着なくなった服はどこに持っていく?無料で回収してくれるお店と自治体の古着回収

クローゼットを整理して出てきた、もう着ない服。まだ着られるのに燃えるゴミに出すのはもったいない、でもリサイクルショップに持っていくほどでもない。そんなとき、服を無料で回収してくれるお店や自治体の仕組みがあるのをご存じでしょうか。

Yahoo!知恵袋にも「着なくなった服はどこに持っていけばいい?」「ユニクロの回収ボックスは他のブランドの服も入れていい?」「古着を寄付したいけど、どこが受け付けている?」といった質問が数多く寄せられています。

環境省の推計では、家庭から手放される衣類は年間約51万トンにのぼり、その約7割が焼却などで処理されているとされています(環境省「衣類の資源循環システム構築に向けた現状」)。店舗の回収ボックスや自治体の古布回収を利用すれば、手放した服を資源として活かせるうえに、ゴミ出しの手間も減らせます。

本記事では、服を回収しているお店の種類と特徴、自治体の古布回収の出し方、寄付や買取で服を活かす方法、回収に出す前の注意点まで、知恵袋に寄せられた声を交えて詳しく解説します。

この記事を読むと分かること

  • 服を無料で回収しているお店の種類と、他社ブランドを受け付けるかの違い
  • 自治体の古布・古着回収の出し方と、出せない衣類
  • 寄付・買取・フリマアプリなど服を活かす方法の比較
  • 回収ボックスに入れる前に確認したいポイントと注意点
着なくなった服はどこに持っていく?無料で回収してくれるお店と自治体の古着回収
目次

着なくなった服を手放す方法の全体像

この章のポイント

  • 店舗の回収ボックスは無料で手軽
  • 自治体の古布回収も無料が多い
  • 状態のよい服は買取や寄付で活かせる

着なくなった服の手放し方は、大きく分けて次の6つがあります。服の状態や手間のかけ方に合わせて選びましょう。

方法費用・収入の目安向いている服
アパレル店舗の回収ボックス無料(クーポンがもらえる店も)着古した服、ブランドを問わない服(店舗による)
自治体の古布・古着回収無料洗濯済みで乾いた衣類全般
寄付(NPO・支援団体)送料程度(回収キット型は3,300円〜)まだ着られる状態の服
古着買取店・リサイクルショップ数円〜数千円程度の収入ブランド品、流行の服、状態がよい服
フリマアプリ相場によっては高値も人気ブランド、未使用品、子ども服のセット
自治体の可燃ゴミゴミ袋代のみ汚れや破れがひどく再利用できない服

知恵袋に寄せられた声

Yahoo!知恵袋には、次のような質問と回答が見られます。

  • 45Lのゴミ袋3つ分の服を捨てるのは罪悪感があり、リサイクルできる方法を探している
  • 古着買取店に持ち込んだら、ほとんど値段がつかず1袋で数十円だった
  • ユニクロの回収ボックスに他のブランドの服を入れてもいいのか迷っている

回答では「値段がつかない服は店舗の回収ボックスや自治体の古布回収が手軽」「回収ボックスは店舗ごとに受け付けるブランドが違うので確認を」「子ども服は寄付やフリマで喜ばれる」といったアドバイスが目立ちました。

服を回収しているお店と特徴

この章のポイント

  • 自社製品だけを受け付ける店が多い
  • 他社製品も受け付ける店もある
  • クーポンなどの特典は時期によって変わる

衣料品を扱うお店の中には、着なくなった服を店頭の回収ボックスで受け付けているところがあります。回収された服は、リユース(古着として再販売や寄付)やリサイクル(繊維の原料や燃料)として活用されます。

お店の種類受け付ける服の例特徴
ユニクロ・GU自社で販売した衣料品回収した服は難民支援などの寄付やリサイクルに活用される
無印良品自社で販売した衣料品など回収した衣料品の一部は染め直しなどで再商品化される
H&Mブランドを問わない衣類・布製品他社製品も受け付ける、時期によってクーポン配布も
一部のショッピングセンター・スーパーブランドを問わない衣類が多い期間限定の回収キャンペーンとして実施されることも

受け付ける服の条件や特典の内容は、時期や店舗によって変わることがあります。持ち込む前に、各社の公式サイトで最新の条件を確認しておきましょう。

自社製品のみ受け付ける店に持ち込むときは

ユニクロやGU、無印良品など、自社製品のみを回収対象としている店では、他社ブランドの服を回収ボックスに入れることはできません。服のタグでブランドを確認し、対象の服だけを持ち込みましょう。対象外の服を入れてしまうと、店舗側で処分の手間がかかり、回収サービスの継続にも影響します。

ブランドを問わず受け付ける店を活用する

H&Mなど、ブランドを問わずに衣類を受け付けているお店であれば、手持ちの服をまとめて持ち込めます。下着や靴下、タオルなどの布製品も対象としている場合があり、1枚だけ残った靴下や穴の開いたタオルなども資源として活かせます。

自治体の古布・古着回収を利用する

この章のポイント

  • 資源ゴミとして無料で回収する自治体が多い
  • 雨の日は出さないのがルール
  • 汚れた服や濡れた服は可燃ゴミへ

ほとんどの自治体では、衣類を「古布」「古着」として資源ゴミの日に回収しています。回収された衣類は、中古衣料として海外へ輸出されたり、ウエス(工業用の雑巾)や車の内装材などの原料になったりします。

古布回収の一般的な出し方

  • 洗濯して乾かした状態で出す
  • 透明か半透明の袋に入れて口を縛る
  • 回収日の朝、決められた集積所に出す
  • 雨の日は濡れると再利用できなくなるため出さない(次の回収日に回す)

自治体によっては、公民館やスーパーなどに古布の回収ボックスを常設しているところもあります。住んでいる地域のゴミ分別表やホームページで確認しましょう。

大量の衣類を一度に出すと、集積所があふれて近所の迷惑になったり、回収しきれずに残されたりすることがあります。1回に出せる袋の数に上限を設けている自治体もあるため、衣替えなどでまとめて手放す場合は、数回に分けて出すか、清掃工場やリサイクルセンターへの持ち込みを検討しましょう。

古布回収に出せない衣類

古布回収では、再利用が難しい衣類は受け付けていないのが一般的です。次のような衣類は、可燃ゴミとして出しましょう。

  • 汚れやシミ、においがひどい衣類
  • 濡れている、カビが生えている衣類
  • ペンキや油が付着した作業着
  • ダウンジャケットや布団など、中綿が入った物(自治体による)
  • 革製品、ゴム製品、着物の帯など素材が特殊な物(自治体による)

回収された服はどうなる?

この章のポイント

  • 着られる服は古着として再利用
  • 着られない服は繊維の原料や燃料に
  • 回収先によって活用方法が異なる

回収ボックスや自治体の古布回収に出した服が、回収後にどのように活用されているのかを知っておくと、安心して手放せます。

活用方法内容主な行き先
リユース(再使用)選別して古着として再販売や寄付をする国内の古着店、東南アジアやアフリカなどの海外市場、難民キャンプ
マテリアルリサイクル布を裁断してウエス(工業用雑巾)や反毛(繊維をほぐした綿)にする工場の清掃用、車の内装材、断熱材
ケミカルリサイクル化学的に分解して新しい繊維の原料にするポリエステルなどの再生繊維
サーマルリサイクル燃料として熱エネルギーを回収する固形燃料(RPF)など

ユニクロやGUの回収では、着られる服は難民支援などのために寄付され、着られない服は燃料や繊維の原料としてリサイクルされています。自治体の古布回収でも、回収業者が状態ごとに選別し、再利用できる物は海外へ輸出されるのが一般的です。

とはいえ、濡れた服やカビの生えた服が混ざると、ほかの服まで再利用できなくなってしまいます。回収に出す服は、洗濯して十分に乾かしておくことが、リサイクルを成り立たせるための大切なマナーです。

寄付で服を活かす

この章のポイント

  • 国内外の支援団体が受け付けている
  • 回収キットを購入する有料の寄付サービスも
  • 受付条件を必ず確認する

まだ着られる状態の服は、支援団体や施設に寄付する方法もあります。自分の服が誰かの役に立つと思えば、手放す罪悪感も軽くなります。

回収キット型の寄付サービス

回収キットを購入して段ボールに古着を詰めて送る寄付サービスもあります。代表的な「古着deワクチン」では、Standardサイズのキットが3,300円で、1キットにつき開発途上国の子どもたちに5人分のポリオワクチンが寄付される仕組みです(古着deワクチン公式サイトより)。費用はかかりますが、自宅から発送できるため手間が少なく、社会貢献にもつながります。

施設や団体に直接寄付する場合

児童養護施設、福祉施設、災害支援団体などが衣類の寄付を受け付けている場合があります。とはいえ、施設によっては必要な物が決まっていたり、衛生面から中古衣類を受け付けていなかったりするため、送る前に必ず問い合わせましょう。事前の確認なしに送りつけると、かえって施設の負担になってしまいます。

買取やフリマアプリで売る

この章のポイント

  • 値段がつくのはブランドや流行の服
  • まとめ売りで手間を減らす
  • 査定前に洗濯とアイロンを

状態のよいブランド品や、購入から年数の浅い服は、古着買取店やフリマアプリで売ることができます。

古着買取店では、ノーブランドの服や流行の過ぎた服は1着数円〜数十円程度になることが多く、ブランド品や人気のアウトドアウェアでなければ高値はつきにくいのが実情です。フリマアプリは自分で価格を決められるものの、撮影や梱包、発送の手間がかかります。子ども服は、サイズごとにまとめてセット販売すれば売れやすい傾向があります。

子ども服やベビー用品の手放し方

この章のポイント

  • 子ども服は短期間で着られなくなる
  • 状態のよい物は譲渡やフリマで需要が高い
  • お下がりの予定がなければ早めに手放す

子ども服は、成長に合わせて1〜2年ほどでサイズが合わなくなるため、あっという間にたまってしまいます。着用期間が短いぶん、状態のよい物が多いのも子ども服の特徴です。

知人や親戚に下の年齢の子どもがいれば、お下がりとして譲るのが最も喜ばれます。フリマアプリでは、「80〜90サイズ女の子10枚セット」のように、サイズや性別ごとにまとめて出品すれば売れやすくなります。子育て支援センターや自治体のリユース事業で、ベビー服や子ども服の譲り合いを行っている地域もあります。

次の子どもの予定がない場合は、「いつか使うかも」と保管し続けるより、状態のよいうちに手放したほうが、必要としている人に活用してもらえます。

手放す服を選ぶときの判断基準

この章のポイント

  • 1年以上着ていない服は手放す候補
  • サイズや似合う色が変わった服
  • 手入れが面倒で着なくなった服

回収に出す服を選ぶときは、次のような基準で見直すと判断しやすくなります。

  • 1年以上一度も着ていない服(季節をひと回りして着なかった服は、今後も着る可能性が低い)
  • サイズが合わなくなった服、体型の変化で着心地が悪くなった服
  • 毛玉や色あせ、首回りのヨレが目立つ服
  • アイロンがけやクリーニングが面倒で、つい避けてしまう服
  • 似た形や色の服が何枚もあり、いつも同じ1枚しか着ていない服

迷う服は、ハンガーを逆向きにかけておき、着たら正しい向きに戻すという方法で、本当に着ているかどうかを数か月かけて確かめるのもおすすめです。季節の変わり目の衣替えは、服を見直す絶好のタイミングです。

回収ボックスに入れる前の注意点

この章のポイント

  • 洗濯して乾かしてから出す
  • ポケットの中身を確認
  • 名前入りの服や制服は個人情報に配慮

服を回収に出す前には、次の点を確認しておきましょう。

  • 洗濯して十分に乾かしておく(湿った服はカビの原因になり、ほかの服も再利用できなくなる)
  • ポケットの中身を確認し、ティッシュやレシート、小銭などを取り出す
  • 子どもの名前が書かれた服や、学校の制服・体操服は、名前の部分を切り取るか、黒く塗りつぶす
  • ボタンやファスナーが壊れている服は、回収先の条件を確認する

学校の制服は、卒業生から譲り受けたいという家庭も多いため、学校のPTAや地域の制服リユースの取り組みに寄付すれば喜ばれることがあります。

服の回収についてよくある質問

ユニクロの回収ボックスに他のブランドの服は入れられる?

ユニクロやGUの回収ボックスは、原則として自社で販売した衣料品のみが対象です。他社ブランドの服は、ブランドを問わず受け付けている店舗や、自治体の古布回収を利用しましょう。

下着や靴下も回収してもらえる?

店舗や自治体によって異なります。ブランドを問わず衣類を受け付ける店舗では、下着や靴下も対象になっている場合があります。自治体の古布回収では、下着を受け付けていないところもあるため確認が必要です。

穴が開いた服や色あせた服も回収に出せる?

リサイクル(繊維の原料化)を目的とした回収であれば、多少の穴や色あせがある服でも受け付けてもらえることが多いです。汚れがひどい服や濡れた服は、可燃ゴミとして出しましょう。

亡くなった家族の服も回収に出していい?

故人の服も、洗濯して乾いた状態であれば、店舗の回収ボックスや自治体の古布回収に出せます。思い出のある服は、写真に撮ったり、数着だけ残したりしてから手放すと後悔が少なくなります。

服を回収に出すベストなタイミングは?

衣替えの時期は、手持ちの服を見直して回収に出すのに適したタイミングです。春夏物は秋口に、秋冬物は春先に見直すと、次のシーズンに着るかどうかを判断しやすくなります。店舗の回収キャンペーンが行われる時期に合わせて持ち込むと、クーポンなどの特典を受けられることもあります。

回収ボックスに入れた服はどのくらいの割合で再利用される?

回収先や服の状態によって異なりますが、着られる状態の服は古着として再利用され、そうでない服も繊維の原料や燃料として活用されるのが一般的です。洗濯して乾いた状態で出すことで、再利用される割合を高められます。

服の回収についてまとめ

この記事のポイントをまとめます。

ポイント

  • 家庭から手放される衣類は年間約51万トン、その約7割が焼却などで処理されている
  • アパレル店舗の回収ボックスは無料で、自社製品のみかブランドを問わないかは店舗で異なる
  • 自治体の古布回収は無料が多く、洗濯して乾いた状態で晴れた日に出す
  • 汚れや濡れのある服、特殊な素材の物は可燃ゴミへ
  • まだ着られる服は寄付で活かせる(回収キット型は3,300円〜)
  • ブランド品や人気の服は買取やフリマアプリで売れることも
  • 回収前にはポケットの中身を確認し、名前入りの服は個人情報に配慮する
  • 故人の服も、写真に残すなどしてから回収に出せば後悔が少ない

着なくなった服は、ゴミとして捨てる以外にも、たくさんの手放し方があります。自分に合った方法を選んで、服を次の役割へつないでいきましょう。

クローゼットの整理とあわせて、服の買い方や持ち方を見直すきっかけにしてみてください。

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この記事を書いた人

私の実家はいわゆるゴミ屋敷です。
私の母は物への執着が強く、その結果、私の実家は物で溢れていました。この環境で育った私は、物に囲まれた生活のストレスを経験し、物への執着を手放すことが重要だという価値観になりました。
「手放しのススメ」では、物質的な執着を手放し、シンプルな生活を目指す旅を共有します。
一緒に、もっとシンプルで心地よい生活を目指しましょう。

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