喪服の処分はどうする?捨てるタイミングと買取・供養など5つの手放し方

サイズが合わなくなった喪服、デザインが古くなった喪服、亡くなった親が残した黒紋付の着物。喪服は普段着る機会がないぶん、手放すタイミングも処分の方法もわからず、クローゼットに眠らせたままになりがちです。

Yahoo!知恵袋にも「喪服を普通ゴミで捨てても縁起は悪くない?」「祖母の着物の喪服を処分したい」「喪服は何年で買い替えるもの?」といった相談が寄せられています。

喪服は、自治体のルールに従って衣類として処分しても問題はありません。状態のよい物は買取や寄付、思い入れのある物は供養という形で手放すこともでき、着物の喪服ならリメイクして別の形で残す方法もあります。

本記事では、喪服を手放すタイミングの目安、洋装・和装それぞれの処分方法と費用、買取で値段がつきやすい喪服の条件、手放した後に備えておきたいことまで、知恵袋に寄せられた声を交えて解説します。

この記事を読むと分かること

  • 喪服を手放す・買い替えるタイミングの目安
  • ゴミ出し・買取・寄付・供養など5つの処分方法と費用
  • 着物の喪服(黒紋付)を手放すときの注意点
  • 喪服を処分した後、急な弔事に備える方法
喪服の処分はどうする?捨てるタイミングと買取・供養など5つの手放し方
目次

喪服を手放すタイミングの目安

この章のポイント

  • サイズが合わなくなったとき
  • デザインや生地が年齢に合わなくなったとき
  • 親の遺品整理で着物の喪服が出てきたとき

喪服には決まった寿命はありませんが、次のようなタイミングで見直す人が多くなっています。

タイミング理由判断のポイント
サイズが合わなくなった体型の変化で着られない試着して、立つ・座る・お辞儀の動作で窮屈でないか
デザインが古くなった肩パッドやスカート丈に時代を感じる20代で買った喪服を40代以降も着るのは難しいことも
生地が傷んだ色あせ・テカリ・虫食いがある黒の深みがなくなると、並んだときに目立つ
着物の喪服を着る機会がない着付けができる人が減った今後着る予定があるかを家族で話し合う

年代に合わせて買い替える人が多い

喪服は一度買えば一生着られると思われがちですが、体型やデザインの変化から、20代・30代・40代以降と年代に合わせて買い替える人が少なくありません。若い頃に買ったタイトなシルエットの喪服は、年齢を重ねると着にくくなることがあります。

急な訃報で慌てないためにも、年に一度、衣替えのタイミングなどに試着しておくと安心です。

知恵袋に寄せられた声

Yahoo!知恵袋には、次のような相談が投稿されています。

  • 母が亡くなり、着物の喪服が3着出てきたが、誰も着付けができない
  • 20年前に買った喪服がきつくなり、処分して買い替えたい
  • 喪服をゴミに出すと、次の不幸を呼び込みそうで怖い

回答では「喪服を捨てても縁起が悪いということはない」「着物の喪服は買取に出しても値段がつかないことが多い」「気になるなら塩でお清めしてから出せばいい」といった意見が寄せられていました。

喪服の処分方法と費用

この章のポイント

  • 自治体の衣類ゴミが最も手軽
  • 状態がよければ買取・寄付も
  • 気持ちの区切りをつけたいなら供養

喪服の処分方法は、次の5つです。

処分方法費用の目安向いているケース
自治体の可燃ゴミ・資源ゴミゴミ袋代のみ傷みがある、思い入れがない
買取・フリマアプリ数百円〜数千円程度の収入ブランド品、状態がよい、購入から年数が浅い
寄付送料程度まだ着られる状態のもの
供養(お焚き上げ)段ボール1箱5,000円〜10,000円程度故人の喪服、思い入れがある
リメイク数千円〜数万円程度着物の喪服を別の形で残したい

自治体のゴミとして出す

喪服は、自治体のルールに従って可燃ゴミや資源ゴミ(古布)として出せます。黒い衣類だからといって特別な分別が必要なわけではありません。

ゴミに出すことに抵抗がある場合は、白い紙で包む、ひとつまみの塩をふってお清めをするなど、気持ちの区切りになる方法を取り入れましょう。喪服を捨てることが不幸を呼ぶという宗教的な根拠はありません。

買取やフリマアプリで売る

喪服は需要が限られるため、買取価格は高くないのが一般的です。ブランドのブラックフォーマルで状態がよく、購入から5年以内程度であれば、フリマアプリで数千円程度で売れることもあります。

着物の喪服(黒紋付)は、家紋が入っているため他の人が着にくく、買取価格はほとんどつかないか、数百円程度になることが多いです。正絹の上質な物でも、査定額は期待しすぎないほうがよいでしょう。

寄付する

まだ着られる状態の喪服は、古着を回収して海外に届ける団体などで寄付として受け付けている場合があります。回収キットを購入して送る方式の寄付サービスでは、1箱3,300円程度の費用がかかるものもあります。受け付けの条件は団体ごとに異なるため、事前に確認しましょう。

供養してから手放す

故人が着ていた喪服や、何度も葬儀に着て思い入れのある喪服は、お寺や神社でお焚き上げをしてもらう方法もあります。郵送で受け付けている寺社もあり、段ボール1箱で5,000円〜10,000円程度が目安です。

着物の喪服(黒紋付)を手放すときの注意点

この章のポイント

  • 家紋入りは買取が難しい
  • 帯や小物も一緒に整理する
  • リメイクで残す方法もある

親や祖母の遺品整理で出てくることの多い着物の喪服には、洋装の喪服とは違う注意点があります。

帯・帯締め・草履など小物も一緒に整理する

着物の喪服は、黒の名古屋帯や帯締め、帯揚げ、草履、バッグなどとセットで保管されていることがほとんどです。着物だけを処分して小物が残ってしまうことがないよう、和箪笥の引き出しをすべて確認し、まとめて整理しましょう。

リメイクして残す

正絹の喪服は、生地そのものは上質な物が多いため、リメイクして残す方法もあります。黒の生地を活かして、日傘やバッグ、ストール、洋服などに仕立て直すことができ、費用は小物なら数千円〜、洋服なら数万円程度が目安です。家紋の部分を切り取って額に入れ、家の記録として残す家庭もあります。

家族や親戚に譲る前に確認すること

着物の喪服を家族や親戚に譲る場合は、家紋が同じかどうかを確認しましょう。女性の喪服に入れる家紋は、実家の紋や嫁ぎ先の紋など地域や家によって考え方が異なり、家紋が違うと着るのをためらう人もいます。

喪服を処分した後に備えておきたいこと

この章のポイント

  • 急な訃報に備えて新しい喪服を準備
  • レンタルという選択肢も
  • 小物はひとまとめにして保管

喪服を手放した後、急な訃報が届いて慌てることのないよう、備えておきましょう。

新しい喪服を用意する

喪服を買い替える場合は、長く着られるように、体型の変化に対応しやすいゆったりめのシルエットや、ウエストがゴム仕様のデザインを選ぶのがおすすめです。価格は百貨店のブラックフォーマルで3万円〜10万円程度、量販店では1万円〜3万円程度が目安です。

喪服レンタルを利用する

喪服を着る機会が少ない場合や、保管場所を減らしたい場合は、喪服レンタルを利用する方法もあります。洋装の喪服はバッグや数珠などの小物込みで5,000円〜1万5,000円程度、着物の喪服は着付け込みで1万5,000円〜3万円程度で借りられるサービスが多く、最短で翌日に届くネットレンタルもあります。

数珠・袱紗・バッグは一か所にまとめる

喪服を処分しても、数珠や袱紗、黒のバッグ、黒のストッキングなどの小物は残しておくと、いざというときに慌てずに済みます。小物は一つの箱やバッグにまとめて保管しておきましょう。

喪服の処分についてよくある質問

喪服を普通のゴミに出すと縁起が悪い?

喪服をゴミに出すことが縁起が悪いという宗教上の決まりはありません。気になる場合は、塩でお清めをしてから出す、お焚き上げを依頼するなど、気持ちの区切りになる方法を選びましょう。

亡くなった親の喪服を自分が着てもいい?

サイズが合えば問題ありません。着物の喪服は家紋が入っているため、実家の家紋であれば娘が着ることは自然なことです。気になる場合は、年長の親族に相談してみましょう。

喪服は何年くらい着られる?

保管状態がよければ10年以上着られますが、体型やデザインの変化で着られなくなることが多いです。年に一度は試着して、サイズや生地の状態を確認しておきましょう。

喪服は黒のスーツで代用できる?

急な通夜であれば、黒や濃紺のスーツでも失礼にはあたらないとされています。葬儀・告別式には、光沢のない深い黒の喪服を着るのが一般的なマナーです。

喪服の処分についてまとめ

この記事のポイントをまとめます。

ポイント

  • 喪服はサイズ・デザイン・生地の傷みを基準に見直す
  • 年代に合わせて買い替える人も少なくない
  • 自治体のルールに従って衣類として処分しても問題はない
  • ブランドの喪服は状態がよければフリマで数千円程度で売れることも
  • 着物の喪服は家紋入りのため買取価格はほとんどつかない
  • 思い入れのある喪服はお焚き上げ(段ボール1箱5,000円〜10,000円程度)も選べる
  • 正絹の着物の喪服はリメイクして残す方法もある
  • 処分後は新しい喪服の用意やレンタル(5,000円〜)で急な弔事に備える

喪服は、故人を送る大切な場面で身につける特別な服です。役目を終えた喪服には感謝の気持ちを込めて、自分に合った方法で手放していきましょう。

手放した後も、急な訃報に慌てない準備をしておけば安心です。

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この記事を書いた人

私の実家はいわゆるゴミ屋敷です。
私の母は物への執着が強く、その結果、私の実家は物で溢れていました。この環境で育った私は、物に囲まれた生活のストレスを経験し、物への執着を手放すことが重要だという価値観になりました。
「手放しのススメ」では、物質的な執着を手放し、シンプルな生活を目指す旅を共有します。
一緒に、もっとシンプルで心地よい生活を目指しましょう。

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