紙袋の捨て方|何ごみ?たまった紙袋を減らす目安と収納のコツ

デパートで買い物をしたとき、手土産をもらったとき、通販の商品が紙袋に入って届いたとき。丈夫できれいな紙袋は「何かに使えそう」と取っておきたくなり、クローゼットのすき間や棚の上に、気づけば何十枚もたまっていきます。

知恵袋などのQ&Aサイトでも「紙袋は資源ごみ?燃えるごみ?」「ブランドのショッパーは捨てるのがもったいない」「紙袋は何枚くらい取っておけばいい?」といった悩みがよく見られます。

紙袋は、古紙の「雑がみ」として資源回収に出せる自治体が目立ちます。とはいえ持ち手のひもや、表面のビニール加工があると扱いが変わるため、出す前の簡単な仕分けが欠かせません。枚数の上限を決めておけば、紙袋は増えなくなります。

本記事では、紙袋の捨て方と分別のポイント、資源にならない紙袋の見分け方、ブランドのショッパーの手放し方、残す枚数の目安、すっきり見える収納のコツ、紙袋を増やさない習慣まで、よくある相談の例を交えて解説します。

この記事を読むと分かること

  • 紙袋は雑がみとして資源回収に出せる自治体が目立つ
  • ビニール加工やアルミ加工の紙袋は可燃ごみになることがある
  • 残す枚数はサイズ別に上限を決め、入れ物1つ分に収める
  • 買い物のときに断る習慣で、紙袋は増えなくなる
紙袋の捨て方|何ごみ?たまった紙袋を減らす目安と収納のコツ
目次

紙袋は何ごみ?捨て方の基本

この章のポイント

  • 普通の紙袋は雑がみとして資源回収へ
  • 持ち手のひも・金具・ビニールは外して分別
  • 汚れや加工がある紙袋は可燃ごみ

紙袋のごみの区分は、住んでいる自治体の分別表で確認しましょう。紙袋は古紙の中でも「雑がみ(その他の紙)」に入ることが目立ち、新聞や段ボールとは別の区分で集めている自治体もあります。

紙袋の種類区分の例出すときのポイント
普通の紙袋(茶色・白の紙袋)雑がみ、古紙たたんで雑がみと一緒にまとめる
持ち手がひも・リボンの紙袋袋は雑がみ、ひもは可燃ごみひもを引き抜くか、はさみで切って外す
表面がつるつるのビニール加工の紙袋可燃ごみ、雑がみ自治体によって扱いが分かれる
内側がアルミの保冷用の紙袋可燃ごみアルミと紙がはがせない物は資源にならない
油や食べ物で汚れた紙袋可燃ごみ汚れた紙は再生紙の原料にならない
防水加工・ろう引きの紙袋可燃ごみ水をはじく加工は資源回収の対象外が目立つ

古紙の再生では、紙を水に溶かしてほぐす工程があります。ビニールやアルミ、ろうなどが付いた紙は水に溶けにくく、再生紙の品質を下げる原因になります。公益財団法人古紙再生促進センターでも、こうした紙を「禁忌品」として古紙回収に混ぜないよう呼びかけています。

持ち手と金具の外し方

紙袋の持ち手には、紙をねじったひも、布やナイロンのひも、リボン、プラスチックの持ち手など、さまざまな種類があります。紙をねじった持ち手で、袋にのりで貼り付けてある物は、そのまま雑がみとして出せる自治体が目立ちます。

布やナイロンのひもは、結び目をほどくか、はさみで切って引き抜きましょう。穴のまわりに金属のハトメが付いている紙袋は、ハトメの部分だけ切り取って不燃ごみに分けると、残りの紙を資源にできます。手間がかかりすぎる物は、無理をせず可燃ごみとして出してもかまいません。

雑がみとしてまとめる方法

紙袋は、雑がみをまとめる入れ物としても役立ちます。お菓子の箱、封筒、包装紙、メモ用紙などの雑がみを紙袋に入れ、口を折って出す方法を案内している自治体は珍しくありません。紙袋を捨てる日と、雑がみを出す日を同じにすれば、たまった紙袋が一度に片付きます。

古紙の回収日は、月に1〜2回など回数が少ない地域もあります。回収日を逃すと次まで紙袋が部屋に残るので、カレンダーに書き込んでおきましょう。家族にも回収日を共有しておくと、自分が出し忘れた日も代わりに出してもらえます。スーパーや自治会の古紙回収ボックスを利用できる地域もあります。

よくある相談の例

知恵袋などでは、次のような悩みがよく見られます(内容は一般的な相談を要約した例です)。

  • 紙袋がクローゼットの奥に100枚近くたまっていて、どこから手を付ければよいか分からない
  • きれいなブランドの紙袋を捨てるのは罪悪感がある
  • 家族が紙袋を捨てさせてくれない
  • 紙袋を何枚残せば足りるのか基準が知りたい

回答では「サイズ別に数を決めて、あとは雑がみで出す」「ブランドのショッパーは欲しい人に譲るかフリマアプリに出す」「使う予定を聞いて、家族と上限を決める」といった声が目立ちます。

紙袋がたまってしまう理由

この章のポイント

  • 丈夫できれいで「まだ使える」と感じる
  • ブランドのロゴがもったいなく思える
  • 使う予定がはっきりしないまま取っておく

紙袋がたまるのは、物を大切にする気持ちがあるからこそです。紙袋は1枚ずつは薄く、場所を取らないように見えるため、取っておくことへの抵抗が小さい物でもあります。

問題になるのは、入ってくる枚数に対して、使う枚数が少ないことです。人に物を渡すとき、ごみをまとめるときなど、紙袋の出番は思ったほど多くありません。入ってくる量と出ていく量の差が、そのまま押し入れや棚のすき間にたまっていきます。

紙袋を長く置いておくデメリット

紙は湿気を吸いやすく、押し入れや床の近くに長く置いた紙袋は、においやカビの原因になることがあります。紙袋を重ねたすき間は暗くて暖かいため、虫が入り込む場所にもなりがちです。

何十枚もの紙袋を重ねて置くと、地震のときに崩れて通路をふさぐこともあります。必要な分だけを決まった場所に置き、残りは手放すことが、部屋の安全のためにも大切です。

ブランドのショッパーの手放し方

デパートや高級ブランドの紙袋(ショッパー)は、厚みがあってデザインもよいため、ほかの紙袋よりも手放しにくい物です。捨てるのに抵抗があるときは、次の方法を検討してみましょう。

方法向いている紙袋注意点
フリマアプリで売る人気ブランドで傷や汚れのないショッパー送料や手数料で手元にほとんど残らないこともある
知人や家族に譲る手土産やプレゼントに使える大きさの物相手が必要としているか先に聞く
地域の掲示板やリサイクル拠点に出す状態のよい紙袋をまとめて受け付けているかは事前に確認する
自宅で使う分だけ残すお気に入りの数枚残す枚数を決めてから選ぶ

フリマアプリでは、人気ブランドのショッパーが出品されていることがあります。もっとも、折り目や汚れがある物は売れにくく、売れても送料を差し引くと少額になることが目立ちます。売るための手間をかけるかどうかは、枚数と状態を見て判断しましょう。

ブランド品を売るときは箱と一緒に

バッグや財布などのブランド品をリサイクルショップや買取店に売る予定があるときは、購入時の箱や保存袋、ショッパーがそろっていると、査定で評価されることがあります。売る予定の品物がある場合は、その品物と一緒に保管しておき、それ以外のショッパーは手放してかまいません。

残す紙袋の枚数の目安

この章のポイント

  • 使う場面を書き出してから枚数を決める
  • サイズは大・中・小の3つに分ける
  • 入れ物1つ分を上限にする

紙袋を残す枚数に正解はありませんが、使う場面から逆算すれば、必要な数が見えてきます。

使う場面あると便利な枚数の目安向いているサイズ
人に物を渡す・お裾分け2〜3枚小・中
手土産を持っていく1〜2枚中(無地か上品なデザイン)
雑がみや古紙をまとめる1〜2枚大
引っ越しや衣替えの一時的な仕分け必要なときに追加でもらう大
実家への荷物の持ち運び1〜2枚大(持ち手が丈夫な物)

表の枚数は一般的な家庭を想定した目安です。合計しても10枚前後で足りる家庭がほとんどで、何十枚も取っておく必要はありません。お裾分けや手土産の機会が多い家庭は、少し多めにしても大丈夫です。

残す紙袋の選び方

残す紙袋は、底がしっかりしていて、持ち手が丈夫な物を優先しましょう。次の条件に当てはまる物から手放すと、迷う時間が短くなります。

  • 角がつぶれている、しわが目立つ
  • 持ち手がはがれかけている
  • においが付いている、シミがある
  • ロゴが大きく、人に渡すと宣伝のように見える
  • サイズが中途半端で出番がない

手土産に使う紙袋は、無地や落ち着いたデザインの物が使いやすいといわれます。お店のロゴが大きく入った紙袋は、その店の品物を渡すときに使うか、自宅用と割り切りましょう。

紙袋をすっきり収納するコツ

紙袋は、置き場所と入れ物を決めると管理が楽になります。収納のポイントは「たたむ」「立てる」「サイズで分ける」の3つです。

ファイルボックスに立てて収納する

たたんだ紙袋を、ファイルボックスに立てて入れる方法は、収納の定番です。サイズ別に並べると、使いたい大きさがひと目で分かり、上から取り出せます。ファイルボックス1つに収まる分を上限にすれば、増えすぎにも気づけます。

一番大きな紙袋にまとめる

専用の入れ物を用意しなくても、手持ちの紙袋で一番大きく丈夫な物を「紙袋入れ」にする方法もあります。その中に入りきらなくなったら、古い物や使わない物から手放します。中身が見えにくいので、サイズ順に並べて入れると取り出しやすくなります。

キッチンや玄関など使う場所の近くに置く

紙袋の置き場所は、使う場面の近くが便利です。お裾分けに使うならキッチンの近く、ごみをまとめるなら古紙置き場の近く、外出時に使うなら玄関の収納に置いておくと、出し入れの手間が減ります。食器棚やキッチン収納のすき間を活用するアイデアはミニマリストの食器棚の代わりでも紹介しています。

紙袋を増やさないための習慣

紙袋の片付けで一番効果があるのは、家に入ってくる枚数を減らすことです。片付けたあとの状態を保つため、次の習慣を取り入れてみましょう。

買い物のときに「袋はいりません」と伝える

2020年7月から、プラスチック製の買物袋(レジ袋)の有料化が全国で始まりました。環境省や経済産業省が案内しているとおり、有料化の対象はプラスチックの袋で、紙袋は含まれていません。それでも、紙袋を有料にしたり、必要かどうかを聞いてくれたりする店が増えています。

エコバッグを持ち歩き、レジで「袋はいりません」と伝えるだけで、紙袋が入ってくる機会はぐっと減ります。デパートでは、商品をテープで留めるだけにしてもらえることもあります。

通販の紙袋はその日のうちに仕分ける

通販の商品が紙袋で届いたときは、開けたその日に「残すか、雑がみに出すか」を決めましょう。残す紙袋の枚数がすでに上限に達しているなら、新しい物を残して古い物を出す、という入れ替えを続ければ、総数は増えません。

定期的に見直す日を決める

衣替えの時期や、年末の大掃除のタイミングで、紙袋入れの中身を見直す習慣をつけると、増えすぎを防げます。年に2回程度でも、見直す日を決めておくと、気づいたら100枚という状態にはなりにくくなります。

捨てる前に考えたい紙袋の使い道

まだきれいな紙袋を手放すのに気が引けるときは、家の中で役目を与えてから使い切る方法もあります。使い道を決めた分だけを残し、それ以外は資源に出すのがコツです。

使い道やり方ポイント
雑がみ入れキッチンやリビングに置き、紙ごみをためるいっぱいになったら袋ごと資源回収へ
衣替えの一時置き季節外れの服や小物を仮に入れておく長期保管には向かないので、仮置きにとどめる
子どもの作品の仮保管学期ごとの作品をまとめて入れる保管する期間を決めて見直す
引き出しの仕切り底の部分を切り取って箱として使う汚れたら気軽に取り替えられる
フリマアプリの梱包小物を発送する際の緩衝材や包装に使うロゴが目立つ物は裏返して使う

紙袋は湿気に弱く、長く使うと底が抜けやすくなります。衣類や大切な物を何年も入れておく収納には向かないため、使い道はあくまで一時的な物にとどめ、長く保管したい物はふた付きの収納ケースに移しましょう。子どもの作品の整理の仕方は子どもの作品の片付け方でも紹介しています。

実家にたまった紙袋の片付け

親が暮らす実家を片付けると、押し入れや納戸から大量の紙袋が出てくることがあります。紙袋を大切に取っておく習慣は、物を無駄にしないよう暮らしてきた世代には自然なことです。

親の気持ちを尊重しながら減らす

いきなり「全部捨てよう」と提案したら、親の反発を招きやすくなります。「よく使うサイズだけ残そう」「この箱に入る分にしよう」と、残す基準を一緒に決めると、話が進みやすくなります。片付けを嫌がる親への声かけのコツは義実家の片付けの進め方でも紹介しています。

紙袋の中身を確認してから出す

実家の紙袋の中には、書類や写真、現金、通帳などがしまわれていることがあります。中身を確認せずにまとめて捨てると、大切な物まで手放してしまう恐れがあります。1枚ずつ逆さにして中身を出し、空になったことを確かめてから資源に出しましょう。

紙袋の処分についてよくある質問

紙袋は燃えるごみで出してもいい?

燃えるごみとして受け付ける自治体もありますが、資源として出せる紙袋を燃えるごみにするのはもったいないことです。普通の紙袋は雑がみとして出し、ビニール加工や汚れがある物だけを燃えるごみにする分け方が目安です。

紙袋の持ち手は外さないとだめ?

紙をねじった持ち手で、のりで付いている物はそのまま出せる自治体が目立ちます。布やナイロンのひも、プラスチックの持ち手は外して、自治体の区分に合わせて出しましょう。

ビニール加工の紙袋の見分け方は?

表面がつるつると光っていて、破ろうとしても裂けにくい紙袋は、ビニール加工がされている可能性があります。破った断面に薄いフィルムが見える物も加工品です。迷ったら、自治体の分別表に従いましょう。

紙袋をごみ袋の代わりに使える?

雑がみをまとめる袋としては便利です。生ごみなど水分を含むごみは、紙袋が破れたり、においが漏れたりするので、自治体の指定袋を使いましょう。

大量の紙袋を一度に出しても大丈夫?

資源回収の日にまとめて出す分には問題ありませんが、量が多いときは、ひもで十文字にしばるなど自治体の出し方に従ってください。古紙回収ボックスやスーパーの回収拠点を使う方法もあります。

紙袋の捨て方についてまとめ

紙袋は1枚ずつは小さくても、たまると収納を圧迫し、湿気や虫の原因にもなります。資源として出せる物は雑がみへ、加工や汚れがある物は可燃ごみへ分けて、枚数を決めて残すだけで、片付けはぐっと楽になります。

ポイント

  • 普通の紙袋は、雑がみ(古紙)として資源回収に出せる自治体が目立つ
  • ビニール加工・アルミ加工・防水加工・汚れのある紙袋は可燃ごみになることがある
  • 布やナイロンのひも、金属のハトメは外してから紙の部分を資源に出す
  • 紙袋は雑がみをまとめる入れ物としても使える
  • ブランドのショッパーは、譲る・フリマアプリに出す・お気に入りだけ残すから選ぶ
  • 残す枚数は使う場面から逆算し、10枚前後を目安にサイズ別で決める
  • ファイルボックスなど入れ物1つ分を上限にし、立てて収納する
  • 買い物で袋を断り、届いた紙袋はその日のうちに仕分ける

紙袋の片付けは、収納全体を見直すきっかけにもなります。押し入れやクローゼットのすき間が空いたら、ほかの収納用品も見直してみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

私の実家はいわゆるゴミ屋敷です。
私の母は物への執着が強く、その結果、私の実家は物で溢れていました。この環境で育った私は、物に囲まれた生活のストレスを経験し、物への執着を手放すことが重要だという価値観になりました。
「手放しのススメ」では、物質的な執着を手放し、シンプルな生活を目指す旅を共有します。
一緒に、もっとシンプルで心地よい生活を目指しましょう。

目次