ごみ、小型家電回収電池を外し、電池は別の区分で出す
充電式(電池が取り外せる物)不燃ごみ、小型家電回収充電池を外し、リサイクル協力店などへ
充電式(電池が内蔵で外せない物)小型家電回収、拠点回収不燃ごみに混ぜず、自治体の案内を確かめる
手回し・ソーラー充電式のライト小型家電回収、拠点回収内蔵の充電池があるか取扱説明書で確かめる
ガスランタン不燃ごみ、金属ごみガス缶を外し、使い切ってから缶を別に出す
灯油ランタン(ハリケーンランタンなど)不燃ごみ、金属ごみ灯油を抜き、芯や燃料タンクの扱いを確かめる

表の区分は一般的な例です。同じ種類でも、自治体によって呼び方や出す日が違うため、最後は分別表で確かめてください。

乾電池式の懐中電灯・ランタン

乾電池で点くタイプは、もっとも手放しやすい物です。電池を抜いてから、本体を不燃ごみや小型家電の回収に出します。金属のボディの物は、金属ごみとして集めている自治体もあります。

2013年に小型家電リサイクル法が施行され、使わなくなった小型の電気製品を回収する自治体が増えました。市役所や家電量販店などに置かれた回収ボックスに入れられる場合は、本体を資源として生かせます。回収ボックスの投入口の大きさに収まるかどうかも確かめておきましょう。

電池を抜き忘れないための確認

懐中電灯は、ふたを開けないと電池が入っているか分かりにくい道具です。片付けで出てきた物は、1本ずつふたを開けて、電池が残っていないか確かめましょう。電池が入ったまま出すと、収集車や処理施設で、ほかの金属に触れて熱を持つおそれがあります。

よくある相談の例

知恵袋などでは、次のような悩みがよく見られます(内容は一般的な相談を要約した例です)。

  • 片付けをしたら懐中電灯が何本も出てきて、どれを残せばよいか分からない
  • 電池が液漏れして、ふたが開かなくなっている
  • 充電式のライトを捨てたいが、電池の外し方が分からない
  • 使わなくなったキャンプ用のガスランタンと、余ったガス缶の扱いに困っている

回答では「点く物から数を決めて残し、ほかは電池を抜いて分別する」「液漏れした電池は素手で触らず、テープで端子をふさいで出す」「外せない充電式は自治体の小型家電回収に相談する」「ガス缶は使い切ってから自治体の出し方に従う」といった声が目立ちます。

電池の外し方と、液漏れした電池の扱い

この章のポイント

  • 外した乾電池は自治体の乾電池回収へ
  • 電池の端子はセロハンテープなどでふさぐ
  • 液漏れした電池は素手で触らない

外した乾電池は、自治体が決めた区分で出します。不燃ごみの日に袋を分けて出す地域、有害ごみとして集める地域、公共施設の回収箱に入れる地域など、出し方はさまざまです。種類別の電池の出し方は電池の捨て方で詳しく紹介しています。

端子をテープでふさいでから出す

電池のプラス極とマイナス極が、ほかの電池や金属と触れると、電気が流れて熱を持つことがあります。出す前に、電池の両端をセロハンテープやビニールテープでふさいでおくと安心です。ボタン電池や充電池も、同じように端子をふさいで出しましょう。

液漏れした電池の取り出し方

長く入れたままにした乾電池は、液漏れして白い粉や結晶が付いていることがあります。漏れた液は皮膚や目に刺激を与えるおそれがあるため、ゴム手袋をはめ、目に入らないよう顔を近づけすぎずに作業しましょう。

電池が固着して抜けない場合は、本体を逆さにして軽くたたく、割りばしなどで少しずつ押し出す、といった方法があります。どうしても抜けないときは、無理にこじ開けず、電池が入ったままであることを自治体の清掃事務所に伝えて、出し方を相談してください。取り出した電池は端子をテープでふさぎ、ビニール袋に入れてから出します。

漏れた液が手に付いたとき

漏れた液が手や皮膚に付いたら、すぐにきれいな水でよく洗い流しましょう。目に入った場合は、こすらずに水で洗い流し、医療機関に相談してください。電池メーカーの各社も、同じように水で洗い流すよう案内しています。

充電式のライトを捨てるときの注意点

充電式の懐中電灯やランタンには、リチウムイオン電池などの充電池が使われています。充電池は、つぶれたり強い衝撃を受けたりしたときに発火することがあり、ごみ収集車や処理施設の火災の原因になっています。不燃ごみに混ぜて出さないことが大切です。

製品のタイプ出し方の例ポイント
充電池が取り外せる物電池を外して、リサイクル協力店の回収箱へ本体は不燃ごみか小型家電回収へ
充電池が内蔵で外せない物自治体の小型家電回収や拠点回収へ対象かどうかを自治体に確かめる
USBで充電するランタン・ヘッドライト内蔵の電池があれば同じ扱い取扱説明書やメーカーの案内を見る
モバイルバッテリーを兼ねたライト充電池を含む製品として扱う電池の膨らみがあれば早めに相談する

取り外せる充電池は、一般社団法人JBRCの協力店(家電量販店やホームセンターなど)に置かれた回収箱で引き取ってもらえることがあります。電池が内蔵で外せない製品の扱いは、自治体によって違うため、分別表や清掃事務所の案内を確かめましょう。

電池を自分で取り出そうとしない

ねじで留められた本体を分解して、内蔵の電池を取り出そうとするのは控えましょう。工具が電池に当たって傷が付くと、発火のおそれがあります。メーカーが電池の交換や回収の窓口を設けていることもあるので、型番を控えて問い合わせるのも一つの方法です。

膨らんだ電池や熱を持つ製品

充電式の製品の本体がふくらんでいる、充電中に熱くなる、においがする、といった様子があるときは、使うのをやめましょう。金属の缶など燃えにくい物の上に置き、早めに自治体や販売店に出し方を相談してください。

ガス式・灯油式ランタンの捨て方

この章のポイント

  • ガスランタンはガス缶を外して、本体と缶を分ける
  • ガス缶は使い切ってから自治体の出し方に従う
  • 灯油ランタンは灯油を抜いてから本体を出す

キャンプや停電のときに使うランタンには、ガスや灯油を燃やすタイプもあります。燃料が残ったまま出すと、収集車の中で火が出るおそれがあるため、本体と燃料を分けて扱いましょう。

ガスランタンとガス缶の扱い

ガスランタンは、カセットガスやアウトドア用のガス缶(OD缶)を取り付けて使います。捨てるときは、まずガス缶を外し、本体は不燃ごみや金属ごみとして出すのが一般的です。ガラスのほやが割れている物は、紙で包んでから袋に入れましょう。

外したガス缶は、火の気のない風通しのよい屋外で中身を使い切ってから、自治体の出し方に従います。穴を開けるかどうかは自治体によって案内が違い、穴を開けずに出すよう求める地域もあるので、分別表で確かめてください。ガス缶やスプレー缶の出し方はスプレー缶の捨て方でも紹介しています。

灯油ランタンの扱い

灯油ランタンは、燃料タンクの灯油を抜いてから本体を出します。抜いた灯油は、ストーブで使い切るか、ガソリンスタンドや販売店に引き取ってもらえないか相談する方法があります。灯油の処分の仕方は灯油の捨て方で詳しくまとめています。

芯に灯油が染み込んでいる場合は、新聞紙や古布に包み、自治体の区分に合わせて出します。灯油の染みた紙や布をまとめて置いておくと、においがこもるので、出す日の直前に包むと安心です。

防災用に残す懐中電灯・ランタンの数の目安

この章のポイント

  • 置き場所を先に決め、場所ごとに1つを基本にする
  • 手で持つライトと、部屋を照らすランタンを組み合わせる
  • 電池の予備は、使う電池の種類にしぼってそろえる

懐中電灯やランタンは、防災の備えとして残しておきたい道具です。いくつ残すかに正解はありませんが、停電した夜にどこで使うかを考えれば、必要な数が見えてきます。

置き場所・使う場面あると便利な目安向いている明かり
寝室(夜中の停電)寝る人の近くに1つ手で持てる懐中電灯
リビング(家族が集まる場所)1つ部屋全体を照らすランタン
玄関・避難の持ち出し袋持ち出し袋に1つ小型で軽いライト・ヘッドライト
トイレ・お風呂必要に応じて1つ置いて使えるランタン
車の中1つ小型のライト

表の数は一般的な家庭を想定した目安です。家族の人数や、家の広さによって必要な数は変わります。両手が空くヘッドライトや、部屋を照らせるランタンを組み合わせると、少ない数でも足りやすくなります。

残す物を選ぶ基準

残す物は、明るさが十分で、手持ちの電池で点く物を優先しましょう。次の条件に当てはまる物から手放すと、迷う時間が短くなります。

  • スイッチを入れても点かない、点いたり消えたりする
  • 電池のふたが閉まらない、割れている
  • 特殊な電池を使い、予備が手元にない
  • 同じような小型ライトが何本も重なっている
  • 暗くて部屋を照らすのに足りない

使う電池の種類をそろえておくと、予備の電池を何種類も買わずに済みます。単3形にそろえるなど、家にある他の防災用品と合わせて選ぶと管理が楽になります。

定期的に点くか確かめる

防災用の懐中電灯は、いざというときに点かないと意味がありません。防災の日や、季節の変わり目など、年に1〜2回ほど見直す日を決めて、点くかどうかと電池の状態を確かめましょう。長く使わない物から電池を抜いておくと、液漏れを防げます。

懐中電灯やランタンを増やさないための習慣

懐中電灯やランタンは、景品やノベルティでもらう機会が多く、気づくと数が増えている道具です。片付けたあとの状態を保つため、次の習慣を取り入れてみましょう。

もらう前に、置き場所があるか考える

景品やおまけの小型ライトは、無料だからと受け取りがちです。決めた置き場所がすでに埋まっているなら、受け取らないのが一番の片付けになります。

新しく買ったら古い物を1つ手放す

より明るいランタンや、充電式の便利なライトを買ったときは、役目が重なる古い物を1つ手放しましょう。入れ替えを続ければ、総数は増えません。まだ使える物は、家族や知人に譲る、地域のリサイクル拠点に持ち込む、といった方法もあります。

キャンプ用品はまとめて見直す

キャンプ用のランタンは、テントや調理器具と一緒に物置にしまわれていることが目立ちます。キャンプに行かなくなったら、ランタンだけでなく、道具一式をまとめて見直すと、物置の片付けが一度に進みます。

実家の片付けで出てくる懐中電灯

親が暮らす実家を片付けると、引き出しや仏壇の近く、押し入れの奥から、古い懐中電灯がいくつも出てくることがあります。停電に備えて、あちこちに置いておくのは、暮らしの知恵として自然なことです。

親と一緒に、置き場所と数を決める

いきなり「全部捨てよう」と提案したら、親の反発を招きやすくなります。「寝室と玄関に1つずつ、点く物を残そう」と、置き場所と数を一緒に決めると、話が進みやすくなります。高齢の親には、スイッチが大きく、軽くて持ちやすいライトを残すと、夜中にも使いやすくなります。

電池の液漏れと中身を確かめる

実家から出てきた古い懐中電灯は、何年も電池が入ったままになっていることがあります。ゴム手袋をはめて1本ずつふたを開け、液漏れの有無を確かめてから分別しましょう。片付けを嫌がる親への声かけのコツは義実家の片付けの進め方でも紹介しています。

懐中電灯・ランタンの処分についてよくある質問

懐中電灯は不燃ごみで出していい?

電池を外せば、不燃ごみや金属ごみとして出せる自治体が目立ちます。小型家電の回収ボックスに入れられる地域もあるため、住んでいる地域の分別表で確かめてください。

電池が入ったまま捨てるとどうなる?

電池がほかの金属と触れて熱を持ち、収集車や処理施設で火が出るおそれがあります。出す前に必ず電池を外し、端子をテープでふさいでから、電池は別の区分で出しましょう。

充電式のライトは電池が外せないけれど、どう捨てる?

自治体の小型家電回収や拠点回収で受け付けていることがあります。不燃ごみに混ぜず、分別表や清掃事務所の案内を確かめてください。メーカーが回収の窓口を設けていることもあります。

液漏れした懐中電灯はそのまま捨てていい?

ゴム手袋をはめて、取り出せる電池は取り出し、端子をふさいで別に出します。電池が固着して抜けない場合は、無理にこじ開けず、自治体に出し方を相談してください。

使わなくなったガスランタンはどう処分する?

ガス缶を外し、本体は不燃ごみや金属ごみとして出すのが一般的です。ガス缶は火の気のない屋外で使い切ってから、自治体の決めた出し方に従いましょう。

懐中電灯・ランタンの捨て方についてまとめ

懐中電灯やランタンは、家のあちこちに散らばりやすく、片付けのたびに電池の液漏れや点かない物が見つかる道具です。電池と燃料を分けて安全に出し、防災用に残す数と置き場所を決めておけば、いざというときにも慌てずに済みます。

ポイント

  • 懐中電灯やランタンの区分は自治体の分別表で確かめる
  • 乾電池式は電池を外し、本体は不燃ごみか小型家電回収へ出す
  • 外した電池は端子をテープでふさぎ、自治体の区分で出す
  • 液漏れした電池はゴム手袋をはめて扱い、抜けないときは自治体に相談する
  • 電池が外せない充電式は不燃ごみに混ぜず、小型家電回収などを確かめる
  • ガスランタンはガス缶を外して使い切り、灯油ランタンは灯油を抜いてから出す
  • 防災用は置き場所ごとに1つを基本にし、年に1〜2回点くか確かめる
  • 景品のライトは受け取る前に置き場所を考え、買い替えたら古い物を手放す

懐中電灯の片付けは、防災用品全体を見直すきっかけにもなります。電池や照明器具もあわせて点検してみてください。

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この記事を書いた人

私の実家はいわゆるゴミ屋敷です。
私の母は物への執着が強く、その結果、私の実家は物で溢れていました。この環境で育った私は、物に囲まれた生活のストレスを経験し、物への執着を手放すことが重要だという価値観になりました。
「手放しのススメ」では、物質的な執着を手放し、シンプルな生活を目指す旅を共有します。
一緒に、もっとシンプルで心地よい生活を目指しましょう。

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